子供に「連帯責任を」と求める大人は個人責任しか負わない
日本における「連帯責任」という単語は、「責任」の意味も明瞭に教えられていない義務教育期によく聞かされる一方で、「責任」を講学上のみならず体験的に分からせられる年齢になる頃には聞かなくなる。
連帯責任の簡便な定義としては、「事案と条理に鑑みて責任を負うべき者が複数名いる場合に、1名の過失を複数名の過失とすること」などとなるだろう。
しかしこの単語を義務教育期によく聞かされている時は、「(事案と条理に鑑みていようがいまいが)1名の過失を複数名の過失とすること」と認識するのではない