#324_乳幼児が見る世界=境界線のない混沌の世界が、オトナが見る世界=言葉によって分割された世界に
この世界は、作用によって発現します。
作用とは、意識が事象を「存在するもの」として認識すること。認識しないでいることもできます。
発現とは、無から有が生まれることではなく、乳幼児が見る世界=境界線のない混沌の世界が、オトナが見る世界=言葉によって分割された世界になること。なにもしなければ無のままでいることができます。
世界とは、あなたが行った作用の反作用としてあなたの前に発現し、あなたが作用をやめればあなたの前の世界は混沌に戻ります。
混沌とは、わたしたちが生存と種の保存のために世界を切り分けた断片に与えた意味が失われて、世界のそもそものありようと向き合うことになった状態。
世界に引かれた境界線をひとつひとつ丁寧に混沌に還し、最後にあなたと世界のあいだに引かれた、あなたを規定する境界線を手離して、作用も反作用も言葉も意味もなにもない本質のみと向き合うことを瞑想のゴールに。
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