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めまいがすると 君の人差し指が このぐるぐるを 止めてくれた さ迷っていたぼくは 戻ってこれ…
ぼくは ボールペンを持つと ヒューッと ダーツみたいな 仕草をした もし飛んでいくなら ど真…
広い空から めまいがするほど ぐるぐると回転しながら 落ちていく ぼくはどこに 降り立つのだ…
夜になると 魔王が待ちかまえた この街は オレの魔法がかかった テリトリー 誰も犯すことは …
部屋明かりが ポツンと ついていた ぼくが ボタンを押して できた空間 あと一時間ほどで 外…
なんてことだろう? 天井が落ちてきたら ボコッと穴をあけ 花を咲かそう! 外の空気を吸うよ…
雨が降り出したとき 空を見上げた 雨粒がポツリと 目に入る それは目薬 かもしれない 目をパチパチすると 目薬は目の奥へと 入っていった 不思議な感覚に ハッとさせられる 心の目で 周りを見渡すと 無数の目薬が 地上へと 降り立っていくのが 見えるようだ みんなに魔法を かけようというのだな たぶん、ぼくたちに なにかを見せるためだろう 人々は目を開く そして初めて世界と 接するかのように なにかを感じる のではないか? あなたの目には なにが映っているの
もくもくした君は 地上に降り立った ちょっと怒っている ようだった 空は青く もくもくした君…
ヒュルリと吹いたのは カラフルな風さんでした そんな風さんが吹くごとに あなたの髪は 綺麗…
青い風さんが トロロン トロロン ああ、なんて 気持ちよさそうに 吹いている おかげでぼく…
外では 雨が降っている まるで雨粒たちが ケンカしているようだ 一方、部屋では 穏やかな時…
ぼくは雨に 打たれたい ザーザーではなく しとしとした雨に だってザーザーは びしょ濡れに …
葉っぱが らせんになって 空に昇る あの子なら トントンと 階段のように のぼるだろうね す…
一本の木があった ぼくはその下で 風と戯れていた ヒュルルと ぼくの指に絡まる風 その指を掲げると 風はふんわり消えていく ぼくはその遊びを 何度も繰り返した 風はその遊びが 気に入ったのか 飽きる気配を 見せない 遊び疲れたぼくは そんな風に フーッと息を 吹きかけると チェッとどこかに 行ってしまった 「またね」 そうつぶやくと ぼくは帰路についた