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VSCodeのフォーマッタのデバッグ方法

フォーマッタの設定を修正するVSCode右下のフォーマッタを確認する Black Formatterを使いたくない場合は、Command + Shift + P から「ドキュメントのフォーマット…」→「既定のフォーマッタを構成」を選択する Black Formatterの挙動がおかしい場合、Black Formatterの設定ファイルを編集する ログの見方出力ー>右上のセレクトボックスで拡張機能を指定し、ログを見ながら上記の作業をすると、動作しない原因など見つけやすい

    • エンジニアリングマネージャーとしてやること

      指揮者として仕事の方向性、価値と成果を定義づける 1on1で経験学習を促進する本間浩輔. ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 . ダイヤモンド社. Kindle 版. 従業員の声を拾い上げ、公平性をもたらす人事アンケートの結果を参照、またはヒアリング等を行い、現状を把握した後アクションを取る。 デビッド・シロタ. 熱狂する社員 ― 企業競争力を決定するモチベーションの3要素 ウォートン経営戦略シリーズ . 英治出版株式会社. Kindle 版.

      • エンジニアリングマネージャーのしごと

        良いマネージャーとしてチームに良い成果を出してもらうために、日々、毎週、毎月、自分は何をすべきなのかをガイドする本 オリエンテーションスナップショットを作成する チームが目指すべき方向について、自分の見解・上司の見解・自分のチームの見解を明らかにする。 それぞれを比較することで着手すべきことがわかる。 自己紹介をする 情報収集ができるように1on1の環境を整える。 チームが取り組んでいる課題や、それぞれが感じていること、プロジェクトの熱意や障害について聞く 全員と週次

        • 熱狂する社員 ― 企業競争力を決定するモチベーションの3要素

          バブル崩壊後のリストラをきっかけに、会社に尽くし、やりがいを感じる労働観は変化し、無気力な労働者が増えている。 この労働者は、会社に期待しないかわりに、会社に与えすぎることもない。 企業の競争優位の源泉であるヒトの能力を最大化し、社員を鼓舞し、熱狂させるにはどうしたらよいのか。 まず、無気力な労働者が求めているものを理解し、それを与えなければならない。誤解のないように補足すると、動機を与えるのではなく、生来持っている動機を維持し、それを削がないようにするべきである。 筆者の

          コーポレートファイナンス 戦略と実践

          Life of a Company (企業の成長ステージ)企業の70%は設立後5年以内に消滅するため、企業の設立時は銀行は融資に消極的である。 設立時はベンチャーキャピタルに株式を発行して資本を得る。 成長の軌道に乗ったら株式公開を目指し、多額の資金調達ができる状況を確保しておく。 上場せずとも株は売買可能だが、値付けや買い手を見つけることが難しい。 上場後は随時資金ニーズの発生に従って株式市場からの資金調達が可能になる。そのためには継続的に株式市場と対話を行う必要がある。

          コーポレートファイナンス 戦略と実践

          財務3表一体理解法

          財務3表の基礎知識財務3票とは、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)という3つの表を指す。3つの表のつながりを理解することが会計の基本的な理解を促す。 財務3表を作る最も大きな目的は、会社の外の関係者にその会社の事業実態を正しく説明することにある。 BS 右側に会社がどうやってお金を集めてきたか記載され、 左側に集めてきたお金を何に投資したか記載された表。 もっと簡単に言うと、集めてきたお金が、今どういう形に変わって会社の中に存在している

          財務3表一体理解法

          なぜあなたのチームは力を出しきれないのか - パトリック・レンシオーニ

          戦略やテクノロジー、マーケティングによって競争優位をもたらそうとする経営者が多い。この方針は知的所有権や資本力が基盤になっている。 情報が自由に流れる企業社会でこの基盤による優位性を保つことが難しくなってきている。 筆者は組織の権限性を、どんな会社でも得られるが無視されている競争優位として主張し、その獲得手段を提案している。 健全な組織は内紛や混乱を少なく、士気と生産性が高く、離職率と人的コストが低い。 組織づくりの最初のステップは、健全な組織作りが難しいという現実を受け入れ

          なぜあなたのチームは力を出しきれないのか - パトリック・レンシオーニ

          社会的動機づけの心理学 ― 他者を裁く心と道徳的感情

          社会的動機づけと正義の理論統制可能性、怒り、同情 成果に関連する結果の評価は、費やされた努力の量に正の関係があり、能力のレベルには逆の関係がある。 能力が無く努力したものは最も高く評価され、能力があって努力しなかったものが最も低く評価されることが実験でわかった。 図注 Ability (能力あり) No Ability (能力なし) Motivation (努力あり) No Motivation (努力なし) スティグマ (差別や排除を引き起こす偏見) の特徴を持つ病

          社会的動機づけの心理学 ― 他者を裁く心と道徳的感情

          大規模システム開発を実現する外科手術チーム ー 人月の神話

          妥当なスケジュールで大規模システムを構築する際に効果的なチーム構成はどうしたら良いのだろうか。1963年から1966年、IBMのOS/360のプロジェクトは、1000人を超える人々が、プログラマ、タイピスト、マシンオペレータ、プログラム事務係、秘書、マネージャー、サポートグループなどとして従事していた。このプロジェクトを少数精鋭で実現しようとした場合、リリースまで10年以上の時間がかかってしまい、時代遅れなテクノロジーになってしまう。効率性とコンセプトの完全性の観点から見れば

          大規模システム開発を実現する外科手術チーム ー 人月の神話

          ヤフーの1on1

          ヤフーでは経験学習を促進することが従業員の成長において重要と考え、従業員の目標達成と成長の支援のために、上司と部下の間で1on1を行っている。 1on1は内省を促す→教訓を導く→コミットメントをさせるという流れを中心に設計され、また、シャドーコーチングや1on1チェックシートという仕組みで1on1自体の質を継続的に向上させる取り組みがある。 内省を促し、教訓を導く 内省を促すには、部下に業務について十分に説明して貰う必要がある。 アクティブリスニング (頷き、相手の発言を

          ヤフーの1on1

          ファスト&スロー(上)

          認知心理学と社会心理学の新たな発展を踏まえて、脳の働きが今日どのように捉えられているかを紹介する。 読者が人間が犯すエラーの顕著なパターンに気づき、エラーを防げるようになることを期待する。 速い思考: システム1 直感的思考。知覚と記憶という自動的な知的活動が含まれ、スイッチオフにはできない。 システム1にはバイアスがある。 システム1が活動するとき 怒っている人の写真を見て、意識せずとも怒っていることを判断し、この人がこれから大声で怒鳴るだろうという予測をする。 遅

          ファスト&スロー(上)

          ビジョナリー・カンパニー2 ― 進化の飛躍

          ビジョナリー・カンパニー2 執筆の背景ビジョナリー・カンパニーを読んだ識者から「いい本だが役に立たない。あの本に書かれている企業はほとんど、はじめから偉大だった。」という言葉を受け、「良い企業は偉大な企業になれるのか。そして、どうすれば偉大な企業になれるのか」という疑問から調査をし、書籍にした。 調査対象の企業 株式運用成績が十五年にわたって市場並み以下の状態が続き、転換点の後は一変して、十五年にわたって市場平均の三倍以上になったこと、この基準を満たす企業を探した。そして

          ビジョナリー・カンパニー2 ― 進化の飛躍

          日本語ツアーを避けてトルコで植毛してきた話

          はじめに私は現在30代前半で、直接指摘されることはあまり無かったものの、5年くらい前から薄毛に悩まされてきました。長期の休みが取れるタイミングがあり、前から気になっていたトルコでの植毛にチャレンジしてみました。 2024/6/24-6/26にイスタンブールで植毛してきたので、その体験を中心に記事に残します。 このような美容に関わるサービスは顧客側に知識が少なく、あとから価格を釣り上げられることが懸念されるため、費用面での透明性を高めたいというモチベーションで記事を書いています

          ¥500

          日本語ツアーを避けてトルコで植毛してきた話

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          ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則

          ビジョナリー・カンパニーとは?ビジョナリー・カンパニーは下記の条件を満たす企業である 見識のある経営者や企業幹部の間で、広く尊敬されている わたしたちが暮らす社会に、消えることのない足跡を残している CEOが世代交代している。 当初の主力商品・サービスのライフ・サイクルを超えて繁栄している。 この書籍では、ビジョナリー・カンパニーを金メダルの企業として、同時期に活躍していた銀メダルの企業と比較分析している 時を告げるのではなく、時計をつくる偉大なカリスマの存在は、

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