#生活は患い
【生活は患い】絡み辛味からみ
人の目を見て話せない子供だったから、やたらと食べ物と目が合う大人になってしまった。
秋ですね。この間は好きじゃないんだよなと言いながら茹で栗をひとつかみ食べてしまった。
食べることは生きることらしく、それはもう一生懸命に食育を受けた記憶がある。これから頂く物は色々な人の手を借りてここにやってくるのですよ、と先生が大きな口で説明していた。よく動くなと思っていた気がする。
なぜだか分からない
【生活は患い】紙とペンからいきかえる
昔から文房具が好きだった。
昔から文房具が好きだった。たとえば高校生の頃、絵はヘタクソなくせに、いっちょ前に水彩色鉛筆やコピックを買い集めてノートに落書きを付けたりやわらかさの異なる鉛筆でスケッチ帳を埋めたりした。もっと昔の話をすれば、デパートの展示販売で見かけたガラスペンのキラキラに捕らわれ、迷子防止に手を繋いでくれていた親を巻き込んで小一時間動かずに見ていた。
文房具であればなんでも心