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植物のこと

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植物との出会いを短歌や俳句で歌っています
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2021年9月の記事一覧

マリーゴールド

マリーゴールド

『君といた 流行りの歌を口ずさむ 夏の終わりとマリーゴールド』

畑の片隅に、植えてもいないのにマリーゴールドが咲いていました。

昨年の種がこぼれたようです。

いつの間にか、しっかりと根付いて大きくなっていました。

あの時の、あの流行りの歌が自然と口に出て来て、昨年の畑の様子を思い出しました。

歌も植物も、心の奥の記憶を出して来てくれる大切な要因なのですね。

今日も皆さんが心穏やかに過ご

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そば

そば

『いつまでもそばに居ます 共に揺れ 小さき花に乙女心』

稲刈りの始まった近所では、そば畑の花が満開でした。

風に揺られ、小さな花は少し桃色で、乙女の頬のようでした。

今日も皆さんが、心穏やかに過ごせますように。

『出番です!幕が開けて 羽衣をひらひら舞いのコルチカムたち』
先日のコルチカムから数日が経ち、今日が満開🌸
幕開けの踊り子たちの登場です!
笑顔全開で、太陽のスポットライトを浴びて、目一杯踊っている様に見えました。

『黄金の国 ジパング✨』
今朝は、雲ひとつない爽やかな風が吹いている秋晴れです。
近所の稲刈り前の田んぼも、被害なく、キラキラしてます。
日本の秋は、黄金の色✨
神様の産物は美しいです。

『羽衣をまとい輝くコロチカム 小さな舞台が幕を開ける』
庭の片隅にいつの間にかコロチカムが出現!
その姿は、衣装を纏って出番を待つ踊り子さんの様に見える。
コロチカムの透き通る体に、太陽光が反射して、まるでスポットを浴びているかの様だ。
美しい💕自然の美は、言葉にならない。

『透明な空気がどこか哀しくて 歩く道には紅いヒガンバナ』
久しぶりの朝陽がうれしくて、散歩に出たらすっかり秋の風。金木犀の香り漂よう季節になっていた。
秋になると空気が透明になる。色んなものが見えてきて、少し淋しくなる。
ヒガンバナの紅が鮮明で、美しいのになぜか切ない気持ちになる

『重そうに抱えたものを解き放て! 秋海棠のイエローボールだぁーー🟡💫』
(ドラゴンボール風に言ってみた😉。)
可愛い秋海棠の花が開いた。蕾も可愛いけど、開いた時のおどけた花の顔が大好き❤。元気玉を抱えて、私たちに分けてくれているように感じる。
植物の顔は、エネルギー源だ。

『スズカケの消えた公園 つながる命』
伐採されて約1年。
切り株には様々な新しい命が誕生していた。スズカケの木、好きだったのになぁ。だけど、次に繋がる。
「死は進化に必要不可欠」なものだと聞いたことがある。
私も何かに繋いでいけると良いなぁ。と、少し哲学的な朝の散歩になった。

『雨のまち 違う色に包まれて トトロの傘でしばし休憩』
小降りになったので散歩に出たら、大降りになった。いつもと違う街の色を見ながら、公園の大きな木の下で雨宿り☔️。
こんな時、トトロが現れてくれたら楽しいのになぁと、妄想の世界へ。
里芋の葉の下は、虫たちの雨宿り所かもしれない。