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サバイバルボディー 人類の失われた身体能力を取り戻す (スコット・カーニー 著)~呼吸~

本書はアメリカのジャーナリスト,スコット・カーニーが
「アイスマン」ことヴィム・ホフの呼吸法と瞑想と寒冷刺激によって人間の眠っている身体能力を引き出すトレーニング法の正体を暴いてやろうと乗り込んでみるのだが――――。
というノンフィクション。

ニューエイジな感じてちょっと怪しい気もするヴィム・ホフですが、
彼が氷河の上で瞑想したり、氷の張った湖に飛び込んだりする姿を見て
私は「これが鍛錬で獲得できるのなら冷え症は間違いなく克服できる」
と思い読み進めました。

著者がヴィム・ホフの言うことに肩入れせず
批判精神を持ちながらレポートしているのも信用性があります。

その中で著者が呼吸についてのトレーニング方法を記載しているページの紹介を紹介した箇所を私も実践してみたので

個人的体験感想を記してみます。

とはいえ、少し危険性のあるメソッドなのでもしこれをご覧になってやってみようと思われたら、
お気をつけて実践してください。

警告
本書の目的は人間の体の限界と可能性についてジャーナリスティックに調査することである。
ここで紹介するメソッドを試す場合は、しかるべき経験、トレーニング、健康状態、医師の承認、監視が必要だ。
その場合でも、読者はこれらの行為が本来危険なものであり、
深刻な害や死につながる危険性があることを自覚していなければならない。

"What doesn't kill us" (by Scott Carney))(小林由香 訳)

これから紹介するテクニックを試してみる前に、免責事項についてご一読願いたい。
本書で紹介するメソッドは、場合によってはけがをしたり、下手すれば死亡する可能性もある。
トレーニングの場所を選ぶに当たっては、短時間だが気を失って倒れるリスクがあることを忘れずに。
担当医の許可を得た上で実践すること。

サバイバルボディー 人類の失われた身体能力を取り戻す(スコット・カーニー)(小林由香 訳)

くどいようですが引用の免責事項にもあるように
このトレーニングは息を止めるという特性上の危険性を常にもっていることをご留意いただき、
もし実践される場合は自分の体と相談をしながら少しずつ進めていってください。

気を失う可能性があるため、
「運転中」「プール・海」「ロッククライミングなどの危険な場所」などでの使用は控えてください。

また、空腹時や過度に疲れているときも避けた方がいいです。

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