ラオス料理を考える

大阪生まれ、富山育ち。仕出し料理、タイ料理屋などで働いた後、アジアを8ヵ月間旅する。2001年にラオスに移住、15年間ラオスで暮らし帰国。料理、映像、トークなどでラオスを伝える巡業イベント「ラオス食堂」を全国各地で開催中。

ラオス料理を考える

大阪生まれ、富山育ち。仕出し料理、タイ料理屋などで働いた後、アジアを8ヵ月間旅する。2001年にラオスに移住、15年間ラオスで暮らし帰国。料理、映像、トークなどでラオスを伝える巡業イベント「ラオス食堂」を全国各地で開催中。

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  • 『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方』サイトの過去記事

    2012年〜19年に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方』サイトに執筆した記事を掲載元の許諾を得て掲載しています。

  • 2024年2月の旅

    コロナを経て4年ぶりにラオスの土地を踏みました

最近の記事

【過去記事】国際経験豊かな首相の登場でラオスの動きが活発に

※本稿は、2017年6月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 =====================================  これまでもレポートしてきたように、2014年から構想を始め昨年ようやく形となった、日本ラオス初の合作映画『ラオス 竜の奇跡』が、6月24日(土)公開される。現在、東京、名古屋、大阪と回り、順次全国ロードショーの予定だ。  そして、先日、東京駅最寄りの商業施設「KITT

    • 【過去記事】若きろう者リーダーに聞いた  ラオスのろう者たちの今

      ※本稿は、2016年6月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 =====================================  これまでラオスに15年間暮らしていたが、日常接することがなく、また、恥ずかしながら、そのこと自体を疑問に思うこともなかった。ラオスの聾(ろう)の人々の存在である。  先日、日本の某大学教授から連絡が舞い込んだ。「研修で来日しているラオス人のろう者が登壇する際に、せっか

      • 【過去記事】日本ラオス初の合作映画「サーイ・ナームライ」がクランクアップ

        ※本稿は、2015年5月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 =====================================  日本ラオス外交関係樹立60周年事業として2014年5月から始動した両国初の合作映画「サーイ・ナームライ」が先日11月29日にクランクアップを迎えた。今回、私はプロデューサーを務めている。  この企画は、映画産業のないラオスに映画を、日ラオス60周年の友好の証として未来

        • 【過去記事】120万円のピアノが売れる   ラオスの音楽事情

          ※本稿は、2015年6月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== お祭り好きのラオス人だが、意外なことに楽器への馴染みは薄く、公立学校にに「音楽」はないという。楽器はまだまだ高額で、一部の富裕層のもの。一方で、富裕層たちは自分たちのステイタス誇示のために楽器を買う。2002年からラオスに住む森さんのラオス音楽事情レポートです。  ラオ

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        • 『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方』サイトの過去記事
          25本
        • 2024年2月の旅
          7本

        記事

          【過去記事】今年で5回目、東京代々木公園でラオスフェスティバル開催!

          ※本稿は、2015年5月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 日本で開催される海外フェスティバルのひとつ「ラオスフェスティバル」が、今年も東京・代々木公演で開催される。前週には同じアジアの国「タイフェスティバル」も開催された。年々来場者を増やしているラオフェスの内容は? とくに今年のラオフェスは日本ラオス外交樹立関係60周年などを記

          【過去記事】今年で5回目、東京代々木公園でラオスフェスティバル開催!

          【過去記事】老人の記憶 インドシナ戦争でラオスに赴いたタイ人元通信兵の物語

          ※本稿は、2015年5月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== インドネシア戦争時、「モン族の悲劇」として多くの犠牲者を出したラオス・サイソンブン特別区にあるローンチェン。10年以上の時が経ち、ラオス政府による大々的なキャンペーン「サイソンブン観光年」によって、地図からも抹消されていたその地に、誰もが足を踏み入れられるようになった。

          【過去記事】老人の記憶 インドシナ戦争でラオスに赴いたタイ人元通信兵の物語

          【過去記事】2015年3月、満を持して新ショッピングセンター  ビエンチャンセンターがオープン!

          ※本稿は、2015年4月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 2015年3月28日、ラオスの首都ビエンチャンに中国資本の巨大ショッピングセンター「ビエンチャンセンター」がオープンした。これを記念して、ビエンチャンのショッピングセンター建設事情をレポートする第2回です。  2012年頃から進められてきたショッピングセンター(以下SC

          【過去記事】2015年3月、満を持して新ショッピングセンター  ビエンチャンセンターがオープン!

          【過去記事】ラオスの首都ビエンチャンの田んぼや空き地がショッピングセンターに変わり始めた

          ※本稿は、2015年4月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 2015年3月28日、ラオスの首都ビエンチャンに中国資本の巨大ショッピングセンター「ビエンチャンセンター」がオープンした。それを記念して、今回と次回の2回にわたり、ビエンチャンのショッピングセンター建設事情をレポートします。  ご無沙汰しています。2013年5月20日振

          【過去記事】ラオスの首都ビエンチャンの田んぼや空き地がショッピングセンターに変わり始めた

          【過去記事】芥子(ケシ)畑を奪われた    ラオスの山の民・モン族たちは今……

          ※本稿は、2013年5月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 山岳民族・モン族の物語  ラオスには100とも200ともいわれる民族が存在するというが、国家は政策において、皆が同じ「ラオ族の兄弟」という意味で、居住区分別に分けた三大ラオ族(山岳、高地、平地)という呼称を造り出した。しかし、公式には言語系列に分類した49民族を発表して

          【過去記事】芥子(ケシ)畑を奪われた    ラオスの山の民・モン族たちは今……

          【過去記事】新しいラオス支援のかたちお金をかけなくてもできることを考える

          ※本稿は、2013年5月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 資金面だけではないソフト面での支援を  ラオスは、親日で穏やかな国民性ということもあって、日本からも多岐にわたる支援プロジェクトが入っており、その活動成果が高く評価されている。しかし近年、隣国のミャンマー人気が、投資や経済分野だけではなく、国際協力の分野でも、財政面での

          【過去記事】新しいラオス支援のかたちお金をかけなくてもできることを考える

          【過去記事】サプリメント・ビジネスの台頭から見えたラオスの若者たちが抱える不安と希望

          ※本稿は、2013年3月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 注目を集めているサプリメント・ビジネス 「日本でも営業しているっていう会社の会員になったんだけど、知ってる?」  知り合いのラオス人Aさんから唐突に尋ねられた。彼女が見せてくれたのは、健康食品・サプリメントのカタログだった。日本語のウェブサイトもあるらしいので覗いてみ

          【過去記事】サプリメント・ビジネスの台頭から見えたラオスの若者たちが抱える不安と希望

          【過去記事】1つのお店でラオス・キープはもちろん、タイ・バーツも米ドルも流通!商品によって支払い通貨が違う、ラオスのお金の話

          ※本稿は、2013年3月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 日常的に2~3種類の通貨が財布に  ラオスでは、様々な通貨が出回っている。まず、自国通貨であるキープ(LAK)。次に隣国タイのバーツ(THB)。そして、世界通貨の米ドル(USD)。これらがほとんどの場所で両替せずそのまま使用できる。  だから、ラオス人(と在住外国人)

          【過去記事】1つのお店でラオス・キープはもちろん、タイ・バーツも米ドルも流通!商品によって支払い通貨が違う、ラオスのお金の話

          【過去記事】「メイド・イン・ラオス」のラム酒をつくる!脱サラしてラオスに渡った団塊世代の日本人

          ※本稿は、2013年2月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。当時、取材を行ったLAODIは、現在、新体制のもと、高品質のラオス産ラム酒を製造・販売されています。 ===================================== 土地を開墾するところから始まった  ラオスの首都ビエンチャン郊外で酒造に携わる日本人たちがいる。南国の日光を一杯に浴びたサトウキビ畑から作られるのは、東南アジア唯一の内陸

          【過去記事】「メイド・イン・ラオス」のラム酒をつくる!脱サラしてラオスに渡った団塊世代の日本人

          【過去記事】復活を遂げるラオス映画海外留学組により、政府検閲の限界に挑戦した作品も!

          ※本稿は、2013年1月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 1988年以降、映画は制作されていなかった  フィルムメーカーを名乗るラオス人青年と出会った。この国には、2004年まで首都にすら映画館がなかった。それは、この国の映画産業は革命により一度姿を消してしまったからだった。そして20年以上の時を経て、海外留学から帰国したクリ

          【過去記事】復活を遂げるラオス映画海外留学組により、政府検閲の限界に挑戦した作品も!

          【過去記事】年越しカウントダウンを「やり直し」でも”気にしない”!ラオスの首都・ビエンチャンの師走

          ※本稿は、2012年12月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 開放的なムードに包まれる12月  ビエンチャンの師走行事は、12月2日、建国記念日から始まる。早朝7時国会議事堂前広場で政府高級官僚が揃い国軍パレードが行われる。そして、この日を境に街中が開放的な雰囲気になる。  というのも、建国記念日の1カ月ほど前から当局による警

          【過去記事】年越しカウントダウンを「やり直し」でも”気にしない”!ラオスの首都・ビエンチャンの師走

          【過去記事】「歴史上、人口1人当たりの爆撃が最も”重い国”」。都市部経済成長の裏で、ラオスが抱える不発弾の苦悩

          ※本稿は、2012年11月に『ザイ・オンライン×橘玲 海外投資の歩き方サイト』に執筆した内容を、掲載元の許諾を得て掲載しています。 ===================================== 不発弾の影響  不発弾除去活動を行う組織(UXO LAO)が発表している10の事実がある。 1.ラオスは、歴史上、人口1人当たりの爆撃が最も重い国である。 2. ラオス国内の村落の25%が不発弾による被害地域だと予測されている。 3. 第二次インドシナ戦争では5

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