原爆の記憶:広島から79年、忘れてはならない真実
1945年8月6日、広島に投下された原子爆弾は、人類史上初めての核兵器使用として深く記憶に刻まれています。そのわずか3日後の8月9日には、長崎にも原爆が投下されました。この爆撃について、「戦争を終わらせるために仕方のなかったことだ」と、全くもって訳の分からないことを言う人もいますが、そういう問題じゃなくて、何の罪もない多くの民間人が一瞬で命を奪われたという事実は、言葉にならない怒りと悔しさを感じさせます。僕たちは、これらの悲劇を決して忘れてはならず、二度と繰り返さないために記憶し続ける必要があります。
世界初の核爆弾
広島と長崎への原爆投下は、都市の破壊にとどまらず、そこで暮らす人々の生活を一瞬で奪い去りました。爆発の瞬間に多くの命が失われ、街は壊滅状態となりました。生き残った被爆者たちも、放射線の影響によって身体的、精神的に長年にわたり苦しみ続けています。彼らはケロイドや白血病などの健康被害に悩まされ、差別や偏見にも立ち向かわなければなりませんでした。
これらの事実は、核兵器の持つ圧倒的な破壊力と、その非人道性を強く示しています。核兵器は一瞬にして多くの命を奪うだけでなく、その後の世代にも続く影響をもたらしています。
全世界が忘れてはならないこと
これらの悲劇を忘れることなく、世界中で真の平和を目指す努力をしないといけません。過去の戦争や紛争から学び、二度と同じ過ちを繰り返さないために、僕たちは歴史の教訓を心に刻む必要があります。
戦争で民間人を攻撃することは、国際法において違法行為とされています。無差別に人の命を奪うことは、ジェノサイド(大量虐殺)と呼ばれる行為であり、断じて許されるべきではなく、国際社会全体で断固として阻止すべきです。
このためには、国々が協力し合い、紛争を対話と外交で解決する努力が求められます。また、一人ひとりが平和への意識を高め、日常生活の中で他者への理解と共感を深めることが重要です。
プーチン氏とトランプ氏が、素晴らしいことをおっしゃっています👇️
1953年公開の映画『ひろしま』
とても良い映画を見つけました。1953年(昭和28年)に公開された映画『ひろしま』です。AIでカラー化・高画質化したものです。
広島への原子爆弾投下による被爆者たちの手記をもとに制作された貴重な作品で、実際に被爆した約8万8,000人の方々がエキストラとして参加し、被爆直後の状況や差別、貧困といった問題がリアルに描かれています。この作品は、日本が占領から解放され独立した1952年(昭和27年)のわずか1年後に制作され、とても高い訴求力を持っています。
しかし、当時の大手映画会社は、この映画の上映を拒否しました。その理由は、一部の内容が反米的だと見なされたためだそうです。下記が、問題とされたシーンのセリフです。
映画評論家の佐藤忠男さんは、「要するに、アメリカに遠慮した」と述べています。結局、この映画は自主上映会などで細々と公開されるにとどまりました。詳しくは以下の記事で説明されています。
しかし、その数年後の1955年(昭和30年)、この映画は第5回ベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞しました。世界はこの素晴らしい映画を見逃さなかったのです。そして現在、SNSでも話題となり、上映会も行われています。
結び ~戦後の平和と現在の課題~
戦後、日本は平和国家として歩みを進めてきました。しかし、今日でも世界各地で戦争が続いており、武力紛争によって多くの罪のない人々が犠牲になっています。これらの戦争は、一部の権力者や利益団体の思惑によって引き起こされ、一般市民がその被害を受けています。これは非常に残念なことです。
僕たち一般市民は、殺し合いを望んでいるわけではありません。これは当然のことです。しかし、僕たちの気持ちを無視し、自分たちの利権を優先する人々が存在します。彼らを止めるためには、僕たち一人ひとりが真実を知ることが重要だと思います。真実を知ることで声を上げる人が増えていくはずです。
世界の主役は一般市民です。それが民主主義の本質です。ですので、一般市民が平和を唱えることで、それが実現されると信じています。
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被爆された方々に、心からお見舞い申し上げます。また、亡くなられた方々に深い哀悼の意を表します。数々の試練を乗り越えられた皆様の勇気と努力に、心より敬意を表します。
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