駒草出版

東京~秋葉原にある版元です。刊行物関連の企画のほか、面白いオリジナル企画を 考えて発信していきます。公式:https://www.komakusa-pub.jp/ Twitter: @komakusapub

駒草出版

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マガジン

  • 樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者

    探索歴10年を超える、富士の樹海探索家・ココペリコ氏による連載。 毎月第二・第四金曜更新予定。

  • こまくさweb

    駒草出版のウェブマガジン、こまくさwebです。新刊、そして既刊の関連記事やためし読みのほか、オリジナル記事も展開予定です。

  • 本田不二雄の TOKYO地霊WALK

    神仏探偵・本田不二雄が案内する「トーキョー地霊ウォーク」。毎月第一・第三金曜更新予定。

  • マカロンタロットで学ぶタロットと西洋占星術

    こまくさWebの連載企画。『マカロンタロットで学ぶタロット占い』(駒草出版)の著者の加藤マカロンさんが、タロットと西洋占星術との関わりについて、わかりやすく説明します。

  • ラジオといるじかん

    はんこ作家、エッセイストのあまのさくやさんによるラジオにまつわる連載です。

最近の記事

  • 固定された記事

「こまくさWeb」はじめました。

駒草出版はnote内に、「こまくさWeb」というウェブマガジンをはじめました。新刊および既刊の関連記事を中心に、オリジナル企画も展開予定。このページを通じて駒草出版を知っていただけたらうれしいです。 スタートしたばかりの現在は、7月31日発売の『ナイツ午前九時の時事漫才』のためし読み、『マカロンタロットで学ぶタロット占い』の著者、加藤マカロンさんによる占いエッセイ、そして『フライデー・ブラック』にインスパイアされたブラック・カルチャーについての連載初回を掲載しています。

    • 樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第十話

      【初めて遭遇した自殺遺体】【まるで彫刻のようだった】 私が初めて目撃した自殺遺体は白骨化したものではなく、体が残っているものだった。  本格的な夏が近づく6月中旬。 都心などでは暑さが徐々に強くなる頃だが、樹海の中はまだ涼しさが残っている。 10メートルほど先に見える自殺遺体は、静かに立っていた。  「静かに自然に還る」 遠目で見ている限りはそのようなイメージだった。  だが、初めて自殺遺体を目にした私の感想は、不謹慎かもしれないが「美しい」であった。  無機質にた

      • 神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.12

        雑司ヶ谷鬼子母神堂の秘密と 謎めく禁足地の迷宮【護国寺~雑司ヶ谷編・後編】 「雑司ヶ谷マンダラ」(仮称)の“神セブン”へ さて、前編に引き続き、清土鬼子母神堂から弦巻通りに戻り西へ、つまり、旧弦巻川をさかのぼる形で、雑司ヶ谷の鬼子母神堂へと向かいます。  この通りは昭和の初期に暗渠化(現在は地下に下水道が流れている)された道なのですが、かつての谷川を思わせるゆるやかな曲線をなし、昭和の時代、たくさんの人々が往来した懐かしい風情をそこかしこに感じます。  手焼き煎餅の製造直

        • 樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第九話

          【死臭の先にあった首無し遺体】 【人生で一番怖かった出来事】 皆さんは自身の体験の中で 「あの時の出来事は人生で一番怖かった」 「あんな体験は二度としたくない」 というようなことはあるだろうか? 何を怖いと感じるかは人それぞれだが、怪談や人間の持つ恐怖など、世の中には様々なジャンルの怖い話が存在している。 YouTubeやTikTokなど、動画サイトで「怖い話」と入れて検索すればいくらでもあなた好みの恐怖動画が出てくるだろう。 私も幼い頃から怖い話が好きだった

        • 固定された記事

        「こまくさWeb」はじめました。

        マガジン

        • 樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者
          10本
        • こまくさweb
          165本
        • 本田不二雄の TOKYO地霊WALK
          12本
        • マカロンタロットで学ぶタロットと西洋占星術
          21本
        • ラジオといるじかん
          10本
        • 本と食と私
          20本

        記事

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.11

          御開帳の観音像を刮目し 鬼子母神出現の謎に迫る【護国寺~雑司ヶ谷編・前編】 期待感を募らせる護国寺の参道「御開帳」。  信徒はもとより、仏像好きをザワザワとさせる魅惑の3文字です。  ふだんはお堂の厨子に納められている仏像が、その御扉を開いてお姿を顕すわけですね。  場所は文京区の護国寺。徳川5代将軍綱吉の生母・桂昌院の発願によって創建された、お江戸を代表する巨刹のひとつですが、近年、毎月18日に本尊を御開帳されていると聞き、この機会を逃してはなるまいと思った次第です。

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.11

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第八話

          【樹海と宗教と消えた頭蓋骨】日本三大パワースポットと呼ばれる富士山、その麓にある富士の樹海。樹海から消えた頭蓋骨を持ち去ったのは宗教団体か? それとも人体収集家や人骨マニアだろうか? 【富士山周辺の宗教施設と陰謀論】 富士山は日本の象徴であり、世界的にも有名なパワースポットでもある。 絵画や写真など、身のまわりで富士山を目にする機会はとても多い。 絵や写真からでもそのエネルギーは強いパワーを発しており、その姿を見ようと世界中から多くの観光客が日々訪れる。 いったい富

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第八話

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.10

          最先端の街にそびえる大観音と 裏原宿の地霊スポット【青山・原宿編】 最先端のストリートと霊木の根株「君は麻布大観音を観たか?」  今回は、こんな呼びかけから始めたいと思います。    起点は、東京メトロ「表参道」下車すぐの表参道交差点。ここから青山通りを渡って、根津美術館方面へ進みます。通称みゆき通り。さすが南青山とばかりにハイブランドのフラッグシップ・ストアが建ち並んでいて、目移りしまくりですね。  そんななか、確かな存在感(違和感?)を放つ、真新しい神社がありました。大

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.10

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第七話

          【富士の樹海と宗教施設】 【樹海の奥深くにある宗教施設】 前回、前々回と富士の樹海の都市伝説について話してきた。 今回もまたその都市伝説の一つ 「樹海の奥には謎の宗教施設がある?」 こちらについて話していこう。 皆さんはこんな言葉を聞いたことはあるだろうか? 「樹海の坊主を侮るな!」 自殺の教科書と言われている『完全自殺マニュアル』(1993年:太田出版刊)の目次の項目のひとつだ。 この言葉を知っている人は、富士の樹海マニアとしてある程度の知識を持つ者だろう

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第七話

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.9

          稲荷信仰のメッカを詣で 猫稲荷の謎に挑む【赤坂・後編】 赤坂の歴史を物語るふたつの寺院 前編につづき、日枝神社の丘を下り、外堀通り(かつての外堀)を渡って赤坂の街を入ってみましょう。  ゆるやかな上りに3本の道が横断し、それぞれ飲食店が軒を連ねています。  かつて一帯は花街(花柳界)を形成。最盛期は料亭100軒、芸妓は400人を数え、政治家や軍人が足しげく通っていたそうです。いまは往時の面影はありませんが、料亭「赤坂 浅田」がわずかに往時の風情を偲ばせています。  そして

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.9

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第六話

          【富士の樹海の都市伝説 後編】 【一度入ったら二度と出てこられない迷いの森】 この噂は、富士の樹海について調べると一度は聞いたことがあるだろう。 樹海の中に一歩でも足を踏み入れると、二度と出てこられなくなるという都市伝説だ。 「樹海」という名前は、山頂から眺める様が、広大な森が風に揺られ、海原でうねる波のように見えたことから付けられたという。 地図で見るとわかるが、富士の樹海は広大である。 富士山を中心に山梨県と静岡県にまたがるその森は、「一度入ったら二度と出てこ

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第六話

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.8

          赤坂のふたつの“尾根”をめぐり 古代のミステリーと出会う【赤坂・前編】 赤坂のまちが発展したきっかけとは「赤坂」とは、現在の赤坂見附から四谷方面に上る外堀通りの坂の古称で、その上り口ふきんに建てられた江戸城の門に赤坂の名が冠され(赤坂御門/赤坂見附)、やがてこの一帯の地名になったといわれています。  古地図の左上をよく見ると、「赤坂御門」のほか、「アカ坂一ツ木丁」「アカサカ表デンマ丁」などの文字が見えます。  ちなみに、かつての赤坂は現在「紀伊国坂」と呼ばれています。それは

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.8

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第五話

          【富士の樹海の都市伝説】【コンパスは狂うのか?】 上記で述べたように、樹海にまつわる都市伝説は数多く存在する。 「コンパスは狂うのか?」は、樹海の都市伝説で最も有名で、知りたいことでもあるだろう。 「The 樹海都市伝説」と言っても過言ではない。 やはり多くの人が興味を持っているのだろう。   私もこの質問を何度もされてきた。 結論から言う。 森の中でコンパスが狂うことはない。   これは樹海にまつわる書籍やSNSでも紹介されているが、樹海の森の中でコンパスがクルク

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第五話

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.7

          お江戸の鬼門ラインに連なる 最恐&最強の守護神めぐり ムクノキの古樹に祀られた疫病治癒の「元宮」 今回の起点は、最近リニューアルして改札の向きが変わったJR御茶ノ水駅・聖橋口。 まずは、横断歩道を渡ってすぐの場所へ。  崖地に立つ古樹の幹に「太田姫神社 元宮 旧名 一口神社」という札が掲げられ、その上に「太田姫稲荷神社神符」を納める神棚が据えられています。    何でしょうかコレ。通行人の多くが見逃すこの一画。いろいろ謎すぎます。  この木(ムクノキ)は太田姫神社の元宮との

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.7

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第四話

          【自殺の日】 9月1日は、夏休みも終わり新学期が始まる日である……。 2023年における若年層(20歳代以下)の自殺者は1298人。 そのうち小中高生は507人で、2021年(514人)に次いで過去2番目に多かった。 (男子は259人、女子は248人) 自殺の主な原因は「健康問題」、「学校や職場環境の問題」、「経済・生活問題」などさまざまだが、その中でも学生を中心とした20歳未満の死は「いじめ」、「恋愛問題」、「親子関係の不和」など、対人関係の悩みが上位を占めている。

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第四話

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.6 

          上野の謎めく神仏と出会い 大寺院・寛永寺の記憶を歩く【後編】 これ以上落ちようがない大仏さま (前編からつづく)  花園稲荷をあとに、大通り(旧寛永寺の参道)を北に進むと、左に上野大佛の看板あり。「大仏山」と呼ばれる小高い丘につづく石段を登ると、なぜかインド風の仏塔が建っています。そしてふいに左に目を移すと、インパクト絶大な御尊顔が――。  何と、顔だけの大仏さま(青銅製、像高150センチ)です。    もとは首から下のある立派な坐像でした。ところが、地震によって倒壊、破損

          神仏探偵・本田不二雄が案内する 「TOKYO地霊WALK」 vol.6 

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第三話

          LIVE配信での遺体発見率 私には「LIVE配信をすると遺体を見つけてしまう」というジンクスがある。 今回はその中の1つを話していこう。 ◯◯◯◯年◯月◯日 日時は書かないでおく。 私のSNSにて樹海探索のLIVE配信の告知をした。 普段は動画を編集して載せているだけなので、リアルな探索の臨場感は伝わりづらい。 いつも見てくれている視聴者に、樹海探索の雰囲気を少しでもリアルに味わってもらうため、樹海内でのLIVE配信を決意したのだ。 その時の私は「樹海の奥深くは

          樹海ミステリー 生を紡ぐ森と生を終える者 第三話