【詩】散歩しようよ！

君は独りなのかい？
ぼくは部屋から
君を連れ出したい

外にはきっと
いいことがいっぱいあるよ

いいことは
「いいことだ」と、
思えるものばかりじゃない

自分でも気づかず
自然と受け入れた
いいこともあるんだ

ぼくは君に
紹介したいものがある

それは風だよ
フーッと吹く風だよ

ちょっと意識して
風の音を感じてごらん

きっと君の友だちだよ
と、ささやいているからね

さあ、外へ
繰り出そう！

きっとみんな
君のことを待ち望んでいるよ

さあ、風を感じた
ときのように
周りを感じてごらん

君は知らないうちに
みんなのことを感じている

心配することはないよ
君には君の風がついている

風は息吹き
君と共にある

街に繰り出せば
ただ歩いているだけでも
きっといいことを
感じることだろう

ああ、街に吹く風は
どんな風だろうね

さあ、楽しく
散歩しよう！