【詩】勇者と魔王の戦い
夜になると
魔王が待ちかまえた
この街は
オレの魔法がかかった
テリトリー
誰も犯すことは
できない
けれども人々は
そんなことを知らず
それぞれの過ごし方で
過ごしている
こんな街に
勇者は現れた
魔王に立ち向かうために
さあ、朝が
始まるよ!
勇者は勝ち
魔王は日の光に
溶けていく
ああ、夜中のことに
気づいたものは
いないだろう
倒された魔王は
不敵な笑みを浮かべていた
夜になれば
またオレは復活するのだよ
けれどもまた勇者が現れ
魔王は倒される
吟遊詩人は
そんな話をポツリと
語るのだった
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