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育てにくい子の【片付け】がうまくいかない!how-toよりも大切なたった1つのこと

発達障害・不登校・里子…ちょっと育てにくい我が子。相談、病院、療育…いろいろがんばっている、なんだか成長してる気がしない。

そんなつらい「今」をすごしているママが、自分らしく子育てを楽しむ余白をもてるように、マインドフルネスをベースにした講座を実施しています。小林ふみこ(臨床心理士・マインドフルネス)です。

夢は、すべての子どもの施設にマインドフルネスの選択肢を広めること。

今回は、片付けについて。

「片付けなさい」だけじゃ動かない我が子だから。
・15分前から予告。
・具体的に「これをここに入れるよ」と片づけるものと場所を提示。
・片づけられたら「褒める!」
こんなに色々配慮してるんだけど、なーんか、もやもやしている。なんで私、こんながんばってるんだろう…。虚無感…。

こんなママさんがいたら、このサイクルでがんばることを一旦やめませんか?目に見えないけど存在している「もやもや」「虚無感」を大事にする選択が、「いいかげんにしなさい!」爆発を防ぐかもしれません。


既存の方法=「行動」をとらえる。


特性のあるお子さんの関わり方として一般的なのが応用行動分析的なもの。
応用行動分析は目に見える「行動」に焦点をあてます。

たとえば、
ママ「片づけて」

子ども【わざとでれーんとしながら】【すんごーくゆっくり】片づけている

子どもは、暗に、ママに何かを伝えているかもしれません。
例:うざい、やりたくない…。
めっちゃ腹が立ち「何その態度は!!!」と言いたくなりますが、

本来やってほしい・増やしたい行動は「片づける」なので、

「片づけられたね」
「片づけてくれてありがとう」

できている行動をほめます。ほめられると報酬になるので、その行動が増えると言われています。

母のがんばりが報われないとき


上記のように、今何を言ったらいいのか考えて
しっかりと理性的に対応!

それが、報われたら、それでいいですよね!!!
地域でご相談を受けるときにも、それがめっちゃママも子もはまって。その資格とります!とか相談やめます!とかってなるママもいらっしゃいます。

でも、

そんなにうまくいかないのが、特性のある子ども達。
結構がんばりました…。最初はやってくれましたが、すぐにやらなくなってしまいました。家ではぜんぜんムリでした。

ってことも多いです。

がんばりが報われない=もやもやにつながると思うんです。
がんばってもがんばっても、同等の対価がないんだもの。
虚無感に襲われて当然です。

そんなとき、既存の方法では、じゃあどうしたらいいかなってまた行動を探っていきます。でもさ、親のもやもや、疲労感、うんざり感、虚無感…、そんな感覚在りきだと、頑張ろうにも頑張れません。

見えないものの積み重ねが爆発につながる


・私だけがんばってるんだけど(T-T)
・なんで私ばっかり、こどもをもてなしてるの!!!?

もやもやや虚無感は、イライラにもつながっています。自責…。他責。

「頑張りすぎないでね。ほどほどで大丈夫よ!」

じゃああなたが責任をもって育ててくださいよ怒(内心)と他人事にも思える発言にイライラしたり。

子どもの行動だけを見て、理性的に対応するって、なかなかキツイんですよね。ロボットだったらできるけど。

自分の非言語ほど、ないものにしない


もやもや~
ズキズキ
ずーん
ギュー

からだのどこかにある非言語は、自分へのメッセージです。
見ないふりして動くことができてしまうもの。
だけど、メッセージを聞かないと、わたしを見てよ!!聞いてよ!!!って怒っちゃう(イメージが苦手な方ごめんなさいね)。
蓄積することで、爆発!!したりダウンしたりしてしまいます。
決して無視しないことが大事です。

・パソコンを立ち上げている待ち時間
・トイレ
・シャワーが温かくなるまで
・手洗い

何気ない瞬間に、目を閉じて呼吸に意識をむけてみる。
それだけでも、自分を労わることにつながります。

労わりのメッセージを伝えてみる


これ、セルフコンパッションと言われます。セルフコンパッションとは、自分に思いやりを向けること。

・言葉でもいい
「私がんばってるね」
「私(私たち親子)には何がひつようかな」

・態度でもいい
腕をちょうどよいスピードでさする
頬を手で覆って温かさを感じる
ハグ、いいこいいこ

がんばっていて疲弊している自分に、優しい誰かが声をかけてくれるように。なぐさめてくれるように。

ちょっとでも、肩の力や目の奥の力が抜けたら◎

まとめ


片付けで、子どもの特性に応じて、いろんな配慮をがんばっている。でも、うまくいかなくて疲弊してきたら、これまでの頑張るサイクルを一旦はなれて、ご自分を看る時間を増やしてあげましょう。

あなたのペースを大事に、どうぞご自愛ください。

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