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映画監督ジョン・カーペンターの作品についてレビューした文章をまとめました。
以前に下の記事でも書いたように5年前、私は最初の就労移行支援事業所に通所していました(今通っているのは2度目)。そのときに自業自得な行いのせいで散々な目に合ったことも書きました。 自分でも忘れかけていたのですが、事業所を退所することになる前の数か月間、私は事業所の支援スタッフたちを恨んでいました。 通っている事業所に勝手に愛想を尽かして、途中から事業所を変更するつもりで2,3の事業所で見学と面談までしていました。それらの事業所の面談で私が訴えていたのは、いかに利用している
前回からの続きです。 私が最初の就労移行支援で支援員の方々を恨んだのは「2年近くも通所していて就職できない自分」を認めたくなかったからで、私がピアサポートの会で運営スタッフの方々に怒ったのは、「初対面で自分から話の輪に入っていけない自分」を認めたくなかったからです。 誰しも惨めな自分を認めたくない。これは障碍者、健常者に関係なく大げさに言えば人類普遍の真理でしょう。 ただ、当時の自分を正当化するわけじゃありませんが、こうした振る舞いは 自己防衛本能でもあると思います。ひ
ここしばらく就職活動について何も書いていないのと、自身のメンタルの 整理整頓も兼ねて、近況報告しておこうと思います。 まずウェルビーの就労移行支援に通うようになって一か月弱が経ちました。とりあえずここを選んだのは正解だったと思います。 通所人数が少ないわりにスペースが広いので、常に対人スペースを確保できる。ここのセンターは体調が安定しない利用者さんが多いみたいで、平均の通所人数が5人くらい。先日、真冬なみに気温が冷え込んだ時には3人しかいませんでした。 あんまり人数が少な
本日、ユナイテッドシネマで鑑賞。そもそもシネコンにあまり行かないけど ユナイテッドシネマに映画を見に行くのは、10年ぶりぐらいかもしれない。超久しぶりに行ったら館内に券売機が無かった(ネット予約専用の券売機はあり)。なので受付でおねえさんに障碍者手帳を見せて千円で見させて頂く。 ※どうでもいいが、手帳を開いて中を確認する人は結構珍しい。手帳を偽造して安く見ようとする奴とかがいるんだろうか? 予想通りに面白かった。期待したよりちょっとイマイチでも、予想以上に面白いでもなく、こ
朝の4時半。まだ夜が明けないうちに目が覚めた。起きても寒いので、 布団の中で1時間ほど粘ったが、眠りにつけそうもないのでそのまま 起きる。 以前にも時々、こういうことがあった。仕事でひどくストレスや不安を 感じたときに寝付けなかったり、眠りが浅くなったりした。今はそういうことではない。たぶん、単に体も頭も疲れていないから、神様は寝かせてくれないんだろう。 とりあえず部屋で一服する。これだけ体も頭も疲れないと、煙草が美味いのは就労移行支援から帰ってきた時と、こうして起き抜け
3週間弱のバケーション期間が終了。10月までは就労移行支援に通所できないので、とにかく徹底的に自分を楽にしてやるバケーション期間にすると 決めてました。 今回はお金に多少の余裕があったので、やりたいことに散財してもいいと自分自身に許可を出してたんですが、結局、超インドアなASDの宿命と言うべきか、大して金は使えませんでした。東松山の山奥で一日パラグライダーの講習を受けて、1回だけ丘からまともに飛んだのが最大の消費でした(これでも1万円かかってない)。 この3週間はたぶん、
かつてカーペンターは聴衆の前で堂々とこう語っていた。 「映画は娯楽だと思っている。」 しかし、カーペンターの遺言のようにも見ることができるこの短い 映画の中で、悪魔に魅入られたもう一人の映画監督はこう断言する。 「映画は娯楽ではない。」 正直、カーペンターの晩年に作られたテレビシリーズの1篇ということで、 それほど過大な期待はしていなかった。最初に見た時の印象は、 「なるほどカーペンターらしさが出ているし、地味だけどまあまあ面白い ミステリータッチのホラーだな。」とい
カーペンター自身が言うところの黙示録3部作の2作目。 キリスト教の父なる神が実はとんでもない悪魔で、サタンは堕天使ではなく普通に悪魔の息子(暗黒の王子)、で、キリストは神の子ではなく倫理的な宇宙人が地球に派遣したメッセンジャーだった。・・という、かなりトンデモな設定のB級ホラー。 まずこれだけ物語の設定が壮大(なホラ)であるにもかかわらず、映画の 出来事は終始一貫して街の片隅にある教会の内部とその周辺で進行し、結局 そこだけで完結する。この場違いなミニマルさがカーペンター
ココルポート体験通所の最終日。早速、ココルポのオフィスからご近所にあるリンクスという就労移行支援事業所に見学&面談行ってきました。 ほぼ、予備知識無く行ってみたんですが、ここはいわゆる一般的な就労移行支援と比べて少し変わっていました。 責任者の方から渡された訓練の月間スケジュールを見てちょっと驚いたのは、一週間のうち2,3時間を除いてプログラム(講義)やグループワークが一切なく、あとはひたすら利用者が選択した個別訓練を行うというシステムでした。頂いたパンフレットのキャッチ
ジョン・カーペンターのあまりにも瑞々しいデビュー作(内容自体が瑞々しいかは、この際置いておく)。 カーペンター本人は学生時代に監督した「ダークスター」が自身のデビュー作だと言っているし、それはその通りなんだけど、私は「ダークスター」はダン・オバノンとカーペンターの共同監督作だと思っている。 (勿論、カーペンターは全否定)。 私はこの「要塞警察」こそがジョン・カーペンターという映画監督の最初の映画だと思っている。「要塞警察」にはカーペンターがカーペンターであるためのあらゆる
先週の木曜日。遂に勤めていた会社と(たぶん永久に)おサラバしました。 「またそのうちに戻っておいでよ。」とか言う人もいましたが、コンビニ強盗を実行するような状況に陥らない限り、戻ることはないでしょう。なにせ 二年間身を粉にして働いた社員に対して、送別会はおろか部署内での送別セレモニーすらやらない会社ですから。 まだ今日で最終出勤日から三日しか経ってませんが、すでにあの会社に勤めていたのが遠い昔のことのようで、一緒に働いていた連中は完璧に赤の他人です。こういうところがよく言
一応、毎週休日に記事を投稿することをルーティンにしているけど、 先週はあまりの忙しさに投稿をあきらめました。すると何が起こったのか、この二週間に前回私が投稿した2つの記事がスキされまくったんですね。 「就労移行支援に行くべきではなかった話」が21,「就労移行支援に行くべきな人の話」が36のスキをそれぞれもらいました。これまでの私の記事にもらえたスキは平均4~5くらいなので、ま、はっきり言って異常事態です。 勿論、極端に少ないよりは多い方がうれしいんですけど、これまでのスキ獲
前回、私が就労移行支援を利用すべきではなかったという話をしたので、 今回は逆に就労移行支援を利用すべきだという人の話をしたいと思います。 1.前の会社を退職してから間を置かずに利用できる人 学生さんとか初めて就職する人は除きます。ブランク(無職の期間)なし で利用できるのはわりと大きなアドバンテージだと思います。私の場合、 結構大きなブランクがあってから利用したので、無職の状態に脳が慣れて しまっていました。働かないことによる体力の低下を最小限にしておくと いう
10月からの通所を予定しているので、最近は休日を利用して就労移行支援事業所の見学と面談をしています。私の場合今回はどこを利用しても自己負担金は0なので、選ぶポイントは大きく3つです。 1.自宅から徒歩で通えること。 2.施設の利用時間が午前と午後で4時間程度あること。 3.(感覚過敏があるので)施設内の空間が狭すぎず、一定の距離感があること。 これらの条件に合致する所を探しているのですが、大体目途がつきました。 とりあえず今回は、私が最初に就労移行支援を利用したときの
最初に会社の支援員に退職の意思を伝えてから、二週間。ようやく退職が 正式に受理された(別にこの会社が退職を認めないブラック企業というわけじゃなく、なんだかんだ話し合いを続けてるうちにこうなった)。 今回から企業の内定をもらうまで、不定期で私の障碍者枠での就職活動を 過去の就活の記憶も交えながらリポートしていこうと思います。 私は事務経験のない50代のおっさんなので、精神障碍者の就活事例としてはかなり特殊なケースになるかもしれませんが、何らかの参考にでもしていただけたら幸い
(フアンと言っておきながら)私が唯一映画館で、それも公開時にリアルタイムで見たカーペンターの映画。37年前なのでもはや記憶はおぼろげだが 確か、シュワルツェネッガー主演の「ゴリラ」と同時上映だった気がする。 この映画の邦題は「ゴーストハンターズ」だが、「ゴーストバスターズ」にあやかりまくった邦題があまりに陳腐なので、以下、英語題名の日本語訳で 通させてもらう。 カーペンターは基本的に中学生レベルの映画を作る人である(誉め言葉)。 同世代の監督であるスピルバーグは「激突」か