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彷徨うおっさん

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仕事以外での人生経験、生き方や思想について語ります。
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#有権者

陰謀論者の熱狂(4/5)

■ 本件はあくまで推察であるが、陰謀論よりはマシと信じるものである  前回までの話は無論、筆者の「推理・推論」に過ぎない。  だが、表面化している事実から、次の首長をどうするか判断しなければならないとしたら、推理・推論するしかないではないか。  そして推理推論の域を出ない状況では、組織考察、人間考察を大きく無視した陰謀論を信じる方が余程リスキーと筆者は思う。  元局長の処罰と自殺についても疑惑や疑問が多く、軽々に判断はできない。  某ナントカ党のナントカさんが、知事選挙

彷徨うおっさん157 政治と下半身

 政治に係る事象で、先月から今月にかけて、下半身スキャンダルが2つあった。  一つは政治家当人ではなく、政治家に戦いを挑んで逆激を受けたとされるものであるが、いずれにしても政治がらみであり、世間でうんざりするような過剰反応が発生している。   一方でアメリカのトランプ大統領はいままで何度結婚して、何人の女性と寝てきただろうか。  ヨーロッパでも政治家個人の不貞行為は、政治と切り離して考える人も多いと聞く。こうした他所の国の事情を見るに、よもやこれは、我が国特有の現象ではない

彷徨うおっさん154 一般職公務員をもっと大事に(3/3)

 前回までは、泥沼の政治闘争、行政の乱れにあって、最も大きなストレスを抱えているのが、行政官たる一般職公務員であるとの問題提起をし、有権者と政治家の間に挟まれる立場としての、一般職公務員の苦労を述べてきた。  今回はその続きとして、良し悪しとは別に「行政の無駄や非効率」に付き合わされる宿命と、これまでの事情を鑑みて、市民側だけではなく、行政の執行者である公務員側もまた、大事にして欲しい旨を述べ、締めくくりたい。 ■ 一般職公務員は「行政の無駄」に付き合わされる立場  世

彷徨うおっさん132 おっさんが支持しない可能性の高い候補者(自論)(後編)

 前回は、おっさんが支持しない可能性の高い候補者について「襟を正す系」を挙げ、その理由を詳述した。  最終回の今回はその続きとして、「緊縮財政系」「原発反対系」について述べたい。 ※ ここからの2つは、理屈に諸説ありで、根深い思想も含まれる問題である。前回冒頭でも述べたが、あくまで個人の意見であることをあえて改めて強調しておく。その上で、一つの判断材料としてお読みいただきたい。 <緊縮財政系>  借金けしからん。国家財政破綻だ。ギリシャのデフォルトだ。夕張を見ろ。  

彷徨うおっさん129 それでも政治に興味が持てない? いや、持って欲しい(後編)

 前回は、色々あってそれでも政治に興味が持てないという人に対して、思う所を述べたいとして、政治を避ける人の言い分3つを挙げた。 ① 政治は怖い・汚い ② (政党や政治家の)信者になったわけではない ③ 話をすると波風が立つ そしてこのうちの②、③について、詳述してきた。  今回はその続きとして③について述べ、改めてそれでも政治に関心を持って欲しいというおっさんの願いを述べしめくくりたい。 <③ 話をすると波風が立つ>  ①、②の反応もそうだが、他にも野球の話をしては

彷徨うおっさん124 もっと政治議論・政治参画せよ(前編)

 昔から「政治と宗教と野球の話はタブーである」と言われており、おっさん(1980年代生まれの著者)あたりだと、親から教育を受けた。結果、ある程度年齢が行くまでは、政治の話はあまり直接しない人生を送って来たように思う。  野球については、同じチームのファン同士ならば意気投合する一方で、それ以外の面ではあえて話題に出さないことで良い距離に落ち着いている。  宗教であれば、昨今はすっかりその影響力が失われ、カルトが起こした数々の問題の影響もあって、道徳教育や生き方、普遍的な文化や

彷徨うおっさん116 ネガティブキャンペーンに見る選挙分析(4/4) 政治制度と有権者のすべきこと

 前回は、令和6年7月に実施された都知事選の、当時の候補者に対するネガティブキャンペーンが出そろった頃だろうということで、それらを踏まえながら、おっさんの見解として、1位、2位、3位につづき、4位の田母神氏への周囲の批判と、おっさんが思う所を述べた。  最終回の今回は、有権者に思う事等について、雑多に述べ、締めくくりたい。 <有権者に思う事等>  今回の投票率は60.62パーセントと、前回55.00パーセントよりも多く、前々回の59.73パーセントと大差ない結果になった

彷徨うおっさん102 松井一郎氏の斎藤元彦氏擁護に見る 政治実績の違和感(4/4)

 前回までの3回は、松井一郎氏が、話題の兵庫県知事、斎藤元彦氏を擁護するかのような私見を述べたことに対して、おっさんが、おかしいなと思う所を述べた。  最終回の今回は、おっさんにとっての本丸の発言、「公務員スキルは高い」という擁護の意見を正面から切り捨てたい。 <公務員として優秀な政治家など要らない> 最後に、斎藤氏は公務員(※以下特別職公務員とは分けて、一般職公務員を指すこととする)スキルが高いと松井氏は擁護するのだが。。。  意味不明である。公務員として優秀な政治

彷徨うおっさん101 松井一郎氏の斎藤元彦氏擁護に見る 政治実績の違和感(3/4)

 2回にわたって、斎藤元彦氏を長く擁護してきた松井一郎氏の発言に、おっさんが疑問を持ったことを書いてきた。  そのうち前回は、知事報酬退職金カットの是非について、良し悪しや、高給であるべき理由も述べた。  今回はその続きとして、松井氏の意見には無かった、斎藤元彦氏のその他の政治活動について、私見を述べたい。 <その他実績にも。。。うーん>  前回までに述べた、松井氏が主張する斎藤元彦氏の成果・実績について、仮に大いに評価すべきだと世論が認めたとしても、やはり多くは、井

彷徨うおっさん32_下半身スキャンダルのくだらなさ(後編) 有権者ならば低俗なスキャンダルで騒いで政治を止めるべからず

 前回は最近のスキャンダルとそのコメントに対する炎上について紹介し、政治家は聖人君子である必要はない旨のおっさんの私見を述べた。  今回はその続きとまとめを述べる。 <前回の続き>  他者の下半身の緩さに個人が怒るとしたら、それは家族や恋人がそうであった場合までではないだろうか。  そこはやむを得ないとは思う。究極的には生き物であり、男であり、女である。肉体的にも精神的にも性に奔放なパートナーといるとヤキモキする。加えて子供が居れば、子供はナイーブだから余計そんなスキャン

彷徨うおっさん31_下半身スキャンダルのくだらなさ(前編) 政治家は聖人君子でなくてもいい

 スキャンダルが報道される。そしてスキャンダルで怒ったり騒ぐ人達に対して賛同的でない意見を述べると炎上する。そうした事例が後を絶たない。  スキャンダルに乗せられて勝手に怒ったり有名人を批判することに何の意味があるというのか。実にくだらないことと思う。  今回は下半身スキャンダルのくだらなさについて、おっさんの私見を述べたい。 <若手議員がダンサー呼んで云々>  つい先日、自民党若手議員らの懇親会で過激ダンスショーと称される、スケベで不適切な催し物があったとされ、物議を