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国民民主党改め『立憲れいわ低俗党』(最新)

まず、こちらをお読みいただきたい。

 民主主義の根幹たる選挙中の蛮行を決して許してはならず、改めて非難するとともに、安部元総理のご冥福をお祈りする。
 一方で、事件の背景となった旧統一教会問題に対して、与野党協議が結実し被害者救済新法が成立したものの、真の被害者救済や与党政治家との癒着解消には至らず残念。
 今後も対決より解決の姿勢で臨む。

上記は、安倍晋三元首相の一周忌にあたる2023年7月8日に、とある国政政党の県連から発表された談話の全文である。

「どうせ立憲民主党やれいわ新選組あたりが出したのだろう」と思われた方や、「今後も対決より解決の姿勢で臨む」との文言から勘づかれた方もいるだろう。

この談話は、国民民主党の山形県連から発表されたものなのである。

https://twitter.com/gokokuminymgt/status/1677665690193629184?s=20 より引用

「国民民主党 山形県連 会長 舟山康江 参議院議員」の名で発された今回の談話だが、あまりにクオリティ、そしてレベルが低すぎる。

まず第一に、「安『部』元総理」という誤字。


元首相である故人の名前を、公党の名前を使いながら間違えるという有り得ない失態だ。

「人員不足」と擁護する国民民主党支持者バカもいるが、そんな擁護で守り切れるミスではない。

ただのいち議員によるツイートではないのだ。

「国政政党の県連会長による談話」なのである。

第二に、被害者救済新法が真の被害者救済に繋がっていないとのことだが、国民民主党は修正・賛同をしていなかったか?


自党の失政を認めたと見てよろしいか。

また、安倍政権時代から霊感商法に対する法整備を行っており、そのうえでテロリストの言うことを聞いてまで与野党のバカ共で被害者救済法を成立させたにもかかわらず、これが "真の被害者救済" に繋がっていないというのであれば、その根拠を提示すべきだ。

第三に、「与党政治家との癒着」とのことだが、政教分離に反していなければ何ら問題がないので、問題視するなら政教分離に反していた証拠を示すべきだ。


違法である根拠もないのに「テロリストが言ってるから」と騒ぎ立てるのは、まさにバカのやることである。

また、なぜ「与党政治家」に限定したのか。

統一教会と関係があった政治家は与野党問わずいたはずだ

立憲民主党の岡田克也幹事長は27日の記者会見で、同党の辻元清美参院議員が平成24年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「世界平和女性連合」の勉強会に参加していたと明らかにした。立民で接点が確認された国会議員は計16人となった。

辻元氏に旧統一教会接点 関連団体の勉強会参加( https://www.sankei.com/article/20220927-HFBFQY7KD5LPLK5OEU3VFMWW6Y/
)より引用

さらに、与党政治家との癒着が解消されていないという証拠の提示も必要だろう。

そして何より、これを安倍晋三元首相の一周忌に発表するという無神経さが信じられない。


私はタイトルで「国民民主党改め『立憲れいわ低俗党』」としたが、立憲・れいわの二党の方が、国民民主党山形県連より幾分かマシだ。

【コメント】安倍晋三元内閣総理大臣の一周忌にあたって

2023年7月8日

立憲民主党
代表 泉健太

 本日、安倍晋三元総理の一周忌法要を迎える。

 犯人の非道なテロによって尊い人命が奪われたことを強く非難します。人道に反し、民主主義に反するテロ行為を私たちは決して許しません。無念のうちに凶弾に斃れた安倍晋三元総理に深く哀悼の誠を捧げます。

 安倍晋三元総理は、戦後最長の政権を担い、日本政治に強い足跡を残した。

 私たちは、元総理の経済政策とも、政権運営とも、異なる立場から何度も厳しい論戦を展開しました。総理の答弁には、到底納得しがたい、許しがたいものがありましたが、元総理は我々にとって手強い相手であったことは間違いない事実でありました。

 他の宰相同様、安倍晋三元総理の業績もまた、検証が行われるでしょう。今を担う政治家にはその検証をもとに我が国を発展させていく責任があります。私も我が国の平和と発展に身を捧げてまいる決意です。

 安倍晋三元総理、どうか安らかにお眠りください。

https://cdp-japan.jp/news/20230707_6414 より引用

【大人気】もう終わりだよ、立憲民主党~Z世代、20歳から見た政治・現代社会~」でボロクソに書かせていただいた立憲民主党泉代表の名で発されたコメントだが、国民民主党山形県連の談話と比べればよっぽど常識的だ。

故人の名前を間違えてもいなければ、旧統一教会の名前も登場していない。

※ただし立憲民主党と泉健太代表を擁護・支持する気は毛頭ないので、以下の記事もご参照されたい。

続いて、れいわ新選組 山本太郎代表のコメントだ。

安倍元総理逝去から一年を迎えて(れいわ新選組代表 山本太郎コメント 2023年7月8日)

安倍元総理が逝去して1年となる。
哀悼の意を表する。

旧統一協会と一体化した自民党の中でもその広告塔として認知されていた元総理に対し、旧統一協会に家庭を破壊され
人生を奪われた者が及んだ凶行であった。

一方、政界では、
政治とカルト宗教との癒着へのメスを入れぬまま終わったかのような話になっている。

安倍元総理の死を悼むと言うなら、
特別委員会の設置を求め、膿を出し切る必要があるのではないだろうか。

自民党の中からこそ、
そのような声が聞こえきて然るべきではないだろうか。

安倍元総理に全てを背負わせて幕引き、
ではあまりにも不憫である。

れいわ新選組として引き続き、
特別委員会の設置を求めていく。

https://reiwa-shinsengumi.com/comment/18078/ より引用

いつもの通りゲロの出そうな下品なコメントだが、少なくとも故人の名前を間違えてはいない。

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上記をご覧になればわかる通り、国民民主党 山形県連が発した談話は、あの立憲民主党やれいわ新選組のそれよりも低俗で低レベルなものだったのだ。

私は国民民主党に期待しているのだが、県連会長がこのような談話を発表するようでは、今一度考え直さなければならない。


この談話は、玉木雄一郎代表および本部に通した上で発表しているのだろうか。

この立憲民主党やれいわ新選組以下の談話を本部が承認しているのであれば、国民民主党はクズだ。


これを本部または玉木雄一郎代表が承認しているというのであれば、私は二度と国民民主党を支持することはない。

国民民主党を立憲民主党・日本共産党・社会民主党・れいわ新選組と同じものとして扱い、徹底的に批判・非難する。

本部や玉木雄一郎代表が承認していないのであれば、県連が暴走していることになり、それはそれで問題だ。


いずれにせよ、国民民主党に対する不信感が大きくなった。

このままでは、国民民主党を支持・応援することはできない。

そのため、国民民主党には

・「国民民主党 山形県連 会長 舟山康江 参議院議員」の名で発された今回の談話について、玉木雄一郎代表または党本部が承認したのか否か

・本件に対する党本部としての公式なコメント

を求めたい。

本来であれば「談話の削除および謝罪」を求めたいところだが、仮に国民民主党の本部または玉木代表が承認していたのだとすれば、その低俗さを知らしめ、不支持を増やすために談話は削除しないでほしい。

せめて、党本部および玉木雄一郎代表の良心を信じたいところだが……

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追記1(2023/07/09)

国民民主党山形県連より、修正後の談話が発表された。

( https://twitter.com/gokokuminymgt/status/1677810863171076096?s=20 より引用)

談話について修正されたのは、「安『部』元総理」との誤字が「安『倍』元総理」と変更されたのみ。

「会長談話について修正前のものが上げられていました」とのことだが、「事前に修正を行っていたが誤って修正前の談話を発表してしまった」のか、批判を受けてから修正したのかはわからない。


前者であっても公党としてあるまじき事務的ミスであり、後者であるなら、「会長談話について修正前のものが上げられていました」との表現は卑怯極まりない。

まあ、この点について真実はわかりようもないが。

そして「お詫び申し上げ、改めてアップいたします。ご指摘もありがとうございました」とのことだが、「申し訳ない」の一言もない。


真摯に指摘を受け止めているようには到底見えないというのが正直なところだ。

また「改めて安倍元総理のご冥福をお祈りいたします」とのことだが、旧統一教会に触れた内容に関する修正はなく、リベラル左翼によるテロ肯定(Yes-But論法)との違いがわからない。

そして、「この談話が玉木雄一郎代表または党本部の承認を得たものなのか」についての言及はない。

玉木雄一郎代表および党本部アカウントからのコメントもない。


正直なところ、国民民主党に対する不信感は増すばかりだ。

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