見出し画像

【詩】ぼくの叫び

なんてことだろう?

天井が落ちてきたら
ボコッと穴をあけ
花を咲かそう!

外の空気を吸うように
花は力づくで
満面な笑みをたたえる

ぼくは
花になったつもりで
思いっきり叫んだ

足もとに広がる地球は
割れそうなくらい
震えるだろうね

きっとそれは
魂の叫びなのだ

その声はしだいに
カラカラした笑い声となり
ゆっくりとゆっくりと
小さくなっていった

そして辺りが静かに
なったのなら

ぼくは君に手を伸ばし
握手をするだろう

こうして日は
沈んでいった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?