ベジ版ミートローフ「ナットロースト」のレシピ
この記事では、先日開催のワークショップにて好評だったプラントベース料理「ナットロースト」のレシピを紹介します。
おもてなし料理に◎ナットローストとは?
「 ナットロースト(Nut roast)」または「ナットローフ(Nut loaf)」というお料理は、あまり馴染みのない方が多いかもしれません。簡単に表現するとベジタリアンやヴィーガン(材料によって)の人も食べられる、植物性の材料で作るミートローフのようなものです。
材料はナッツや野菜、穀物、調味料など。材料でハンバーグだねのようなものを作り、型に詰めて形を整えオーブンでローストします。
ナットローストは、イギリスの伝統的なローストディナーでお肉の代わりに食べられることもあり、お肉を食べない人用のメニューのひとつとしてレストランやガストロパブなどで提供されているお料理です。また、クリスマス料理のひと品としても一般的。
野菜の旨みとナッツのコクがぎゅっと詰まった、少量でも満足感あるヘルシーなメインディッシュです。お肉大好きな我が夫にも好評♪
なお今回のレシピは、グルテンフリーの食生活をしている人にも食べてもらえます。
材料
1ポンドローフ型(15 x 9 x 7 cm )1台分
・お好みのナッツ 計100g
・栗(加熱済むき栗)70g
・ドライいちじく 30g
・玉ねぎ 正味150g
・マッシュルーム 100g
・にんじん 75g
・セロリ 50g
・ポロネギ 50g
・にんにく 正味8g
・無臭ココナッツオイル 大さじ1杯
・お好みの植物性ミルク 30ml
・カシューバター 20g
・コーンスターチ 10g
・野菜だしパウダー 5g
・味噌(米味噌使用) 5g
・自然塩 3g
・寒天パウダー(AgarもOK)2g
・アーモンドパウダー 25g
・パセリ(葉と柔らかい茎部分) 10g
・レモンの皮すりおろし 1/2個分
・オレガノ(ドライ)小さじ1/2杯
・ブラックペッパー 適量
☑︎ナッツは数種類ブレンドするとよりおいしいです。
☑︎ポロネギが入手しにくい地域の方は、下仁田ネギで代用するのがおすすめです。なければ長ネギでどうぞ。
☑︎無臭ココナッツオイルは、素材の味がはっきり出て冷ました後ずっしり感が出るため使用しました。お好みの植物油でもOK
☑︎野菜だしパウダーは今回、茅乃舎の野菜だしを袋を破って使用。お好みのものでどうそ。
手順
①準備
オーブンを200度にあたためる。型にオーブンペーパーを敷く。
ナッツ・栗・ドライいちじく(カタイ軸は取り除く)は、フードプロセッサーにかけるか包丁でこまかく刻みボウル(中)へ入れる。
にんじんは、フードプロセッサーにかけるか包丁でこまかく刻む。
玉ねぎ・マッシュルーム・セロリ・ポロネギは粗みじん切りにする。
にんにくは包丁の腹で潰してからみじん切りする。
②野菜を炒める
フライパンを中火にかけ、無臭ココナッツオイルを溶かしひろげる。
にんにくを入れ香りがたったら、玉ねぎ・マッシュルーム・にんじん・セロリ・ポロネギを加えて全体に油が行き渡るようによく混ぜる。
自然塩ひとつまみ(分量外)を振り、焦げないように混ぜながら5分ほど炒める。
炒め終わったら、先ほどのナッツ・栗・ドライいちじくのボウルへ加えてよく混ぜる。
③味付けする
ボウル(大)に植物性ミルク・カシューバター・コーンスターチ・だしパウダー・味噌・自然塩・寒天パウダーを入れ、なめらかな状態になるまでよく混ぜる。
混ぜ合わせておいたナッツ・栗・ドライいちじく・野菜を加えてよく混ぜる。
パセリをこまかく刻んで加え、レモンの皮をすりおろす。ブラックペッパーを気持ち多めに挽いて、アーモンドパウダー・オレガノを加えたらよく混ぜ合わせる。
④焼く
スプーンを使い型の中にぎゅっと詰める。
200度のオーブンで、アルミホイルを上にかぶせて30分、ホイルをはずしてさらに20~25ほど焼く。※焼き加減はオーブンの種類により異なります、表面が焦げすぎないように様子を見て調整してください
型のまま粗熱を取ります。型を触っても熱くない程度まで温度が下がったら、オーブンペーパーごと型から外してケーキクーラーの上で完全に冷ましてから切り分けてください。※熱いまま切ると崩れます
そのまま食べても美味しいですが、ソースを添えたい場合はお手持ちのケチャップやソースをお好みで混ぜ合わせ、ごく少量ずつ野菜だし汁などを加えながら混ぜてお好みのかたさに調整すると簡単に作れます。
先日のワークショップでの様子がこちら。紹介したレシピで作ったナットローフをおもてなし用に盛りつけたテーブルスタイリングです。
メイン用のプレートには、カットしたナットナットローストの隣にハッセルバックポテトを配置し、素揚げしたセージの葉とサラダを添えました。
この時のソースは、グルテンフリー&プラントベース仕様にアレンジしたフレンチのブラウンソース風をベースに作ったものを使いました。
それでは、また!
「ケの日の台所」から生まれる
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