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「あなたのnote、本当の目的は何? 初心者でもできる“KGI&KPI”設定で人生を変える投稿術」

noteを始めたけれど、何をゴールにすればいいのかピンと来ない…
実は“目的が曖昧”なままだと、せっかくのアイデアやスキルが埋もれてしまいます。
本記事では、初心者でも迷わないKGI&KPIの立て方をわかりやすく解説。
企業の商品PRから個人の趣味ブログまで、事例たっぷりで「どんな数値を目標にすればいい?」がスッキリわかります。

今すぐnoteを“自己満足の場”から“成長と収益のステージ”に変えてみませんか?

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「noteって何? ユキちゃん、うさぎ先生に相談する」

 夕暮れのビル街を走り抜け、ようやく定時ちょっと過ぎに会社を出られたユキは、ほんの少し心が弾んでいた。社会人2年目の彼女は、最近SNS担当としても仕事が回ってくるようになり、マーケティング系の知識を勉強中だ。ところが、会社のSNS運用だけでなく、どうやら“note”というプラットフォームも活用しろという指示が出ていたらしい。
 「note……私、名前だけは知ってるんだけど、詳しくどう使うかイマイチ掴めてないんだよね」とユキは心の中でつぶやく。自宅アパートのドアを開けると、そこには長い耳を持つ“うさぎ先生”の姿があった。人型のウサギに変えられたかつての大学教授であり、今はユキの家に秘密裏に居候中。マーケティングや心理学、AI研究にまで精通している不思議な存在だ。
 「ただいまー。先生、聞いてください! 会社から“noteを活用しろ”って言われたんですけど、どうしたらいいんでしょう……?」
 うさぎ先生はソファの上からゆったり体を起こし、「おかえり、ユキくん。noteか……あれは最近ビジネスでも個人活動でも注目されているプラットフォームだね。文章を投稿して発信し、ファンを作ったり収益化したりもできる。面白いテーマだ」と穏やかに言葉を返す。

 ユキは鞄を置き、靴下を脱ぎながらうんうんと頷く。
 「そうなんですよ。最近、会社が販促用の記事をnoteで書いてみろとか言い始めて。さらに私、個人的にも写真の活動を副業っぽくやってみたいなぁと思っていて……。で、noteって、自分の文章や写真を投稿できるんですよね?」
 先生は「そうだ。記事を投稿して認知度を高めたり、有料記事などで収益化を狙ったり……様々な使い方がある」と耳をぴくりと動かす。
 「ただ、漠然と始めても成果は出にくい。そこで大事なのが“目標設定”なんだよ。KGIとKPIという概念を知っているか?」
 ユキは首をかしげる。「KGI……KPI……ですか? 聞いたことはあるけど、よくわかりません!」

 先生は微笑みつつ、「じゃあ今日の夜は、KGIとKPIの話をしよう。noteを始めるにあたって、自分は何をゴールにするのかを明確にしないと、投稿がブレてしまうからね」と提案する。
 ユキは「お願いします、先生!」と目を輝かせる。どうやら今夜も夜な夜なの“勉強会”が始まる予感。うさぎ先生が持つ深いマーケティング知識を、ユキはワクワクしながら吸収したいと思っている。


「KGIとKPIって? うさぎ先生の夜な夜な講義がスタート」

 夕食を手早く済ませた後、リビングのテーブルにはノートPCとメモ帳が広げられ、ユキはペンを握って身構えていた。うさぎ先生は椅子に落ち着き、いつものように穏やかな声で語り始める。
 「さて、ユキくん。KGIとKPIという言葉を説明しよう。KGIはKey Goal Indicator、つまり最終的に達成したい大きなゴール(指標)だ。一方、KPIはKey Performance Indicatorで、そのKGIを達成するための途中経過や行動指標を意味する。要するに、KGI=最終目標、KPI=そこへ行くための中間目標と考えるとわかりやすい」
 ユキはメモを取りつつ、「なるほど……つまり、大きなゴールと、それを達成するための細かいチェックポイントみたいなイメージですね?」と確認する。先生は「その通り」と頷く。

 「noteを始める人には大きく分けて二種類いると思う。ひとつは企業や自分の活動の認知を高めたい人。もうひとつは収益化を図りたい人だ。もちろん両方やりたい人もいるだろうが、まずは何を優先するかを決めたほうがいい」
 ユキは「あ、私、まさに両方やりたいかも……」と苦笑いする。「仕事で扱う商品の認知度を上げたいし、さらに個人的にも写真投稿で収益化を狙ってみたいんですよ。あれもこれも、って欲張りですかね?」
 先生はクスリと笑い、「欲張りでいいんじゃないか。ただ、目的が異なるなら、KGIも分けて考えたほうがいい。企業の商品の認知向上がゴールなのか、個人の写真活動で収益を得るのがゴールなのか、それぞれ別の指標を立てる必要があるんだ」と補足する。

 ユキは「なるほど……」と言いながらメモをする。
 「例えば、企業の商品を広めるためにnoteを使うなら“イベントに来てもらう人数”とか“就職応募者数”とか、何か具体的な最終成果をKGIにするといい。対して、収益化が目的なら“売上金額”や“有料記事の販売数”などをKGIに掲げる。どちらもちゃんと“何をゴールにするのか”を最初に決めておかないと、運用がグダグダになる」と先生は説明を続ける。
 ユキは「なるほど……KGIをちゃんと決めるんだ。例えば企業の方なら“来店者数”とか“イベント参加者数”を目標にして、個人での写真ブログなら“記事売上”とか“写真素材の購入数”みたいなのがKGIになるわけか」と納得する。

 先生は「その通り。そしてKGIを決めたら、そこに至るまでの途中経過を数値化するのがKPIだ。たとえば認知を高めるためには記事のビュー数やフォロワー数がどれくらい必要か、収益を上げるには何人の読者が必要か……そうした仮説を立てて“KPI”を設定する。そしてKPIを達成するための具体的なアクションをさらに分解するわけだね」。
 ユキはペンを走らせながら「ビュー数……フォロワー数……なるほど。記事を月に何回投稿するとか、SNSで拡散してもらうとか、そういった行動計画を立てるんですね。……わぁ、ちゃんと考えるの、初めてかも」と興奮気味だ。

 ここで先生は「じゃあ、君のケースで実際に設定してみようか」と提案する。
 「会社の商品認知と個人の写真収益、二つの目的があるんだろう? それぞれ別のKGIを立ててみるんだ」と。ユキは「はい、ぜひお願いします!」と身を乗り出す。


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