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〈ロンドンと食〉英国的いちご狩りPYOへ

この記事は、訪れた場所についての内容とあわせて、ふだんグルテンフリーかつマクロビオティック(プラントベース)という、自分のカラダに一番合うと感じている食生活を中心に過ごす私の目線で、外出先での食事情についても触れているおでかけシリーズです。


野菜も果物も!農場で過ごす日曜日

ふだん日曜日は、翌週分の食料を調達しにファーマーズマーケットへ行くのがお決まりなのですが、この日は自ら収穫 & 購入できる農場を訪れました。

購入者が産地で自ら摘み取る方式 Pick your own 略して PYO は、日本のいちご狩りのように人気のアクティビティ。ロンドン郊外にはPYO専用ファームがいくつかあるので、その中でも多種多様な農作物を収穫できる Garson Farm Pick Your Own を選びました。

入場に必要なFarm Passを、公式サイトから入場時間とともに事前予約します。予約時間になったら、農場入り口の係員さんに予約画面を提示して畑へGO!

農場入り口の掲示板

農場内はとても広いので、畑ごとを車で移動するスタイルです。場内MAPを確認しながら、掲示板にある “現在収穫できる農作物” を目指す。

場内MAP by Garson Farm公式サイト

はじめの畑は、ビーツ・インゲン・ひまわり。畑の入り口にある小屋にて収穫用の袋をもらってから収穫スタート!

畑入り口の小屋で袋をもらう
(無人の場合も取ってOK)

小屋には価格表がありました。農作物ごとに基準が異なるので、収穫前に確認しておくと安心。会計は最後にまとめて行います。

価格表
(反射し見にくい画像になってしまった…)

手前がインゲン、奥にはビーツの畑があります。広ーい!

まずはインゲンの葉っぱをかき分けて、食べごろを吟味し摘んで袋へ。楽しくてどんどん摘みたくなるので、自宅で調理し食べきれる量を見極めるのが難しい。こんなにも開放感あふれる場所に立つと “適量” の感覚がバグってしまいます。笑

インゲンの畑

お次はビーツの畑へ。土に埋まっているので、抜いてみないと大きさが分からないのがビーツさんです。土からぷっくり顔を出している部分から大きさを予想して抜いてみます。葉っぱも食べられるので、葉付きで袋へ。

ビーツを収穫

同じエリアにある、ひまわり畑にも立ち寄ります。ただ、お花は持ち歩いている間にヘタってしまうのが心配。本当は最後にしたいと考えていたものの、敷地は想像以上に広く順路も決まっています。戻ってこられる可能性は低いので、ここで収穫して次へ。(ハサミは各自持参します)

全ひまわりがお日さまに
向かって咲いている

ひまわりの後は、車へ戻り移動。小屋で紙箱をもらい、大粒の完熟カシスを摘み取ります。味見でひと粒いただくと、パンチある酸味!どんな風に加工しようかな〜とあれこれ想像しながら収穫する楽しい時間でした。

完熟カシス

このエリアにはブロッコリーもあったのですが、どれも小ぶりで房部分は乾燥気味のため収穫は断念。全体的に野菜の畑はどれも、雑草が多めで間引きもしていなさそうな雰囲気なので……だいぶワイルドな環境だな〜という印象です。笑

チェリーの収穫へ向かう

さてさてお次は、楽しみにしていたチェリーのあるエリアへ移動してきました。ロンドンでは7月に入るとおいしい英国産チェリーが市場に並ぶので、ちょうどシーズン中に来られたのが嬉しい。

さくらんぼ狩りの仕方
その場で食べちゃう人が多いのか
支払って洗ってから食べてね
と強調してある

すでに夕方ということもあり、入り口側の木には実が残っていない。奥へ進み、葉っぱに隠れている完熟チェリーを探します♪ 

食べごろのチェリーを発見!

大きな箱が熟れたチェリーでいっぱいになり大満足〜! 早く食べたい。

チェリーの他にもうひとつ、楽しみにしていたのがいちご狩り。でも農場入り口にあった掲示板の “現在の農作物” にいちごは書かれていなかったのです。

友人と「唯一いちごが残念だったよね」と話しつつ会計へ向かって車を走らせていると……いちご畑から山盛りに収穫した人たちが出て来るではあ〜りませんか!

いちご畑でいちご狩り

人気だからこっそり開けているのか、定番すぎるからあえて案内をしていないのか……謎は残ったままですが、念願のいちご狩りができました。

別のエリアでは地植えのいちごも見ましたが、ここでは高い位置にプランターを設置していて日本のいちご狩りみたい。ハウスはなく、植物本来の旬に太陽光を浴びて真っ赤に実ったいちごを摘んで食べられるのは、なかなか貴重な経験です。

摘みたて完熟いちご

「営業終了まであと10分」という係員さんの声にはっとして、急いでお会計へ。 14:30に入場し、あっという間に2時間半経っていました!

会計所は出口の手前にあります。一台ずつその前へ進み停車して降車、すべての収穫物を計量してもらいお支払いする流れ。その際、予約時に決済した金額はデポジットとして合計から引かれたのでお得感がありました。

〈次回用メモ〉

  • 週末の予約は前の週の土曜日なるべく早い時間帯に

  • 収穫する時間は3時間ほど確保できるとベター

  • 庭仕事用のハサミを持参する

  • 花の茎に巻くキッチンペーパー・アルミホイル・水を持参する

  • 花をまとめる紐などあると便利かも

  • 雑草が入り込まない裾細めパンツと長めの靴下を履く

  • 暑くても長袖は必要&首まわりもガードしたい

  • 水分補給用の水は多めに持つ

  • 畑付近に水道がないのでウェットティッシュ忘れずに

  • 日差しを遮る帽子&サングラス忘れずに

  • 大きめマチあり防水厚手の買い物袋あると便利

ファーム・レストランでお昼ごはん

収穫前、少し早めに着くように向かって施設内のレストラン The Orangery Tea House でランチ。ちょうどお昼時でしたが、席数がわりと多くてすんなり着席できました。メニューはバリエーションが豊富でどれもおいしそう! グルテンフリーやプラントベースのオプションもあります。

ビーツに惹かれたので、表面を焼いたやぎチーズとの組み合わせがおいしいサラダを選びました。バターナッツかぼちゃ・ナッツも入っていて食べ応え◎ このラズベリーとミントのドレッシングは自宅で再現してみたいな。
また、ベリーたっぷりスムージーも甘酸っぱく濃厚、最高でした! 農作業前に内側からの紫外線対策もついでに意識〜♪

ビーツとやぎチーズのサラダ
&
ブラックベリー・ブルーベリー
・カシス・バナナのスムージー

レストラン以外にもガーデンセンターとファームショップがあり、これらは農場の事前予約がなくても利用できます。

次回はトウモロコシやかぼちゃ狙いで秋にまた訪れたい!

Garson Farm Pick Your Own公式サイト(英語ページ)
https://www.garsons.co.uk/pyo-farm
所在地Garson Farm PYO, Winterdown Rd, Esher KT10 8LS

※この記事は2023年7月9日訪れた当時の情報です。

ファーム戦利品とお料理と

Garson Farmで収穫した
野菜・果物・花

帰宅後すぐに花瓶を用意し、ひまわりにお水をたっぷり吸ってもらう。野菜と果物は並べて、眺めつつ何を作ろうか考えてみました。

ひとまず休憩しながら、いちごを頬ばると甘くてジューシー!なんて贅沢な水分補給なのだろう。しばし採れたてのおいしさを堪能しました。

ほうれん草
しんなりする前に茹でて、お浸しや和え物に。新鮮だから、シンプル調理で素材を味わいたくなります。

ビーツ
スープにしたり、フムス(ひよこ豆ペースト)に混ぜたり。葉は茹でて和え物にしました。

ビーツをフムスに混ぜて
オーツクラッカーにのせてパクっ

ポインテッドキャベツ
葉が柔らかくて日本のキャベツみたいに食べられる種類なので、サラダと炒め物を作りました。

インゲン
自宅にある野菜と一緒に焼き浸しに。お味噌汁の具材にするのも好きです。

オクラ・トマト・インゲンの焼き浸し
欲張って野菜を焼きすぎたらしく
たれが少なめになってしまう…笑

カシス
アイスクリームとジャムに加工。

カシスの自家製アイスクリーム
(グルテンフリー/植物性)

いちご & チェリー
そのままを堪能!

翌朝のひまわりは
水を吸い上げいきいき

帰宅時はしんなり元気がなかったひまわり。翌朝には水をしっかり吸い上げて復活しました! 部屋に飾るとすごく存在感あるお花。しかも、とても丈夫です。1週間以上経った今日もまだ花びらが落ちることなく綺麗に咲いています。起床後の水換えタイムに会うと、毎朝ハッピーな気分で1日をはじめられる♪

それでは、また!

日々の食事についてはこちら


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