紀元1世紀の教会を訪れる(10)
このときリュシアスが、アキラの合図でテーブルにあるカップを補充し始めたので、私たちの話しは中断されてしまった。
フェリクスは別のテーブルで同じようにワインを注いでいる。
アキラは自分のカップを両手でつかむと、このように言い始めた。
「私たちが飲んでいるワインは、食事の一部であり、主における交わりを助けるものでした。しかし、そこにはそれ以上の意味があります。なぜなら、イエスさまが説明したように、死によってこの絆を作り出したのはイエスさまご自身であることを思いださせるものだから