【アパートメント・ゼロ】連続殺人犯は誰?ネタバレしてても面白い!
【アパートメント・ゼロ】(88)
さびれた名画座を経営する青年エイドリアンはアパートの10号室、数字も剥がれ落ち”0号室”の住民。
経済的理由でジャックというルームメイトと同居し始めた。
その頃、残忍な連続殺人事件が巷を騒がせていた。
その手口から元特殊部隊の仕業が疑われる。
ジャックは誰からも好かれる一方、エイドリアンはジャックを独占したいと考えていた。
その矢先、エイドリアンの知人で、映画館の受付を担当するクラウディアからジャックの正体が連続殺人犯であることを告げられる。
ジャックはクラウディアを殺した後、エイドリアンにその後処理を協力させるが・・・
この映画、まず設定が巧い。
主人公が映画マニアだから映画に関するマニアックな問答や、小道具で惹きつけられる。
映画の中盤で連続殺人犯が誰であるか分かるし、分かってからの展開が見ものであるから、連続殺人犯の正体を明かしても問題ではないだろう。
あえて言いませんけど・・😚
アパートの住民も個性的。テレビで専門家が言う。
「犯人はとても、そんな風に見えなく、あなたの友人や家族、お隣さんかも・・。」いっせいに”0号室”を疑い出す住民コントはズルい・・( *´艸`)
そして最後の最後まで映画へのオマージュを失することの無い憎い演出よ。
これは稀にみる緩急の効いた傑作だと思います。
ぜひともジャケがダサくてもいいので、DVD化を切に願います。
キャスト
エイドリアン:コリン・ファース
ジャック:ハート・ボックナー
マーガレット:ドーラ・ブライアン
メアリー:リズ・スミス
カルロス:ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ
ローラ:ミレッラ・ダンジェロ
エイドリアンの母:エリヤ・アンドレオーニ
クラウディア:フランチェスカ・ダローヤ