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すごい本を読んでしまった


私はこれまで、折り目をつけながら
本を読んでいた。

いい文章や好きなページに折り目をつける。

付箋はめんどくさいし、
別に誰かにあげるわけでもないしね、と
思いながらいつものように読み始めたら
冒頭から折り目だらけになり、
これちょっと本の見た目が悪くなりすぎるのでは……と思い、ついに付箋を用意。

付箋だらけになってしまった。

でもどの付箋もひとつひとつが大切で、
それだけ大切なことがこれでもかと、
ぎゅう詰めになっている一冊だ。

折り目をつけたり、ふせんを付けた部分は、
読書用のノートに
手書きで記録しているんだけど、
それもページに収まらない。
文字がぎゅう詰めである。

これは普通のCampusノートにつけている。
よく、書店に読書の記録ノート売ってるじゃん。いい文章を記録しておくという名目でキャラ物だったりガチの文学勢っぽい雰囲気で売られてるけど、あれは読書をなめてると思う。
総じてすっごくサイズが小さいでしょ。
いい本って、あんなちっぽけなサイズで収まらないほどの収穫があるものなのに。

それをとことん思い知らされた
『「本当の」私に会いにいく』。

帯に書かれた
“アン・ハサウェイ”の文字に惹かれて、
というミーハーな動機で読み始めたのだけど、
もうこれを読む前の自分に戻れなくなってしまった!

あぁ、また強くなってしまった……! 

でも良かったぁ、
本当の私は全然弱くなんてなかったからさ。