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HSPの私が考える「かくれ繊細さん」の自己肯定感の高め方

・好奇心旺盛なのに、繊細で傷つきやすい。
・いろんなことに興味を持つけれど、飽きっぽくて最後まで続かない。
・初対面では人と仲良くなれるのに、その後の距離感がわからない。

自分の中にたくさんの矛盾を抱え、ずっと生きづらさを感じていました。

あるとき、HSPという気質を知り、なかでもHSS型HSPに自分が当てはまるのではないかと思うようになりました。


HSS型HSPとは

まず、HSP(Highly Sensitive Person)とは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した心理学的概念で、生まれつき神経が細やかで感受性が強い性質を持った人のこと。

HSS(High Sensation Seeking)とは、外向的で好奇心が強いタイプ。

HSPとHSSを併せ持つHSS型HPSとは「繊細でありながら刺激を求めてしまう人」です。

アーロン博士によると、HSPは全人口の約20%、さらにHSS特性を併せ持っているのはその30%、つまり6%の人がHSS型HSPであるそう。

心理カウンセラーであり、ご自身もHSS型HSPである時田ひさ子さんは、この気質を「かくれ繊細さん」と呼んでいます。

「かくれ繊細さん」の自己肯定感の高め方

常に外へ意識が向いているのに、他人の目を気にして自信が持てないHSS型HSP。

そんなHSS型HSPの私が考える自己肯定感を高める方法を、時田さんの著書『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』のご紹介とともにお伝えします。

(すべての方に有効ではなく、あくまで私が心がけている方法だということをご了承ください)

①自分を認め、共感する

時田さんは、HSS型HSPの生きづらさを楽にするためには

「生きづらさは生きてきた環境のせいでもある」と知り、
「自分の感じ方が間違っているのではない」ことを認めること

そして、自分の特性を生かしていくには

自分のもともとの感じ方、考え方を取り戻すこと
自分だけがわかっている自分を認め、共感すること

時田ひさ子さんHP HSP/HSS LABOより引用

とアドバイスしています。

他人の理解を得られづらいHSS型HSPだからこそ、自分でその特性を知り、理解し、認めることが大事なのですね。

②マルチポテンシャライトな生き方

やりたいことが多くて、いろんなことに取り組む。一方で、飽きやすく何もかもが中途半端になってしまう。

そんなかくれ繊細さんは「マルチポテンシャライト」な生き方が合っている、と時田さんは著書の中で言及しています。

マルチポテンシャライトとは、

さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人を指す言葉で、「自分の好きな複数の分野で活躍することができる才能」を持つ人のこと

時田ひさ子著『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』より引用

そのため、4~6年周期で転職や別の部署へ異動する(もちろん周囲への配慮は必要)、仕事と一緒にボランティアや副業などに取り組む、という働き方が合っているそう。

noteでいえば、私は最初「絵本」と「育児」というコンセプトを掲げていました。しかし、だんだん音楽や韓国語や推しの話も書きたくなり…。

すると、次第に別ジャンルの記事にも良い反応をいただき、交流の輪が広がりました。

物事をポジティブに解釈する「リフレーミング」を用いるならば

飽きっぽいのは、言い方を変えれば好奇心旺盛。
いろんなことに興味を持ち記事を書いたおかげでご縁が広がった。

リフレーミングで欠点をポジティブに変換しながら、マルチポテンシャライトな生き方を目指したいです。

③幸せの基準は自分軸であれ

自信がなくて、いつも他人の目が気になるHSS型HSP。
そのくせプライドが高いので、本音を表に出せず平然と振る舞ってみせる。
あぁ、なんて面倒くさい。

常識人であろうとして、いつも周囲に合わせる。そして周りの非繊細さんと一緒にいると、そうではない自分が欠点だらけに思え、さらに自信を失くしてしまう。

そんな自分が変わる転機となったのが離婚経験です。

マラソンに喩えるなら…
皆と同じスタートラインに立っていたと思っていたのに、離婚したことで私だけコースを外れてしまった。そんな感覚を味わいました。

(こちらの記事でも少し触れています)

でも、コースを外れたことで、私は私の人生を歩いていいんだと思えるようになりました。

そうは思っていても、女性である限り、どんな立場でも周囲にいろいろなことを言われます。

独身なら「結婚しないの?」
結婚すれば「子どもはまだ?」
出産したら「二人目は?次は女の子がいいよ」
家にいれば「働かないの?」
働きに出れば「子どもを預けるなんて可哀想」

好きなように言わせておけばいいのですが、やはり良い気分はしないですよね。

そんな時に思い出すのは、相田みつをさんの

「しあわせは いつもじぶんのこころがきめる 」

という言葉。

幸せの基準は自分軸でいい。
そう思わせてくれる言葉です。

比べるとしたら「過去の自分」。
そして、「今の自分」がどうありたいか、
「未来の自分」がどうなっていたいか。

他人に左右されやすいHSPだからこそ、いつも自分を軸に考えたいと思っています。

***

以上、HSS型HSPの私が考える「かくれ繊細さん」の自己肯定感の高め方3選でした。

かくれ繊細さんが少しでも穏やかに生きられますよう、その一助となることができましたら幸いです。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。


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