【詩】ど真ん中に当たれ?
ぼくは
ボールペンを持つと
ヒューッと
ダーツみたいな
仕草をした
もし飛んでいくなら
ど真ん中だろうね
心の中では
「よしやった!」
と、満面の笑みを
浮かべているが
そんなことは
表に出さず
涼しい顔をしている
きっとこの一発だけで
もはや的にすら
当たりはしないんだ
そもそも現実では
ボールペンは
投げたりはしない
でも、一発で
ど真ん中に当たるのなら
投げてみたいなと、
思ったりする
ぼくの中の
カッコつけマンは
夢の中で
百発百中を決めては
自慢げだが
そのボールペンには
羽根が生えていて
ぜったい真ん中に
当たることを
知らないみたいだ…
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