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『異教まみれのキリスト教?―教会のルーツを探究する』好評発売中!
この本(原題『Pagan Christianity?』)はアメリカで発売された2008 年以来、多くのクリスチャンに衝撃を与え、賛否分かれての大きな議論を巻き起こしました。
私たちがキリスト教の慣習と教えられ、聖書に基づいていると信じてきた教会の伝統の多くが、実は異教の文化に根ざしていることを明らかにしているからです。
これまで当たり前だと思っていた教会のやり方が、実は聖書からきたものではなかっ
紀元1世紀の教会を訪れる(訳者あとがき)
使徒の働き(使徒行伝)の時代、教会とは建物のことでなければ、宗教組織のことでもありませんでした。
聖書に記されているように、キリストをかしらとする人々が有機的に繋がった、ひとつの体として機能とする人々そのものを表わしていました。
「ローマの教会」や「コリントの教会」という言葉が表すのは、その地域で活動するキリスト者たちのことであり、パウロたちによって書かれたそれぞれの手紙は、その地域のキリスト者
紀元1世紀の教会を訪れる(著者による序文のことば)
この短い物語は、西暦1世紀半ばの初期キリスト教の集会に参加したときの様子を描こうとしたものだ。舞台としてローマが選ばれたのは、当時の一般人の生活の詳細が他のどの国や街よりもよく分かっているからである。
教会のホストとしては、アキラとプリスカを選んだ。彼らはパウロと長いつながりを持っていたので、彼らの家での集まりは、おそらくパウロの手紙が示唆する路線に沿ったものになるだろうと考えたからである。