わいこ

小学校教師(歴もうすぐ20年) /2児(男子)の母 /電動アシスト自転車が愛車

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最近の記事

教師魂

先日、今年度最後の保護者会でした。 業務改善を考えると、保護者会の回数を減らすということも話題にあがります。 私としては、やるならわざわざ足を運んでもらって、「来た意味あったな」と思う会にしたいと思っています。 ただ、年度末だからって、時間をかけてムービーを作るのはちょっと気が引けて…(単純に早く帰ろうとしたらその時間はない)…考えた結果、学級通信に1年間の成長を綴り、それを紹介しつつ、+おまけの話をすることにしました。 来年度の始業式などお知らせとともに、クラスの様子、特

    • 22 主体的な学びはどうして広がらないのか?②

      以前、元同僚の職場に講師として行かせてもらった際の質問についての考えを書きました。 それ以来、ずっとこの問いはわたしの胸にとどまっています。 今日異校種が混ざる研修があり、考え方のギャップを目の当たりにして、またこの問いが顔を出しました。 学校が違うとこうも違うものかと感じてしまいました。とにかく、フットワークが重い。たいしたことないことを重く受け止めすぎる。変わるということへのアレルギーが強い。 そして、その原因は何なのか…私なりの分析(予想)をしてみました↓ ・考

      • 定時退勤はかっこいい4

        新しい年が明けました。と思っていたら、もうすぐ2月です。 久しぶりの投稿です。noteアプリさんから、「書きませんかアピール」が届いても、なかなか発信する気持ちになれなかった。その理由はまた今度書けるかな… 今回は、定時退勤シリーズ第4弾です。 (シリーズにする気になってきました) 今日の主役は、わたし。 先週の退勤時間は、ほぼ2回、17:30が2回、昨日は緊急対応で19:00頃でした。 昨夏からはじめた習い事の継続がうまくいっており、忙しかった2学期でも、少なくとも週

        • 21 主体的な学びはどうして広がらないのか?

          今日は、元同僚の学校へ講師として行ってきました。研究内容は「児童自らが進める学びの実現」みたいな感じです。 私が考えていること、私の所属校でもやっていることにつながる内容でした。 そこで協議会のあとに、ある先生から質問がありました。 どうして主体的な学びは広がらないのか? 私もそう思います。 そこで、とっさに答えたのが、 「大変だから」 なんと情けない答えなのでしょうか…でも、本気で思っていることです。「教えた方が楽だから」と付け足しました。 それから、 「指導要領が

          定時退勤はかっこいい3

          その2の続きです。 その2の最後に書いた「頓挫しそうな秋」がまさにやってきました。 そして、やっぱり秋(2学期)の学校は忙しい。わたしの学校は体育的行事(運動会)と学芸的行事(学習発表会)が10、11月と続いているため学校全体としてもバタバタしています。 そして、わたしの働き方改革は10月に入ってからグラついています。 9月の退勤時間は大体17:30くらい。遅くても18:00だったのが、11月一週目は18:30〜19:00でした…。心身ともに疲労感でいっぱいです。 振り返

          定時退勤はかっこいい3

          20 未来を生きる子どもたち

          記念すべき20回目の投稿です! 「1テーマ(1000〜2000文字)で50記事書けたら一冊の本になる」というような内容を書籍(「組織のネコ」という働き方)で読み、50はたぶんは無理だから、まずは20を目指そうと始めたこのnote。 はじめのプロットとはだいぶ変わっていますが、一応目標達成です。 さて、今回の題名は「未来を生きる子どもたち」。 わたしが、この記事のテーマである「子どもが主役になる授業づくり」を考える原動力となる内容です。 教師は「経験」と「感覚」を大切にしす

          20 未来を生きる子どもたち

          19 自己調整力

          お仕事しているみなさんは、お昼休憩に何をされてますか? 教師(特に小学校の場合)は、昼に休憩時間がありません。 子どもたちと共に給食を食べつつ、それは指導の一貫として勤務時間になっています。 それで、授業がある日は夕方に45分間の休憩時間があります。 例外として、長期休業期間は昼に休憩時間が設定されています。そのお昼の時間の過ごし方を、最近変えてみました。 いままでは午前の仕事を続けてキリがよいところで、一旦ストップし、お昼を食べ終わったらすぐに仕事に戻るといった感じ。

          19 自己調整力

          18 働き方改革〜マインドセット〜

          前回に引き続き、今回も教師の働き方改革です。 働き方改革が、教師自身のライフ・ワークバランスをより良いものにしたり、教師の魅力アップによって人手不足を解消したりすることにとどまらず、教師の本分である、授業をより良くするためにあると考えたいと思います。 "それはそれ"と別物に考えていたわたしが、どうしてつなげて考えるようになったかというと、個人的な事情が関係してきます。 個人的な事情が、果たして汎用性のあるものになるのかと疑問に思う方もいるかもしれませんが、わたしの答えは「Y

          18 働き方改革〜マインドセット〜

          17 働き方改革~何のため~

          わたしがこれまで投稿した記事には「子どもが主役になる授業づくり」以外に「教師の働き方改革」をテーマにしたものもあります。 今までは、“それはそれ“と別物にして考えていました。以前、記事にした紹介した2匹のサケ先生の真似をしたいと思い、夏休みの期間はいろいろと自分のライフとワークについて考えました。わたし個人のことは後程書くとして… 今回は、考えた末にたどり着いた「子どもが主役になる授業づくり」に必要な教師の役割と働き方改革のつながりをまとめたいと思います。 「子どもが主

          17 働き方改革~何のため~

          16 きまりをつくるということ

          夏休みももうすぐ終わり。全国的には、すでに始業式を終えたところもあるようです。今回はちょっと「子育て」と「学校教育」に関するわたしの考えをまとめようと思います。 8月初旬から休暇をもらい、教師としては1年間で一番リラックスできる期間がありました。そんな中で、我が家にとうとう任天堂Switchがやってきてしまいました。 放っておけば四六時中やってます。速攻でゲーム中毒になりそうです。 これは、想像できる状態だったので、長男が小四の今まで粘って粘って…持たせないようにしていました

          16 きまりをつくるということ

          15 よく使う言葉

          「子どもが主役になる授業」の中では、教師があまり前に出ることなく、あんまりしゃべらないことを目指したいということは、以前記事に書きました。 少ないからこそ、教師としての役割は大きくて、 その少ない言葉を大切にしたいと思います。 そこで、どんな言葉を使っているか。 どんな言葉を使うと子どもを主役にできるのか。 を、振り返り、まとめてみようと思います。 授業が始まる。 教師のいう「授業を始めます」は、NGです。どうしてか… 始めるのは、教師じゃなく子どもであるはずだから。

          15 よく使う言葉

          定時退勤はかっこいい 2

          ちょっと前に大好きな映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見ました(テレビの再放送)。 ご存知の方も多いと思いますが、1985年を現在点として、その30年前(パート1)、30年後(パート2)、そして130年前に(パート3)タイムスリップするお話です。 子どもの頃に見たときは、こんな未来がくるのかなーとわくわくしたその時が…もう8年も過ぎてる! 「SF作品は未来をつくる」と聞いたことがあるのですが、まだ空に道ができるほどではなくても空飛ぶ車が現実になり、ファン付きの服ができた

          定時退勤はかっこいい 2

          14 不安との戦い

          「子どもが主役になる授業」では、子どもたちを「型」にはめたり、「レール」に乗せたりはしません。 学習の問いにつながったり、活動のきっかけになったりすることやものを与えはしても、最小限でとどめたいと考えます。 そこで、教師として葛藤するのが、 子どもたちのもつ「不安」をどう乗り越えていくのかです。 具体的にイメージできるように最近のわたしの担当するクラスの様子を記しながら伝えます。 国語科 3年 物語文「まいごのかぎ」の授業 このお話は、”りいこ”という女の子が帰り道であ

          14 不安との戦い

          13 保護者としての思い

          三学期制の学校は、学期末が近づいてきました。教師は成績をつける時期です。 わたしの所属校は、在籍児童数が多いこともあり、7月初旬が管理職への提出日です。(投稿する前にその日をこえてしまいました。ちゃんと締め切り前に出しました!)提出したら管理職が各担任の成績(評価、所見)の確認をします。 さらに、多くの学校(なのかは分かりませんが)、学期末の保護者会が開かれます。 (ちなみにわたしの所属校は、年間三回に減らしたので、今学期末の保護者会はありません。) わたしの愛する二人の息

          13 保護者としての思い

          12 子どもが主役の研究授業

          校内研究で授業者をしました。 テーマは「児童が主体的に学ぶ授業づくり」です。 昨年度までの学年ブロックの分科会編成が、今年度からは教科の分科会に変わりました。 わたしは自分自身の研究教科算数の分科会です。 無事に授業を終えて「子どもが主役になる研究授業」についての気づきをまとめようと思います。 指導案は「案」でしかない。 今年度、分科会の他に指導案の様式も変わり、A3表裏以内の分量になりました。 限られた紙面の中で、本時案をA41枚でまとめたのですが、その通りにならなか

          12 子どもが主役の研究授業

          11子どもを信じること

          子どもが主役にするには、 教室のオーナーシップを子どもに渡すこと。 即ち、教師の役割を減らして(限定的にして)、出番がなくなっていくことだということは、以前から記事にしていること。 そのためには、教師が、 教えちゃったり、まとめちゃったり、整えちゃったりするのをぐっと我慢することが大切だと思います。 だから、この実践に取り組みだしてから、 「待つ」ことの大切さに気付きました。 そして、しっかり「見る」ことが大切です。 これはもう、教師というイメージを一度捨てるしかない

          11子どもを信じること