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【便秘解消】便秘について

 以前の情弱ビジネスの漢方ダイエット・防風通聖散のnoteに関連して、ちょっと。

 あまり健康とか漢方薬とか風邪予防とかについて投稿しない方がいいとは自分でも思っているのですが、便秘に悩む人について以前からうすうす思っていることがあり、、、。


おすすめサイト↓↓

・知って得する! 腸活コラム(健栄製薬株式会社



特に痩身、ダイエットに関心のある女性の場合

 便秘の原因には様々なものがあります。食事内容、ストレス・自律神経、生活習慣、老化による機能低下、、、などなど。
女性の場合にはホルモンバランスの乱れによるものも多いようです。

内臓や甲状腺など内分泌系の疾患が原因となっている場合もあるので、気になるときは医者にみてもらいましょう。


 以前からうすうす感じていたことなのですが、特に痩身、ダイエットに関心のある女性で便秘に悩む人が多いような印象があります。

これは生活習慣やダイエットについての考え方を変えるしかないんじゃないかなあと感じることがあります。

無理な食事制限で栄養が足らずに身体活動の機能不全です。
正常な機能を維持するためのミネラルもビタミンも脂肪もタンパク質も不足しているのです。
無理なダイエットはストレスになり自律神経も乱れ、身体が痩せ筋肉も減り、これらが原因で大腸がまともに動かないんです。

これで便秘薬を飲んでも根本的な解決にはならないです。


 無理なやり方で痩身、ダイエットに励む女性は、SNSの影響とかルッキズムの犠牲になっているところなどもあり、またメンタル面も悪化して摂食障害のリスクがあるなどがあり、なかなか注意が必要なところです。

参考:摂食障害情報ポータルサイト(運営元:摂食障害全国支援センター


 他には、食べ過ぎの人、間食がやたらに多い人、(炭水化物や脂肪の取り過ぎなど)食事内容の不摂生の人にも、便秘や便秘気味の人が多いような印象があります。これは私の単なる偏見かもしれませんが。

この場合には食習慣を点検して、消化・排泄器官を休める時間をしっかりと設けた方がいいのかもしれません。
空腹時にお腹が鳴って腸が動く感覚がありますが、そういった感覚を大切にしたほうがいいのかもしれません。
空腹健康法」みたいなのもありますし。


関連note:【瞑想でやせる?】ダイエット(減量、痩身)と瞑想・ヨガ?


便秘薬について

 新しい便秘の薬も登場しているようです。

おかゆさん:【便秘まんが④】便秘のお薬いろいろ



 漢方薬にも便秘に処方されるものがあります、たとえば「麻子仁丸」というのもあります。
有名な葛根湯と同様に中国伝統医薬の重要古典「傷寒論」にあります。

「腸燥」の便秘といって、ウサギのふんのようなコロコロしている硬い便のときに用いられることが多いものです。
高齢者の便秘にもよく処方されるもののようです。


この麻子仁丸は大黄が含まれるので明らかに下剤です。
(麻子仁丸 : 麻子仁、杏仁、大黄、厚朴、枳実、芍薬)

「大黄甘草湯」のように分かりやすいものもあるのですが、「防風通聖散」「潤腸湯」(←腸を潤すだって。なんか自然で良さそーな感じだけど、、、)のような、名前だけでは下剤成分が含まれているかどうか分からないものも多いです。
(潤腸湯 : 地黄、当帰、黄芩、枳実、杏仁、厚朴、大黄、桃仁、麻子仁、甘草)


 防風通聖散と同じく、ダイエット・痩身に興味がある人が、医師の助言もなく勝手に使用することのある漢方薬に「大柴胡湯」があります。
これにも大黄は含まれます。
 また「柴胡剤」といって、柴胡黄芩という生薬も含まれます。
柴胡剤は間質性肺炎や肝障害など、副作用の点でも要注意とされます。
(大柴胡湯:柴胡、半夏、黄芩、芍薬、枳実、大黄、大棗、生姜)


 下剤成分が含まれるかどうかは、きちんと把握した方が良いです。
無思慮に常用していると、知らず知らずのうちに下剤に依存してしまうことにもなりかねないです。

関連note:【注意】漢方ダイエット?「防風通聖散」について。副作用、健康被害も >> 下剤成分による大腸メラノーシス、機能低下


大建中湯

 過去のnote↓↓でも触れたことがあるのですが、「大建中湯」という漢方薬があります。
これも便秘のときに医師によって処方されることがあるようです。

過去のnote:「透視リーディング」の便秘対策? 眠れる予言者 エドガー・ケイシー療法?


この大建中湯も中国伝統医薬の重要古典である「金匱要略」にあるものです。
シンプルな構成で、生姜/乾姜、人参、山椒、膠飴で成り立っています。
下剤成分は含まれません。

 大建中湯の「建中」というのは胃腸機能を健康にするといったような意味です。
似たような意味で「理中」や「補中」という言葉もあって、「人参湯」という漢方薬は「理中湯(理中丸)」とも呼ばれています。
(人参湯/理中湯 : 人参、甘草、白朮、生姜/乾姜)

 「気」を補うとする有名な漢方薬で「医王湯」とも呼ばれるのは「補中益気湯」です。
(補中益気湯 :人参、白朮、黄耆、当帰、柴胡、陳皮、大棗、生姜、甘草、升麻)


 大建中湯の構成生薬で、膠飴というのは、要は飴玉です。
山椒は「温中」といって、「脾胃」(胃腸)を温め働きを改善するとされます。
あとは人参(薬用人参)ショウガです。

これは、ドラッグストアなどで手に入る「高麗人参」のお茶やエキス剤と普通のショウガでとりあえずは代用できるのかもしれません。


関連note:【しょうが湯 辛熱性!!】風邪、インフルエンザの季節に生姜湯。寒い時期の温活。 ショウガオールのパワー!!


関連note:森林浴(フィトンチッド)、ヨガ、瞑想

・森林浴(フィトンチッド)と瞑想・ヨガ。森林浴の効果を得る方法

森林浴も自律神経が整い便秘解消にとっていいのかもしれません。

あくまで自然療法・代替療法の界隈では、自然豊かな環境でしばらく過ごしたら自律神経失調症、不眠、胃腸の不調、アトピー、、、、が改善した などと、しばしば語られています。


・【ヨガの分類①】健康法のヨガ。リラクゼーション、整体効果、瞑想

自律神経を整え、体調を整えるのにヨガや瞑想もおすすめです。