JW489 それでも候補地
【垂仁天皇編】エピソード18 それでも候補地
第十一代天皇、垂仁天皇(すいにんてんのう)の御世。
紀元前26年、皇紀635年(垂仁天皇4)。
天照大神(あまてらすおおみかみ)(以下、アマ)が遷座(せんざ)を宣言。
甲可日雲宮(こうかひくも・のみや)に遷(うつ)った。
御杖代(みつえしろ)の倭姫(やまとひめ)(以下、ワッコ)は、采女(うねめ)と共に解説をおこなう。
すなわち、香刀比売(かとひめ)(以下、カット)。
大称奈(おおねな)(以下、ねな)。
「ねな」の弟、大荒(おおあら)(以下、アララ)である。
ワッコ「前回は、滋賀県甲賀市(こうかし)の信楽町(しがらきちょう)のエリアを紹介したのであったな? 次は?」
カット「では、甲南町エリアに参りましょう。こちらは、一つだけです。その名も、檜尾神社(ひのおじんじゃ)にござりまする。三社目ですな・・・。ちなみに、祭神は、瓊瓊杵尊(ににぎ・のみこと)や伊弉冉神(いざなみ・のかみ)となっておりまするが・・・(;^_^A」
ねな「それでも候補地なのよ。ちなみに、甲南町池田(いけだ)に鎮座してるわ。」
アララ「あらら・・・。そういうことになっちゃった。」
カット「つ・・・次は、水口町(みなくちちょう)エリアを紹介致しまする。こちらの候補地は、四つにござりまする。まず一つ目が、瘡山神社(かさやまじんじゃ)にござりまする。」
ワッコ「こちらの祭神(さいじん)も、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)となっておるが・・・。」
ねな「それでも候補地なのよ。ちなみに、水口町高山(たかやま)に鎮座(ちんざ)してるわ。」
アララ「あらら・・・。そういうことになっちゃった。」
カット「二つ目の候補地は、川田神社(かわたじんじゃ)にござりまする。これで、五社ですな・・・。ただ、祭神(さいじん)は、天湯河板挙(あめのゆかわたな)となっておりまするが・・・。」
ねな「それでも候補地なのよ。ちなみに、水口町北内貴(きたないき)に鎮座してるわ。」
カット「三つ目の候補地は、五十鈴神社(いすずじんじゃ)にござりまする。こちらの祭神(さいじん)は、アマ様になっておりまするぞ。」
ねな「これで、六社目ね。なお、水口町東林口(ひがしはやしぐち)に鎮座(ちんざ)してるわ。」
カット「四つ目は、日雲宮(ひくものみや)にござりまする。これで、七社目になりまするな。」
ワッコ「祭神は『神明(しんめい)さん』と呼ばれておるので、アマ様と思いたい・・・。」
ねな「ちなみに、水口町神明(しんめい)に鎮座してるわよ。」
ワッコ「これで、水口町エリアの紹介も終わったのじゃな?」
ねな「次は、土山町(つちやまちょう)エリアを解説するわよ。こっちには、五つの候補地が有るわ。」
カット「では、一つ目から・・・。その名も、川田神社(かわたじんじゃ)にござりまする。これで、八社目ということになりまする。ただ・・・祭神は『ワッコ』様ですが・・・。」
ワッコ「なっ!? 私が、祀(まつ)られておるのか? ア・・・アマ様は?」
ねな「それでも候補地なのよ。ちなみに、土山町頓宮(とんぐう)に鎮座してるわ。」
アララ「あらら・・・。そういうことになっちゃった。」
カット「土山町頓宮には、もう一つ社(やしろ)が有りまする。その名も、甲可日雲宮(こうかひくも・のみや)にござりまする。祭神は、天御中主神(あめのみなかぬし・のかみ)ですが・・・。」
ワッコ「これで、九社目・・・。そして、こちらも、御祭神が違うのか・・・。」
カット「で・・・では、三つ目に参りましょう。こちらは、田村神社(たむらじんじゃ)にござりまする。これで、十社目ですな。ちなみに、祭神(さいじん)は『ワッコ』様ですが・・・。」
ワッコ「またまた、私が祀られておるのか? ア・・・アマ様は?」
ねな「それでも候補地なのよ。ちなみに、土山町北土山(きたつちやま)に鎮座してるわ。」
甲可日雲宮の解説はつづく
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