アドラー相談室、アドラー博士ならどう答える

アドラー心理学を活用して、お悩み相談をしています。悩みや心配事を少しでも和らげることができたら嬉しいです。お気軽にお入りください。

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最近の記事

学習障害のある24才の小学校の教師です。将来を悩んでいます

アドラー博士に相談です。 私は24才の小学校の教師です。中学2年生の時に担任から学習障害があると言われました。 その後定時制の高校からFランと呼ばれる大学を卒業して、3年前に教員採用試験に合格して、公立の小学校に赴任して2年目になります。 現在は低学年に算数と理科と地理の授業を教えていますが、今後は高学年の授業に自信がありません。 児童の親からは、「教え方が下手なので教師を替えて欲しい」と言われています。 子供は好きなので教師は続けたいのですが、これから先どうしたら良いでしょ

    • 小3女児が仲間外れにされ不登校になりそう

      お子さんが学校で辛い思いをしていると聞いて、とても心配な状況ですね。お母様として、どのようにサポートできるか悩んでいるのも当然だと思います。まずは、お子さんの気持ちを丁寧に受け止めて、どんな経験をしているのかをじっくり話し合うことが大切です。 1. 子供の気持ちに共感する お子さんが「仲間外れにされた」ということを訴えているとき、それはとても傷ついているサインです。すぐに解決策を提示するよりも、まずは「辛かったね」「寂しかったね」といった共感の言葉をかけ、気持ちを理解して

      • いじめる子とどう付き合うか 親のアドバイス

        お子さんがクラスメートとの関係について悩んでいるとのこと、とても大切な問題ですね。イジメに関しては、子どもにとって深刻な影響を与えることがあり、その状況でどのように対処するかを支えるのは、非常に重要です。 アドラー心理学の視点からすると、イジメを受ける子どもが「孤立」や「無力感」を感じることが多いため、その子どもが自分自身を大切にし、社会的なつながりを強めるためのサポートが必要です。そこで、以下の点を踏まえてアドバイスすることが考えられます。 1. 自分の価値を認めるよう

        • 子供が自分の力で問題を乗り越えるための励まし方

          親が子供の「伴走者」として励ましながらサポートする具体的な方法には、いくつかの重要な要素があります。 アドラー心理学の視点では、励ましとは単に「頑張って」と言うだけでなく、子供が自分の力を信じ、自ら成長していく力を育てるための具体的なサポートを指します。以下に、具体的な励まし方をいくつか挙げてみます。 1. 小さな成功に焦点を当てる 子供が何かに挑戦する際、完璧な結果を期待するのではなく、プロセスや努力を認めることが大切です。 特に発達障害を持つ子供の場合、日常生活で

          発達障害で一人暮らしが難しい子供の自立支援の方法

          アドラー心理学の視点から発達障害の子供の自立を支援する方法について考えてみます。 ただし、ここでの「自立」は必ずしも一人暮らしや完全に他者の支援を必要としない状態を意味するわけではありません。 むしろ、個々の特性に応じた「自己決定感」や「自分でできる範囲の自立」を目指し、支援の形を工夫していくことが重要です。 発達障害の特性に合わせて、どのように親や周囲が支援できるかについて考えてみましょう。 1. 自立の定義を広げる アドラー心理学では、社会における個々の役割や貢献が重

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          親と子供は「対等な関係」 であり、親の子供に対する役割とは

          アドラー心理学では、教育者の役割は「生徒を自立させること」とされていますが、親の子供に対する役割も同様に、子供が自立した個人として成長できるよう支援することが重要です。しかし、教育者とは異なり、親は子供の人生の初期段階から深く関わり、家庭という特別な環境の中で子供に影響を与える存在です。そのため、親の役割は教育者以上に広く、そして深く、子供の成長を支えるものです。 親の役割は「コーチ」であり「伴走者」 アドラー心理学における親の役割を一言で表すと、「コーチ」や「伴走者」と

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          上司の言葉で不眠に。心療内科で鬱と診断。職場への伝え方

          職場に心療内科での診断を伝えることは、非常にデリケートな問題ですが、自分の健康と職場での今後の関係性を考慮して、慎重に対応することが重要です。 まず、アドラー心理学の観点から言えば、 ①自己の健康を最優先にし、 ②自分の選択や行動を通じて、 ③今後どのような環境で働きたいかを考える ことが大切です。 職場は、あなたが貢献できる場所であり、同時にあなたが自分自身を大切にできる場所であるべきです。 伝え方のステップをいくつか考えてみましょう。 医師の診断を整理する まず、心

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          上司の言動に耐えられず退職したい

          相談内容33歳の独身の女子です。 約10年勤めている会社の上司から頻繁に「こんなに仕事ができない人は初めて見た」と言われています。 上司は3年前に異動してきました。上司以外の人は私をかばってくれていますが、今はを辞めたいと思っています。 しかし転職しても就職できるか心配です。収入が途絶えるのも心配です。 同居している両親は「そんなに辛いなら、辞めて新しい仕事を探しない」よ言ってくれています。 どうしたら良いでしょうか アドラーの観点辛い状況ですね。まずは、状況を整理し、次の

          強い人が生き残るのではない。生き残った人が強い

          この言葉は、必ずしも立ち向かい続けることだけが強さではないことを示しています。 時には「逃げる」という選択肢も、生き残るために必要な強さの一つだと捉えることができます。 アドラー心理学では、人間の行動を理解する際に、その行動の目的や背景に焦点を当てます。 「逃げる」という行動が自分や大切な人を守るための選択であるならば、それは生存のための賢明な判断であり、自己保存や自己保護に向けた健全な対応とも言えるでしょう。 また、逃げることで新しい視点や機会を得て、次に進む力を養う

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          腹痛がひどくて、出社できそうにない時の伝え方

          体調が優れず、仕事に集中できないと感じる時、“正直に”その状況を伝えることが大切です。腹痛がひどく、仕事に支障が出る可能性があると感じたら、無理をせずに休むことを選んでください。その際、以下のように伝えると良いでしょう。 会社へ体調不良で休むための電話のかけ方 「おはようございます。朝からひどい腹痛に悩まされており、このまま出社しても仕事に支障をきたしそうです。そのため、今日はお休みをいただければと思います。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。」 このように伝

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          上司からミスをしたら、配置転換と言われた。これはパワハラ?

          相談内容 地方の郵便局に無期雇用社員(労働組合加入)として配送品の仕訳業務を約10年しています。上司から「ミスをしたら、他の部署に配置換えする」と言われています。いつも上司に監視されているような脅迫感で怯えています。これはパワハラになりますか。 パワハラとは あなたの上司からの発言について、パワハラ(パワーハラスメント)の可能性を検討することは重要です。パワハラは職場における権力や地位を利用して、精神的・身体的な苦痛を与える行為を指します。 具体的には、次のような要素が

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          上司の言動に悩む、誰に相談する?

          パワハラの疑いがある場合、適切な相談先を見つけることが重要です。以下のような場所に相談することができます。 会社内の相談窓口 多くの企業には、労務問題やハラスメントに対応するための内部相談窓口があります。人事部やコンプライアンス部門が対応することが一般的です。会社内で問題を解決するために、まずはこの窓口に相談してみるのも一つの方法です。 労働組合 労働組合に加入している場合、組合に相談することも考えられます。労働組合は労働者の権利を守るために活動しているので、問題に対

          会社の上司との人間関係に悩んでいます

          上司との関係が難しいと感じることは、多くの人が経験することです。そのような状況で感じるストレスや不安は自然なことですが、そこにどのように向き合うかが重要です。 上司から言われる言葉と態度に悩む日々アドラー心理学の観点から言えば、人間関係においては「課題の分離」が大切です。まず、上司との関係において、自分がコントロールできる部分とできない部分を分けて考えてみてください。例えば、上司の態度や言動はあなたが直接変えることができませんが、自分の反応や行動は選ぶことができます。 職

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