【詩】笛吹き
消えていく夕焼けを
眺めていると
厳かに笛を
吹いている人がいた
その笛の音は
どんよりと鈍く響き
あの赤の風景に
吐かれる息を混ぜる
呼吸に染まった
この場所は
息苦しいほどに
赤々と染められた
ぼくらの心に
留められた夕焼けは
沈んでいき
消えていった
ああ、笛吹よ
不穏な夜を
招こうというのかい?
笛吹きの姿は
まるで魔術師のよう
ぼくは笛の音が
耳から離れず、
重くのしかかる
毛布にうなされては
眠りについた
消えていく夕焼けを
眺めていると
厳かに笛を
吹いている人がいた
その笛の音は
どんよりと鈍く響き
あの赤の風景に
吐かれる息を混ぜる
呼吸に染まった
この場所は
息苦しいほどに
赤々と染められた
ぼくらの心に
留められた夕焼けは
沈んでいき
消えていった
ああ、笛吹よ
不穏な夜を
招こうというのかい?
笛吹きの姿は
まるで魔術師のよう
ぼくは笛の音が
耳から離れず、
重くのしかかる
毛布にうなされては
眠りについた