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「小さな積み重ねがとんでもないところへ行く道」~日常生活、習慣を一つかえると、人生も変わる。
人生を変える!生き方を変える!
というと、何とも大げさで仰々しく、大変そうです。
でも、別の言い方をすれば、
人生を変えるとは、「日常生活」を変えること。
習慣を変えること。習慣をつくること。
先日、日本人初のアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチローさん。
2004年シーズン最多安打記録を残した時に、こう言っていました。
「ちいさいことを重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道」
練習もそうですが、渡米してから9年間、毎日、必ず、朝食には奥様の手作りカレーを食べていたそうです。どんだけ、カレー好き(笑)。
その後はカレーに変わり、食パンとそうめんを毎日欠かさず食べたとか。
また、バッターボックスに入る時の一定の動作やスタジアムに入る時や走り始める時、どちらの足から踏み出すかも「決めて」いたそうです。
本当に「小さい」ことですが、毎日、毎日の積み重ねが習慣になり、それが「儀式」となり、最高のパフォーマンスを発揮する準備になっていたことが分かります。
そういえば、「スタンド・バイ・ミー」等で有名なアメリカの作家、スティーヴン・キングも必ず、朝の決まった時間に仕事部屋のドアを閉めて、1日に2000語を書くと決めて実行しているそうです。そして、それ以上書きたくなっても、逆になかなか書けない時も、必ず一定量を守って毎日書き続けるスタイルを貫いています。
これも、ある意味、一定量を一定ペースで書いていくことで、その日の調子ややる気に左右されず、淡々と続けられるという工夫、「儀式」の一つなのかもしれません。
日本人作家、村上春樹さんも同じく朝にしか仕事(原稿を書く)をしないそうです。
朝といってもだいたい午前4時起き!早い時には2時半、3時。
とにかく、目が覚めたらすぐに、原稿を書き始める。
4時とかなんて、まだ、普通の一般人は、すやすやと眠っている時時間す。でも、逆に言うと、電話もかかってこず、集中して朝の9時、10時まで、誰にも邪魔されず仕事ができます。
ただ、おもしろいのが、村上さんは原稿用紙10枚分(4000文字分)を書いたら、書くのをやめます。たとえ、もう少し書きたい、もっと書けそうだと思っても、外へランニングに出かけます。
逆パターンもあります。
10枚に満たず、もうこれ以上書けないなと思っても、できの良しあしは別にして、何とか10枚分を書くそうです。そのかわり、次の日の仕事は、その書いた分を修正しながら、続け、前の日の流れに乗って、今日の分を書き進めます。
すごい記録を残し、仕事をする人も、ドカンといきなり、大きなことを行っているわけではなく、自分が決めたルール、習慣を毎日、少しずつ、積み重ねていることがよく分かりました。
今まで、やっていなかったことを1日30分でいいから続けること。
どんなに小さなことでもいいみたいです。
仕事に直結しなくても、小さな積み重ね、習慣ができたら、日常生活が変わり、間接的にでも、仕事にいい影響が出ます。
瞑想でも、読書でも、筋トレでも。
なんなら、皿洗いや靴磨きだっていいかもしれません。
とにかく、小さくても、新しい習慣をもつことで、「人生が変わる」みたいです。
そして、「とんでもないところへ行く」ことができるかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです