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献血を通して、一念発起したこと。

 去る6月28日、実に3年ぶりに献血をした。正確には、この3年間のうちに何度も献血をしようとはしたのだけれど、その度に「少しだけ濃度が足りません。」と言われて献血できなかった。久しぶりにできた献血で、とある検査項目に尋常じゃない異常値が出てしまったので、本気で危機意識を抱いたわたしがそれを改善するまでの記録をnoteに記していこうと思う。

◆献血でわかること

 献血をすると、何日か後にハガキが送られてくる。糊付けされていて自分で開いて中を見るタイプのやつ。で、その中には血液型と検査成績のお知らせが書かれており、献血者コードや採血番号も記載されている。検査成績は最新のものを含めて直近5回分のデータが併記されているので見比べることができる。検査は生化学検査と血球計数検査の2種類行われている。

 献血を通して、以下の項目について知ることができる(写真参照)。

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◆明らかな異常値

 基準値に比べて低すぎたり高すぎる場合は、なんらかの異常が体内で起こっていることが考えられるわけで。今回の献血結果、わたしにとって大問題となったのは・・・。

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 上の写真で#がついているγ(ガンマ)-GTPの値。

#表示のある方は 、医療機関への受診をお勧めします。

 とハガキには書かれていて。このγ-GTPというやつはどういうものかというと

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肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾患は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。病気がなくても長期飲酒者では上昇することが多く1ヶ月位禁酒するとある程度正常化します。

 と、このハガキでは説明されている。でもわたし、まったくの下戸で天つゆのみりんが煮切れていない程度でも頭がクラクラするほどアルコールに弱い。そのため、基本的にアルコールはまったく摂取していない。薬剤に起因して異常値になる場合もあるらしいが、わたしは薬や漢方・サプリ等を使用していない。そんなわたしのγ-GTP値が高い理由として考えられるのは

脂肪肝:肝臓の中で脂肪の割合が多くなり、肝機能に異常をきたす。

 ええ、これは自覚しております・・・。わたしここ数年肥満状態が続いておりまして。エコーで見ても脂肪肝が認められたし、献血ではなく医療機関での血液検査では高脂血症や高コレステロール血症も指摘されました・・・。さらに更年期障害も加わって、ホルモンバランスの乱れにより各種症状が時々起こります・・・。

 で、このγ-GTPの値、男女差があって

γ-GTPの女性の正常値:9~32 

 と、とあるサイトに書かれていました。え~~~、わたし「212」なんですけど・・・。

◆γ-GTPが100IU/Lを越えたら・・・

γ-GTPが100IU/Lを超えたら、医療機関の受診が望ましいそうです。特に200を超えている場合は

胆石や胆道がんなどによって胆道がつまっている可能性がある

え、ええ??ちなみに胆道ってどういう働きするんだっけ??

胆道(胆管・胆のう)の役割:胆汁は肝臓で休みなく分泌され、胆のうに貯えられ濃縮されます。食事などの刺激で胆のうが収縮すると、胆汁は胆管を通って十二指腸に流れこみ、脂肪の消化酵素であるリパーゼの働きを助けます。また、赤血球の老廃物であるビリルビンは、胆汁中に排泄され、胆汁と共に消化管に送り込まれ、最終的には体内から排泄されます。

 ・・・ん~っと、たとえば胆管がつまっていたら、胆汁が十二指腸に流れ込みにくくなってしまって、脂肪の消化酵素であるリパーゼの働きを助けられない、ってこと?そしたらよりいっそう脂肪がたまりやすい体になってしまうってこと??そして脂肪肝からさらに状態が悪化して、肝炎や肝硬変、肝細胞癌などの重篤な病気に進行しうるってこと???・・・めちゃくちゃ深刻じゃないか!!

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◆痩せている人でも脂肪肝の可能性はある

 ちなみにこの脂肪肝、痩せている人でも可能性はあるんですって。皮下脂肪と違って内臓脂肪は見た目ではわからないからね。上の図(肝炎情報センターホームページより)に、非アルコール性脂肪肝は

人間ドックで30~40%の罹患率 1000~2000万人?

って書かれてる。これ、非アルコール性の場合で、かつ人間ドッグを受けた人の場合。アルコール性の脂肪肝や人間ドッグを受けてない人も含めたらどれだけ多くの人が脂肪肝状態なんだ・・・?

 脂肪肝、ほっとくとマジで重篤な病状に悪化していくのでナメてちゃいけないのです。血液検査だけでもある程度その可能性の指標にはなるので、医療機関等での定期検査をおすすめします。献血は、あくまでも献血が目的であって、血液検査結果はそれに付随してくるものだからね。

◆たんぱく質不足も脂肪肝の原因になりうる

 脂肪肝の一番の原因は肥満や過食なんだけど、実はたんぱく質の不足も脂肪肝の原因になりうるらしい。

脂肪の摂りすぎが脂肪肝の原因と考えられがちですが、それだけではありません。過剰の炭水化物(糖)は肝臓で脂肪に変えられて、脂肪細胞(皮下脂肪や内臓脂肪)に貯められます。このため、炭水化物などの偏食があると、脂肪の合成が増えて、脂肪肝の原因になります。また、肝臓で作られた脂肪が、肝臓から脂肪細胞に運ばれるためには、たんぱく質が必要です。たんぱくが足りないと肝臓から脂肪細胞に運ばれず蓄積し、脂肪肝になります。極端なダイエットはたんぱく代謝の上でいろいろな弊害を引き起こしますが、脂肪肝もそのひとつです。

 なるほど。わたし前回献血に行った時、たんぱく質少な目で炭水化物が多めの食事をしてたなあ・・・。これは本気で食事の改善をしなくては!!そしてもちろん肉体改造もね☆

◆買ってよかったもの

 脂肪肝改善のために、肥満の解消と脂肪の減少を本気で決意!その上でのお役立ちアイテムがこちら。

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 かなり年季が入っててだいぶ経年劣化してるけど、TANITAの体組成計。この1台で

体重/BMI/体脂肪率/筋肉量/内臓脂肪レベル/基礎代謝量/体内年齢

を測定することができる。しかも、”女性ダイエットモード”という機能がついていて、月経周期を元にダイエットチャンス期やリラックス期を教えてくれるスグレモノ。でも更年期のわたしは周期そのものが不規則になったので使用してないんだけれども。

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 実は家に体重計を置いていない、という方には体重だけじゃなく各種体組成が一緒に測定できるものの購入をおすすめします。体重が落ちたといっても筋肉が減っただけだったらそれはむしろリバウンドしやすい体になっているわけで。自分の体の中身に意識を向けるってすごく大事だなあって思う。わたしが体重増量した時は、この体組成計から遠ざかって現実を直視しなくなってたもんなあ・・・。

◆この1ヶ月の体組成変化

 この検査結果は看過できないと思い、炭水化物の量、特にご飯の量を減らしてみた。それだけでも変化はあった。

献血した日(2020年6月28日):体重63.2㎏BMI28.3体脂肪率39.8%筋肉量35.9㎏内臓脂肪レベル8.5基礎代謝1,154kcal体内年齢59歳

今朝(2020年8月1日):体重61.2㎏BMI27.4体脂肪率39.6%筋肉量34.9㎏内臓脂肪レベル8.0基礎代謝1,120kcal体内年齢59歳

ということで、この1ヶ月ちょっとで体重は2㎏減、そのうち筋肉量が1㎏減になってるので残り1㎏が体脂肪と内臓脂肪の減量分かな。検査結果が届く前の7月6日には64.2㎏(体脂肪率39.9%、筋肉量36.4㎏、内臓脂肪レベル9.0!)まで増えてしまっていたので、実際は3㎏減らしてる。この体組成計では体の水分も筋肉量に含まれてしまうので、実際の筋肉量を正確に知る事はできないけどひとまず目安ということで。

 課題としては、脂肪の量は減らしつつ筋肉は増やして基礎代謝を上げること。実年齢48歳なのに、体内年齢はほぼ還暦・・・。これ、基礎代謝が低すぎるんですね・・・。3日前からやせ筋トレを始めたし、今月5日からは久しぶりにパートに出て8時間勤務の接客業に従事するし、これまでよりも確実に動く量が増える☆

 運動量を増やして筋肉量も増えれば代謝があがって今までよりもやせやすい体になるはず。更年期によるホルモンバランスの乱れで若い頃よりも太りやすくやせにくい状態になってるけど、筋肉は裏切らないから地道にやせ筋トレしていこう。あとドローイングも。

◆今月の目標

 体重61.2㎏→59㎏台に 体脂肪率39.6%→38%台に 内臓脂肪レベル8.0→7.5に 体内年齢59歳→57歳に

それを実現するために:やせ筋トレの継続、週に1度は思い切り体を動かす日を作る、食事内容の改善(炭水化物の量を減らし、たんぱく質を増やす)

というのを8月の目標にしようと思う。急激なダイエットはリバウンドを起こすから、極端なやり方は避けて無理のない形で。一番は基礎代謝を上げること。日常の中で自分の体を意識する時間をこれまでより多く持つようにしよう。

 最終目標としては体重50㎏、体脂肪率25%、内臓脂肪レベル2、体内年齢30代とかにしたいな。

 今日の体脂肪量:61.2㎏×39.6%≒24.23kg

 目標とする体脂肪量:50㎏×25%=12.5㎏

 ってことで、体脂肪の量を約12㎏減らす☆う~ん、これはなかなかだなあ・・・。でもがんばりたい!ゆっくり時間をかけて確実に脂肪を落としながら筋肉は増やしていくことだ。内臓脂肪レベルが8→6くらいになったら血液検査をしてγ-GTPの数値を見てみよう。

※ちなみに、わたしが持ってるTANITAの体組成計の取扱説明書には内臓脂肪レベルの判定基準は9.5以下が標準になっていて、現在8.0のわたしもいちおうは標準圏内に入っております。10.0~14.5がやや過剰、15.0以上が過剰とのこと。内臓脂肪レベル自体は標準でも、エコー検査で脂肪肝が確認されているから、体組成計の内臓脂肪レベルだけを見て自分は脂肪肝ではないと判断しない方がいいです。

 もし内臓脂肪レベルが下がっていても相変わらず異常値だったら迷わず医療機関で受診する。でもそうならなくて済むようにがんばる!!48歳からの本気の健康意識改革です☆

 健康に対する心がけは少しでも若いうちからの方がいい。特に大学生のみなさん。親元を離れて自分で好きなように食事をしてたり、外食とかスーパーやコンビニの総菜・弁当の利用率、スナック菓子やファストフード食べる率が高いと、カロリーや脂肪分過多になりがち。若い頃の不摂生は中年期以降確実に体にダメージをきたすので、本当に気をつけてくださいませ。

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