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三郎 丸
2024年4月13日 03:18
目を瞑るのが惜しいと思える世界に生まれて耳を塞ぐのが惜しいと思える世界に生まれて物を言わぬあなたと歩く丘の上はこんなにも美しい囀りしかしらぬあなたと過ごす朝はこんなにも穏やかだ血と皮と骨だけで私が出来ていたのならきっと私もそれらと一つに私がここを立ち去った後脳みそだけがちょこんと残される、そんな光景を夢見ながらそんな光景を夢見ながら目を瞑るのも辛いそんな世界に生
2024年4月11日 06:46
掌を壁に足首を曲げ腹が宙吊り肩甲骨が浮かび上がって空に届いた膝が肘に瞼が胸に踵が宙に背中が地面と語り合って血が呼吸の目の前で止まる梨状筋の身体の重さから逃れたようなのが美味い美味いと舌鼓を打つ如何様にも腹を据えていようとこの私の神様はまだ喉仏におれり尾骶骨触ればその昔の母様を思い出しもし恨みもし