【悪い種子】【死の天使レイチェル】
『悪い種子(たね)』マーヴィン・ルロイ監督 1956年
人前では無邪気で可愛らしい少女が殺人や犯罪を重ねる。
ブロンドの三つ編み、実に子供らしく愛らしい風貌。
反面、恐ろしいほど良心に欠け、善悪の区別を持たず、良心の呵責など微塵も見せない人形のような風体を持ち併せている。
背景には、母親の壮絶な出生の秘密が潜んでいた。
母親自身も知るよしなく引き継がれた悪い種子。
少女の殺人も暴かれていく。
「(子供だから)誰も私を電気椅子にかける事なんてできないわ」というセリフがあったと