「あたりまえ」のない世界を、どう生きるか。
「あたりまえ」だと思っていることは、意外と「あたりまえ」じゃない。
この感覚を養ってくれたのは、高校時代から大好きだった「歴史」だった。
先日、新聞を眺めていると、こんな言葉が目に入った。
1カ月前、第46代米大統領に就いたジョー・バイデン氏は「民主主義はもろい」と語る。古代ギリシャ以来、2500年以上の歴史を持つ民主主義は長く衆愚政治に陥ると忌避された。それがこの2世紀ほどで自由や法の支配という価値と結びつき、経済成長に伴って普遍的価値に高まった。
(太字は引用者に