このようなツイートが、タイムラインに流れてきた。
行橋市議会議員でいらっしゃる、小坪慎也氏のツイートだ。
ツイートに添付されているリンクは、こちらのブログ記事のもの。
私はとくに「支那」との呼び方が「差別的」であるとか、そのように教わった記憶はない。
ただ、なんとなく「支那」と呼ぶのはよくないような、そんな空気を感じてはいた。
そんな中でのこのツイートだったので、リンク先の記事を読んでみたのである 。
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1.中国の人達の置かれた困った立場
なるほど、記事の執筆者は「中国地方」出身の日本人でいらっしゃるようだ。
私は幼いころ、「どうして日本に『中国地方』があるのだろう」と不思議に思っていたが、次第に「そういうものだ」と自分を納得させるようになっていた。
しかし、改めて考えてみればおかしなことだ。
日本以外の国が中華人民共和国を「中国」と呼ぶのであればおかしなことはないだろうが、国内に「中国」が存在する日本が中華人民共和国を「中国」と呼んでいては、何が何だかわからない。
近畿や北陸、中部、関東……などにも「地方」がつくので「中国地方」との呼び方に問題はないと思うが、隣国の名前と自国の地方の名前が しかも市区町村レベルではなく大きな区分で 被っているというのは、いささか不思議な話である。
たしかに、「近畿ツアー」や「北陸ツアー」などであれば意味をストレートに理解できるが、「中国ツアー」と書かれていると、多くの日本人は「中華人民共和国ツアー」であると誤認してしまうことだろう。
これはおかしな話だ。
なぜ、自国の地名の方が割を食っているのか。
’’中華人民共和国の「中國銀行」が日本に進出した際、中国地方の中國銀行と表記が衝突、中国地方の中國銀行の方が、「國」の字を「国」に変え、支店のぶつかる場所では「本店岡山市」という記述を追加して対応した’’
というのもおかしな話だ。
なぜ、外国の銀行が入ってきたからといって、日本の銀行が名前を変更しなければならないのか。
「異国へ進出するもその国の機関と名前が被ってしまった」という場合、他所から入った側が名前を変えるというのが道理なのではないだろうか。
日本人は、外国に対して「謎の配慮」をし過ぎている。
ここは日本だ。
日本は日本人の国なのだから、日本人が優先されて然るべきだろう。
そうでなければ、「国家」の存在意義がない。
その地においてその地の人間を優先しないのであれば、世界政府でもつくって ’’国家’’ を解体してしまえばよい。
2.中国は由緒ある日本の地名
比較にならない程古い中国の歴史
日本の山陽・山陰を合わせた地域を中国(地方)と呼ぶが、これは少なくとも千百年以上も前からのことなのだそう。
一方で、日本人が「支那」を「中国」と呼び始めたのは戦後のこと。
ということは、最大で見積もっても1945年~だろう。
加えて、当時の ’’支那’’ は「中華民国」であり、それも建国は1912年のこと。
現在、「中国」と呼ばれている「中華人民共和国」は、1949年に建国された国だ。
なぜ、2682年(2022年現在)もの歴史をもち 日本は世界最古の国として認められている 、そのうち1,000年以上も「中国」との名称を自国の地方に対して使用してきた日本が、建国から100年にも満たない中華人民共和国を、「中国」などと呼ばなければならないのだろうか。
ブログの執筆者は、「外務省の通達」にはじまり、「マスコミ」の報道にその原因があるとしている。
すべては外務省の通達から
上記の通達を 不勉強なため完全に正確にとはいかないが 現代の日本語に訳してみた。
要は、「『中華民国(現在の台湾)』が『支那』という呼び方を嫌がるので、『中国』などの違った呼び方にしてください」と言っているのである。
まあ、「支那」という呼び方を現地が嫌がると言うのであれば、それは仕方のないことではあるだろう。
しかし、「民国」や「民国人」、「華人」などの呼び名も可能であったにもかかわらず、「中国」との呼び名が広まったことは非常に不思議であり、奇妙なことである。
また、上記の通達をよく読めば、「支那」と呼ぶべきでないとされているのは「中華民国」、つまり現在の台湾のことなのだ。
なにゆえ日本人は中華民国をわざわざ「中国」などと呼び、違う国である中華人民共和国までもを「中国」と呼んでいるのか。
日本人の歴史からは理解しづらいことかもしれないが、「中華民国」と「中華人民共和国」は、「同じ場所」に位置してはいても「同じ国」ではないのである。
驚くべきマスコミの力
私は学校教育において、「日中戦争」というものを習った。
しかし、病気で高校を中退して以降に歴史の資料を調べていると、「支那事変」として「日中戦争」の内容が出てくるのである。
何事かと思っていれば、そういうことだったのだ。
日本はただでさえ、GHQによって「大東亜戦争」を「太平洋戦争」に変えられている。
これは、「亜 亜細亜の亜 」の文字から、「白人諸国に植民地支配されているアジアを解放する」という、大日本帝国における戦争目的のひとつを連想させない 「日本が一方的に侵略戦争を起こした」という物語を植えつける ためであろうと考えられる。
その上で、まさか「支那事変」を、「日本人」が 正当な理由もなく(外務省の通達でも「唯歴史的地理的又は學術的の敍述などの場合は必しも右に據り得ない」となっている) 「日中戦争」へと名前を改変していたとは、甚だ憤りを覚える次第である。
これも問題であろう。
「中国4,000年の歴史」などと聞けば、「中華人民共和国は4,000年前から続いている国なんだ」と誤解する人間が出てもおかしくなく、実際に発生している。
実際は、「支那と呼ばれる地方には4,000年前から文明があったとされる」である。
押し付けに従うのはやめよう
たしかに、日本が中華人民共和国を「中国」と呼ぶのはおかしな話である。
「中華国」、「華国」など、その他の名称を用いる、もしくは、日本元来の「支那」という名称を用いるべきなのではないだろうか。
3.シナは世界の共通語
「支那(シナ)は日本人だけが使った差別語である」の嘘
なるほど、支那人が「シナ」に「支那」の字を当て、支那人自身、また国父とされる孫文までもが自国を「支那」と呼んでいたと。
そのような「支那」という呼び方を「差別語」とするのは、さすがに無理があるのではないだろうか。
日本人は、支那のことを「から」や「もろこし」と呼んでいたと。
たしかに、言われてみればその通りだ。
それを国際標準に合わせて「支那」と呼ぶようになり、なぜか日本のみを対象に「差別的だからやめろ」と言われるようになった。
おかしな話である。
他の国々では China をどう呼んでいるか
「シナ人はシナと呼ばれることを嫌がっている」のうさん臭さ
もはや、反論の余地はない。
実際に「シーナ」や「チナ」、「シーヌ」などほぼ「シナ」である呼び名で呼んでいる国が多く存在する。
そして、「sina.com」が人気サイトになっている。
支那人は本当に、「支那」の呼びを差別的であると考えているのだろうか。
一部の人間に吹き込まれている 日本のリベラル左翼のように だけなのではないだろうか。
4.二つの「中国」
中華思想とは何か
なるほど、中華思想においては、日本人(大和民族、琉球民族、アイヌ民族のすべて)は「野蛮な異民族」とされているわけである。
私が以前から「中華思想は傲慢な思想である」と考えているのは、このようなところに理由がある。
中華人民共和国には、この中華思想が根強く残っているように見える。
だからこそ、チベットや内モンゴルを強奪、弾圧し、ウイグル人に対してジェノサイドを行っているのであろう。
彼らにとって「ジェノサイド」は、「蛮族を矯正してやっている」程度の認識に過ぎないのであろうと想像できる。
支那人が「中国と呼べ」と言うのは、中華思想に基づいて「おい、蛮族。我々をご主人様として崇めなさい」と言っているに等しいのだ。
傲慢にも程がある。
2682年という世界最長の歴史をもつ日本が、このような非礼に従う道理はないはずだ。
我々は「蛮族」でも、「中国の臣下」でもない。
誇りある日本に生まれた、誇り高き日本人だ。
新たな秩序を持ち込んだもう一つの中国
つまり、日本は自国を「中国」と名乗りはしなかった 日本は中華思想の国ではない が、支那にとってみれば、日本は「中華思想上の中国」であったのである。
支那は不本意ながら、この国書を受け入れ、「2つの中国」を誕生させた。
支那自身が、日本を「中国」として認めたのである。
つまり、日本と支那は対等なのであって、我々が「中国の臣下」として支那を「中国」と呼ぶ道理はないはずなのだ。
>日本国内にも、執拗に聖徳太子の存在を否定し、大和朝廷を「ヤマト王権」と言い換えたがる勢力がありますが、まったく同じ発想です。
これは衝撃的な話であった。
なぜなら 私は塾でのアルバイトを経験しているのだが 現在の教科書には、「大和朝廷」ではなく「ヤマト王権」と記載されているためである。
「日本の教育現場に、反日的な思想をもった朝鮮人が入り込んでいる」と言うと鼻で笑う者も多いが、そうでないなら、なぜ朝鮮人的な思想が日本の教科書に反映されているのか。
おかしな話である。
シナを「中国」と呼ぶことは日本の基本的立場に反する
日本人は、自国の歴史を軽視し過ぎである。
だから、米国の占領政策はとうの昔に終了しているにも拘わらず、未だに「太平洋戦争」などという呼称を使用し、祝祭日の名前すら本来のものに戻すことなく、さらには支那を「中国」などと呼ぶ。
「中国」という呼び名は「中華人民共和国」の略称などではなく、「我々は中国の臣下である」との意思表示なのである。
そのような呼称を用いているから、日本は中華人民共和国から下に見られ、好き放題にされているのである。
日本は朝鮮半島とは異なり、支那を宗主国とした歴史はない。
5.なぜ日本人にシナと呼ばれると都合が悪いのか
打ち砕かれた古い中華秩序
そう、日本は満洲において、地元民と仲良くやっていたのである。
現在の学校教育では 「大日本帝国が悪いことをした」というGHQのつくった物語に基づいて 「日本が満洲を侵略し、さらに中国(支那)を侵略しようとした」のが日中戦争(支那事変)である、と習う。
しかし、実際のところは、大日本帝国は満洲をロシアから守り、インフラを築き、治安を守り、産業を発展させたのである。
そして「支那事変」についても、以下のような流れの中で、支那が大日本帝国を挑発、攻撃したために勃発したものであるとの見方が大きくなりつつある。
シナの独立と乗っ取り
清代の民族分布
今も昔も、支那人のやることは変わらないのである。
民族の根本思想 支那人であれば ’’中華思想’’ 、日本人であれば ’’和を以て貴しとなす’’ は、そう簡単には変わらない。
「蛮族を臣下として従える」という中華思想が根本にあるから、支那人は未だに、ウイグルジェノサイドなどという野蛮で卑劣な行為を行っているのだろう。
「中国」の意味の変更による侵略の正当化
支那人は現在も、ウイグル人、チベット人、そして内モンゴルのモンゴル人に対して民族浄化を行っている。
「野蛮な民族」は、果たしてどの民族のことなのだろうか。
中華思想が聞いて呆れる。
シナを「中国」と呼ぶことは侵略の手助け
我々が支那を「中国」と呼ぶ行為は、現在の中華人民共和国がジェノサイドを行っている秩序を肯定する行為にほかならない。
よって、私は今後、基本的に「支那」もしくは「中華人民共和国」との呼称を用い、Twitterでは イーロン・マスクによる改革後のことはまだわからないが、以前のTwitterでは「支那」とツイートするとアカウントをロックされていた 「China」もしくは「中華人民共和国」との呼称を用いることに決めた。
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本記事では、かなり大量に「シナ(支那)を「中国」と呼んではいけない三つの理由」の本文を引用した。
これは、ただリンクを貼るよりも、引用しながら記事を書いた方が読まれるためである。
この話題に関する、ここまで筋の通った情報は、 ネット上では なかなか見られないため、拡散させることを重要視した(記事が2009年のものであることも考え)。
読者さまにおかれては、「シナ(支那)を「中国」と呼んではいけない三つの理由」のリンクをタップし、ぜひ、全文を読まれてほしい。
大量に引用したとはいえ、飛ばした部分もまた大量にある。
記事として非常に面白いものなので、ぜひとも読んでいただきたい。
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