開業鍼灸師は鍼灸受療率とどう向き合うか
はじめに鍼灸業界を見渡すと鍼灸院経営として苦戦する論拠として「鍼灸の受療率が低い」ことが話題となる。この話題を受けてさらに二つの意見が聞かれる。「受療率を上げなければ鍼灸に未来がない。受療率をあげるために頑張ろう。」そして、「鍼灸の受療率が低いことは、これからの鍼灸にとってチャンスだ。伸びしろなのだ。」というものである。散発的にみられる受け答えだが、事実として受療率は変化しているのだろうか。さらには受療率を意識することはどこまで有意義なことであろうか。その点、疑問に思う点でも