国民民主党改め『立憲れいわ低俗党』(最新)
まず、こちらをお読みいただきたい。
上記は、安倍晋三元首相の一周忌にあたる2023年7月8日に、とある国政政党の県連から発表された談話の全文である。
「どうせ立憲民主党やれいわ新選組あたりが出したのだろう」と思われた方や、「今後も対決より解決の姿勢で臨む」との文言から勘づかれた方もいるだろう。
この談話は、国民民主党の山形県連から発表されたものなのである。
「国民民主党 山形県連 会長 舟山康江 参議院議員」の名で発された今回の談話だが、あまりにクオリティ、そしてレベルが低すぎる。
まず第一に、「安『部』元総理」という誤字。
元首相である故人の名前を、公党の名前を使いながら間違えるという有り得ない失態だ。
「人員不足」と擁護する国民民主党支持者もいるが、そんな擁護で守り切れるミスではない。
ただのいち議員によるツイートではないのだ。
「国政政党の県連会長による談話」なのである。
第二に、被害者救済新法が真の被害者救済に繋がっていないとのことだが、国民民主党は修正・賛同をしていなかったか?
自党の失政を認めたと見てよろしいか。
また、安倍政権時代から霊感商法に対する法整備を行っており、そのうえでテロリストの言うことを聞いてまで与野党のバカ共で被害者救済法を成立させたにもかかわらず、これが "真の被害者救済" に繋がっていないというのであれば、その根拠を提示すべきだ。
第三に、「与党政治家との癒着」とのことだが、政教分離に反していなければ何ら問題がないので、問題視するなら政教分離に反していた証拠を示すべきだ。
違法である根拠もないのに「テロリストが言ってるから」と騒ぎ立てるのは、まさにバカのやることである。
また、なぜ「与党政治家」に限定したのか。
統一教会と関係があった政治家は与野党問わずいたはずだ。
さらに、与党政治家との癒着が解消されていないという証拠の提示も必要だろう。
そして何より、これを安倍晋三元首相の一周忌に発表するという無神経さが信じられない。
私はタイトルで「国民民主党改め『立憲れいわ低俗党』」としたが、立憲・れいわの二党の方が、国民民主党山形県連より幾分かマシだ。
「【大人気】もう終わりだよ、立憲民主党~Z世代、20歳から見た政治・現代社会~」でボロクソに書かせていただいた立憲民主党泉代表の名で発されたコメントだが、国民民主党山形県連の談話と比べればよっぽど常識的だ。
故人の名前を間違えてもいなければ、旧統一教会の名前も登場していない。
※ただし立憲民主党と泉健太代表を擁護・支持する気は毛頭ないので、以下の記事もご参照されたい。
続いて、れいわ新選組 山本太郎代表のコメントだ。
いつもの通りゲロの出そうな下品なコメントだが、少なくとも故人の名前を間違えてはいない。
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上記をご覧になればわかる通り、国民民主党 山形県連が発した談話は、あの立憲民主党やれいわ新選組のそれよりも低俗で低レベルなものだったのだ。
私は国民民主党に期待しているのだが、県連会長がこのような談話を発表するようでは、今一度考え直さなければならない。
この談話は、玉木雄一郎代表および本部に通した上で発表しているのだろうか。
この立憲民主党やれいわ新選組以下の談話を本部が承認しているのであれば、国民民主党はクズだ。
これを本部または玉木雄一郎代表が承認しているというのであれば、私は二度と国民民主党を支持することはない。
国民民主党を立憲民主党・日本共産党・社会民主党・れいわ新選組と同じものとして扱い、徹底的に批判・非難する。
本部や玉木雄一郎代表が承認していないのであれば、県連が暴走していることになり、それはそれで問題だ。
いずれにせよ、国民民主党に対する不信感が大きくなった。
このままでは、国民民主党を支持・応援することはできない。
そのため、国民民主党には
・「国民民主党 山形県連 会長 舟山康江 参議院議員」の名で発された今回の談話について、玉木雄一郎代表または党本部が承認したのか否か
・本件に対する党本部としての公式なコメント
を求めたい。
本来であれば「談話の削除および謝罪」を求めたいところだが、仮に国民民主党の本部または玉木代表が承認していたのだとすれば、その低俗さを知らしめ、不支持を増やすために談話は削除しないでほしい。
せめて、党本部および玉木雄一郎代表の良心を信じたいところだが……
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追記1(2023/07/09)
国民民主党山形県連より、修正後の談話が発表された。
談話について修正されたのは、「安『部』元総理」との誤字が「安『倍』元総理」と変更されたのみ。
「会長談話について修正前のものが上げられていました」とのことだが、「事前に修正を行っていたが誤って修正前の談話を発表してしまった」のか、批判を受けてから修正したのかはわからない。
前者であっても公党としてあるまじき事務的ミスであり、後者であるなら、「会長談話について修正前のものが上げられていました」との表現は卑怯極まりない。
まあ、この点について真実はわかりようもないが。
そして「お詫び申し上げ、改めてアップいたします。ご指摘もありがとうございました」とのことだが、「申し訳ない」の一言もない。
真摯に指摘を受け止めているようには到底見えないというのが正直なところだ。
また「改めて安倍元総理のご冥福をお祈りいたします」とのことだが、旧統一教会に触れた内容に関する修正はなく、リベラル左翼によるテロ肯定(Yes-But論法)との違いがわからない。
そして、「この談話が玉木雄一郎代表または党本部の承認を得たものなのか」についての言及はない。
玉木雄一郎代表および党本部アカウントからのコメントもない。
正直なところ、国民民主党に対する不信感は増すばかりだ。
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