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腸を整える

脳より腸


私たちは頭で考えて自分の状態をコントロールしようとしますが、実は重要なのは腸ではないかという話があります。

体がだるいと感じる時はもちろん、
ネガティブなことを考えすぎる時は、
腸内環境を見直してみることが一つの解決策になるかもしれません。

今回は日々の調子を整える上で腸に焦点を当てるということについて考えてみます。

腸を主に


生物の歴史をたどってみると脳がない生物はいるようですが、腸のない生物はいないようです。

また人間の体が37度 付近に保たれるのは、
その温度が腸の活動に適した温度 だからと考えられています。

つまり腸が活動しやすいように、
脳など、他の器官が動き腸の保温器として機能しているのだそうです。

現代人はつい頭でっかちになっていますが、
腹に落とす。腹を決める。
などという言葉があるように、
主は腹、つまり腸にあるのです。

食生活を整える

腸に焦点を当てると、
食生活の重要さが際立ちます。

いくら 本を読んで勉強しても、
腸の調子が悪ければ、
体の調子は整いません。

頭も働かず知識を効率的にインプットすることはできないでしょう。

頭を鍛えるより、
腸内環境を整えることを重視してみましょう。

腸内環境を整えるといった時、

納豆が良い。バナナが良い。

などという、とるべき食品話になりがちですが、
普段不摂生していた場合、

何を食べるかというより 何を食べないかということを意識した方が良いです。

加工食品は体の調子を乱す成分が入っています。
今回のテーマとそれるのであまり深入りはしませんが、不健康な人が多い方が色々なものが売れるので、マーケティングの観点からは健康な人が多いよりも不健康な人が多い方が望ましいという考えがあります。

私たち 個人としては、
素材がわかるものを選ぶことによって、
何が入っているかわからないものを取らないようにする工夫が大切です。

私たちの体は私たちが摂取したもので構成されていますから、理想的な自分でいるには理想的な食品をとっている必要があります。

人それぞれ 体に合うものがありますから 自分と対話して何を自分は欲しているかということに真剣に向き合ってみることをおすすめします。

断食

加えて 頻度です。
現代人の病気の多くは 食べ過ぎによるものです。

人類の歴史の多くは 飢餓との戦いでした。
今ほど飽食の時代を経験していないのです。

そのため 私たちの体は飢餓に対しては強いですが 飽食に対しては弱いのです。

飢餓に対応するために私たちの体は作られていますから、
食べ過ぎると病気になってしまいます。

1日3食食べるのが常識と考えられていますが これも食べ物をたくさん売るために作られた常識と考えられています。

1日3食が体に良いのではなく、
たくさん食べさせることによって食べ物が売れ、
また病気になって薬が売れる。という仕組みになっています。


しかし 1日3食が食べ過ぎ かもしれない。
と言っても自分は3食食べないと活動できないと考える人もいるかもしれません。

これもやはり 個人差がある問題ですが、
多くの場合 慣れの問題です。

つまり体(腸)にとって必要なのではなく、
過去の経験によって脳が必要と判断しているのです。

少食に慣れればそちらの方が調子がいいことに気づくでしょう。

すると 今度は1日に3食食べるのが苦痛になるのです。

もし 食べる量を減らしてみたいのならば、
16時間断食と言って、
例えば 昼の12時から夜の8時までの間で全ての食事を済ませるという方法をとることが おすすめです。

この間で 3食すませるのは問題ありません。

重要なのは 16時間、体に食べ物が投入されることがない時間を作ることです。

現代人の食べ過ぎというのは 工場が休みなく動き続けている状態です。

まだ 消化が終わっていないのにまた新しい材料がガンガン 流れ込んできたら工場は機能を落としていきます。

そして処理しきれなかった食べ物が病気の原因になるのです。

それを解消するには 食べ物を取り入れない時間を作ることです。

24時間以上の断食 も効果的です。
慣れないうちは 空腹感に支配され つらいですが、
慣れれば 空腹感を感じた時、
体が調子を整えていることを感じることができます。

頭で指示を出さなくても腸は働きづめです。

食事を止めることによって
休みを取ることができ調子が整うのです。

また 普段漫然ととっていた食事に対して感謝を感じることができます。

眼の前にある食事に意識を向け食事をすると、
たくさん食べなくても満足感を得ることができるのでおすすめです。


食べものや、食事の回数、食べ方を意識し、
腸が整うように焦点を当ててみましょう。

日々の悩みがあっさりと解消されるかもしれません。




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