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学習障害のある24才の小学校の教師です。将来を悩んでいます
アドラー博士に相談です。
私は24才の小学校の教師です。中学2年生の時に担任から学習障害があると言われました。
その後定時制の高校からFランと呼ばれる大学を卒業して、3年前に教員採用試験に合格して、公立の小学校に赴任して2年目になります。
現在は低学年に算数と理科と地理の授業を教えていますが、今後は高学年の授業に自信がありません。
児童の親からは、「教え方が下手なので教師を替えて欲しい」と言われています。
子供は好きなので教師は続けたいのですが、これから先どうしたら良いでしょうか?
アドラー博士
あなたが教師として子どもたちと関わり続けたいという気持ちは、とても素晴らしいですね。そして、そのような思いがある一方で、今後の自分の成長や不安についても真剣に考えているのは、とても自然なことです。
まず、「学習障害がある」と言われた経験について触れていただきましたが、それが今の自信のなさにどのように影響を与えているのか、自分自身で考えてみることは重要かもしれません。
当時のその言葉が、あなたの自己評価にどのような形で残っているのでしょうか? 時には、過去に言われたことや経験が私たちの自己イメージに影響を与えることがありますが、その影響を一つ一つ見つめ直し、自分の能力や強みを再評価する機会かもしれません。
あなたが感じている高学年の授業に対する不安についても、それが具体的にどこから来ているのかを少し掘り下げてみましょう。
不安は、時には「まだ十分に準備ができていない」と感じるサインであることもあります。では、何が準備として必要だと感じていますか?
新しい知識を身につけるための時間やサポートが必要なら、それを求めることも一つの選択です。
また、子どもが好きで教師を続けたいという気持ちがあることは、あなたの大きな強みです。
アドラーの考え方では、私たちの行動の動機には「社会的なつながり」や「他者貢献」が深く関わっていると言われます。子どもたちへの貢献という点で、あなたはすでに多くの価値ある仕事をしているのではないでしょうか。
児童の親の意見や接し方は、上司の教員や校長などと相談してみてはいかがでしょうか。このことはあなた一人で悩んだり考えるより学校全体の問題かもしれません。
最後に、自分に対して厳しい視点ばかりを持つのではなく、これまでの成功や成長を振り返り、それを基に今後の進む道を考えることも大切です。
高学年の授業を教えることに不安があるのは自然なことですが、あなたにはその不安を乗り越えるための力やサポートを見つけていくことができるはずです。
どのように一歩を踏み出したいか、まずは自分のペースで考えてみるのも良いかもしれませんね。