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上司の言動に耐えられず退職したい

相談内容

33歳の独身の女子です。 約10年勤めている会社の上司から頻繁に「こんなに仕事ができない人は初めて見た」と言われています。
上司は3年前に異動してきました。上司以外の人は私をかばってくれていますが、今はを辞めたいと思っています。
しかし転職しても就職できるか心配です。収入が途絶えるのも心配です。 同居している両親は「そんなに辛いなら、辞めて新しい仕事を探しない」よ言ってくれています。 どうしたら良いでしょうか


アドラーの観点

辛い状況ですね。まずは、状況を整理し、次のステップを冷静に考えることが重要です。いくつかのポイントを考慮してみましょう。
まず、今感じている不安や悩みは非常に自然なものであり、誰しもが人生の中で経験することです。特に、上司からの厳しいフィードバックや、転職に対する不安を抱えていることは、多くの人にとってストレスを引き起こします。

上司の評価は、他者の視点であり、あなたの価値や能力の決定ではない

アドラー心理学の観点から言うと、まず自分自身の価値をどのように捉えているかが重要です。あなたが「できない人」という言葉を聞いて傷ついたのは、他者からの評価を大切に感じているからだと思います。ですが、アドラーは「他者がどう感じるかよりも、自分がどう生きたいか」という視点を大事にします。つまり、上司の言葉は彼の視点であって、あなた自身の価値や能力を決定するものではないということです。
今、次のステップに進むために自分に問いかけてみてほしいのは:

  1. あなた自身はどんな働き方をしたいと感じていますか? 今の仕事の中で、自分の力をどう活かせるか、あるいは自分にとって何が本当に重要かを考えてみることが役立つかもしれません。

  2. 新しい仕事や環境を想像してみてください。どんな職場で働いていたら、自分らしく働けると感じられそうですか?これによって、次に取るべき行動が見えてくるかもしれません。

  3. 今抱えている不安を具体的に考えてみる。転職に対する不安や、収入の心配はリアルなものですが、それに対してどんな具体的な準備ができそうかも考える価値があります。例えば、転職の準備として、資格の取得や自己啓発、情報収集を行うことで少しずつ不安を軽減することができるかもしれません。

  4. 転職活動中の収入不安。収入が途絶えることへの不安は理解できます。退職する前に、貯金がどれくらいあるか、そして転職活動にどれくらいの期間を費やせるかを計算してみましょう。例えば、3〜6ヶ月分の生活費を確保しておくと安心です。

  5. 失業保険の確認。退職後に失業保険を受け取れるか確認しましょう。これも転職活動中の支えになります。

両親のサポートがあるということは、とても心強いことです。それも一つのリソースとして活用しながら、少しずつ自分にとって最適な選択を探してみてはいかがでしょうか。
大切なのは、あなた自身が自分がどのような人生を送りたいかにフォーカスすることです。そのために今何(今の仕事を継続、退職・転職)を選ぶべきかを判断することです。

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