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【探偵スルース】寝取られ亭主VS金欠好青年 激突! 人格貶め合いミステリー!
当時の英国新旧2大俳優の激突二人芝居の傑作ミステリー!
【探偵スルース】(72米英)
寝取られ亭主の人気推理作家(ローレンス・オリヴィエ)。
作家の美しき妻とデキている美容師の青年(マイケル・ケイン)は恋の決着をつけに作家の邸宅を訪れた。
浪費癖ある妻への不満はあるものの、若き美容師の青年に激しい対抗心と嫉妬を燃やすが、作家はとんでもない相談を美容師の青年に持ちかけて・・。
着実に相手の弱みを突きながら、1つ失えば2つ取り戻さないと気が済まない二人。
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子供じみた貴族趣味が鼻に就く寝取られ亭主。
美しい妻への愛憎半ばの分裂感情をギラリと光らせながら、狡猾で冷血な好事家ぶりを発揮する。
それに対し育ちの劣等感をバネにする美容師の青年の逆襲ぶりも半端ない。
笑顔での言葉の銃弾を撃ちあいは、次第にエスカレートしていき思いもしなかった着地点。
他者を徹底的に貶めるということ、ゲームがゲームではなくなる様はおぞましく、それでいて可笑しくもある超一級のスリラーであり、皮肉な喜劇っぱくもある。
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数年前、ミステリー書籍にて様々なジャンルの傑作を押しのけて、栄えあるベストワンに選ばれたのが今作であるとのこと。
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監督 ジョーゼフ・L・マンキーウィッツ
脚本 アンソニー・シェーファー
原作 アンソニー・シェーファー『探偵<スルース>』
出演 ローレンス・オリヴィエ
マイケル・ケイン
アレック・コーソーン
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マイケル・ケインとジュード・ロウによるリメイク作も良き良き。
こちらも視聴から10余年経っているが、おすぎしたディスク探してる最中です。