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人は自然の一部であり、自然に調和すると必ず病は緩解する~現地の料理をいただいて 

 先日、掃除の会のメンバーとのご縁から、とある社会復帰支援施設(療養所?)に行くことになりました。

 そこは、特に食物アレルギーやアトピーなどがひどくて、日常生活もままならない方が、一縷の望みを抱いて訪れる場所のようで、みなさん、その場所での療養によって、

・しっかり眠れるようになった
・つるつるな肌に戻った
・ステロイドのリバウンドで、辛い日々だったのが変わった
・自分で歩けるようになった
 
などなど、完治、改善を経験されているところです。

 他にも、ミニ断食セミナーや無農薬野菜を使った料理実習、親子農業体験など様々な活動がなされています。
 
 今回は、神社を掃除していただいたお礼にと言うことで、その場所でとれる野菜をふんだんに使った夕食を頂きました。
 食事をしながら、その施設の方から、たくさんの興味深いお話を聞きました。例えば、次の通りです。
 
・ここの野菜は、農薬や消毒、亜硝酸をなくし、PH調整を徹底的に行う自然療法で作られたものです。特にアトピーやアレルギーで悩んでいる人の多くが、普段食べているものの影響で、体が「炎症」をおこしている状態になっています。それが皮膚に出たのがアトピー性皮膚炎。なので、ステロイドなどの薬で一時的には効果があるかもしれませんが、根本の食べ物から見直さないと、なかなか治りません。
 
無農薬も大切ですが、「土作り」から考える必要もあります。
 肥料などに含まれる成分を取り入れて野菜は育つからです。肥料の種類によっては、人の体に合わないものも含まれていたりします。そして、人によっては、その合わない成分によって、炎症を起こしてしまいます。
 
・アトピーやアレルギーにならない人は、炎症反応が外に出ていないだけで、食べ物から取り入れてしまった、「毒」によって、体の中で、細胞を傷つけていたりもします。
 
・土の中にミミズがいると、土を耕してくれて、いいイメージがあると思いますが、ミミズは二酸化炭素濃度が高く、腐ったものが多いところに集まります(土に生ごみを埋めると、食べて分解してくれますが、野菜を育てるという観点では逆効果)。
 ミミズがたくさん出てくるということは、土の中の状態が、あまり良くないという目安になります。
 
・人によって違いますが、体調が悪い、アレルギーがある人は、とにかく食べ物から見直すといいです。とくに、成分表を見てもらうと、いかに「化学調味料」「添加物」が使われているか分かります。その都度の食事では、微量で「大丈夫」とは言われていますが、「累積」ということも考える必要があります。
 また、毎日、3食、時に間食などで、ずっと「体に入れ続ける」状態になるので、影響は大きくなります。なので、「断食」(「体に合わないもの」を入れない、外に出す)ことも必要になります。
 
・野菜は、本来、農薬を使わなくても、自分で虫を寄せ付けない(食べられない)ような工夫をします。きゅうりの表面の皮に出てくる突起(とげとげ)などもその一つです。人が手を加えすぎて、弱らせてしまう(本来の力を発揮できにくくする)のは、植物も人も同じかもしれません。 
 
 実際、この場所の「卒業生」の体験談を聞いて、ある先生がこんな寄稿文を書いていました。

現代医学では理解できない不思議なことがたくさんあり、びっくりしました。アトピー性皮膚炎ばかりでなく、がん、精神疾患など多くの疾患の方が、薬などを用いないでこの土地で過ごすことによって緩解や完治されたことは、まさに転地療養のたまものです。これは、現代医学は、ある面では漢方医学や心身医学のレベルを超えられない証です。
 自然豊かな土地と空気と水で育てた旬のものをいただいて、体を元気にさせることは、まさに「身土不二」の考えです。人は自然の一部であり、自然に調和すると必ず病は緩解するということを証明しております。

 いただいた夕食は、どの材料もその園内の自然豊かな土と自ら育てられた野菜でつくられていました。
 卵は、そこにいる合鴨さんが生んでくれたものでした。
 納豆も、自家製のものでした。
 
 いつも、濃い味に慣れているので、はじめは、味が分かりにくかったですが、だんだんと、野菜本来の甘味やおいしさを感じるようになりました。
 結構な量がありましたが、すーっと体に入っていくという感じで、美味しくいただけました。
 
貴重な経験、食事をさせてもらったなあと改めて思いました。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 
 
 
 
 

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