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【詩】心の火を君のもとへ

広い空から
めまいがするほど
ぐるぐると回転しながら
落ちていく

ぼくはどこに
降り立つのだろう
ぐるぐるがひどくて
見当がつかない

しだいに
熱を帯びてきた

例えるなら
火をまとった
やるせなさ

どうしようもなさを
動力源に加速していく

地上に住まうものは
恐れをなすかもしれない

でも、きっとぼくは
地上に着く前に
燃え尽きるだろう

もしできるならば
誰かの心に
火をつけたい

それはほのかな火
ではあるけれども
希望に満ちている

なら、ぼくは
燃え尽きても

希望はその人の心の奥に
生き続けるだろうから…

ぼくは激しい
めまいの末に
目を覚ます

ああ、夢か

優しい朝に
目を覚ますと、
ぼくは伸びをしてから
一日を始めるのだった

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