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記事一覧
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.12
雑司ヶ谷鬼子母神堂の秘密と
謎めく禁足地の迷宮【護国寺~雑司ヶ谷編・後編】
「雑司ヶ谷マンダラ」(仮称)の“神セブン”へ さて、前編に引き続き、清土鬼子母神堂から弦巻通りに戻り西へ、つまり、旧弦巻川をさかのぼる形で、雑司ヶ谷の鬼子母神堂へと向かいます。
この通りは昭和の初期に暗渠化(現在は地下に下水道が流れている)された道なのですが、かつての谷川を思わせるゆるやかな曲線をなし、昭和の時代、た
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.11
御開帳の観音像を刮目し
鬼子母神出現の謎に迫る【護国寺~雑司ヶ谷編・前編】
期待感を募らせる護国寺の参道「御開帳」。
信徒はもとより、仏像好きをザワザワとさせる魅惑の3文字です。
ふだんはお堂の厨子に納められている仏像が、その御扉を開いてお姿を顕すわけですね。
場所は文京区の護国寺。徳川5代将軍綱吉の生母・桂昌院の発願によって創建された、お江戸を代表する巨刹のひとつですが、近年、毎月18日
樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第八話
【樹海と宗教と消えた頭蓋骨】日本三大パワースポットと呼ばれる富士山、その麓にある富士の樹海。樹海から消えた頭蓋骨を持ち去ったのは宗教団体か? それとも人体収集家や人骨マニアだろうか?
【富士山周辺の宗教施設と陰謀論】
富士山は日本の象徴であり、世界的にも有名なパワースポットでもある。
絵画や写真など、身のまわりで富士山を目にする機会はとても多い。
絵や写真からでもそのエネルギーは強いパワー
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.10
最先端の街にそびえる大観音と
裏原宿の地霊スポット【青山・原宿編】
最先端のストリートと霊木の根株「君は麻布大観音を観たか?」
今回は、こんな呼びかけから始めたいと思います。
起点は、東京メトロ「表参道」下車すぐの表参道交差点。ここから青山通りを渡って、根津美術館方面へ進みます。通称みゆき通り。さすが南青山とばかりにハイブランドのフラッグシップ・ストアが建ち並んでいて、目移りしまくりです
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.9
稲荷信仰のメッカを詣で
猫稲荷の謎に挑む【赤坂・後編】
赤坂の歴史を物語るふたつの寺院 前編につづき、日枝神社の丘を下り、外堀通り(かつての外堀)を渡って赤坂の街を入ってみましょう。
ゆるやかな上りに3本の道が横断し、それぞれ飲食店が軒を連ねています。
かつて一帯は花街(花柳界)を形成。最盛期は料亭100軒、芸妓は400人を数え、政治家や軍人が足しげく通っていたそうです。いまは往時の面影はあ
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.8
赤坂のふたつの“尾根”をめぐり
古代のミステリーと出会う【赤坂・前編】
赤坂のまちが発展したきっかけとは「赤坂」とは、現在の赤坂見附から四谷方面に上る外堀通りの坂の古称で、その上り口ふきんに建てられた江戸城の門に赤坂の名が冠され(赤坂御門/赤坂見附)、やがてこの一帯の地名になったといわれています。
古地図の左上をよく見ると、「赤坂御門」のほか、「アカ坂一ツ木丁」「アカサカ表デンマ丁」などの文字
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.7
お江戸の鬼門ラインに連なる
最恐&最強の守護神めぐり
ムクノキの古樹に祀られた疫病治癒の「元宮」 今回の起点は、最近リニューアルして改札の向きが変わったJR御茶ノ水駅・聖橋口。 まずは、横断歩道を渡ってすぐの場所へ。
崖地に立つ古樹の幹に「太田姫神社 元宮 旧名 一口神社」という札が掲げられ、その上に「太田姫稲荷神社神符」を納める神棚が据えられています。
何でしょうかコレ。通行人の多くが
神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.6
上野の謎めく神仏と出会い
大寺院・寛永寺の記憶を歩く【後編】
これ以上落ちようがない大仏さま (前編からつづく)
花園稲荷をあとに、大通り(旧寛永寺の参道)を北に進むと、左に上野大佛の看板あり。「大仏山」と呼ばれる小高い丘につづく石段を登ると、なぜかインド風の仏塔が建っています。そしてふいに左に目を移すと、インパクト絶大な御尊顔が――。
何と、顔だけの大仏さま(青銅製、像高150センチ)です