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21 主体的な学びはどうして広がらないのか?
今日は、元同僚の学校へ講師として行ってきました。研究内容は「児童自らが進める学びの実現」みたいな感じです。
私が考えていること、私の所属校でもやっていることにつながる内容でした。
そこで協議会のあとに、ある先生から質問がありました。
どうして主体的な学びは広がらないのか?
私もそう思います。
そこで、とっさに答えたのが、
「大変だから」
なんと情けない答えなのでしょうか…でも、本気で思っていることです。「教えた方が楽だから」と付け足しました。
それから、
「指導要領が分厚すぎる」とか
「学校のイメージが変わらないから」とか
いろいろ付け足しちゃいました。
なんだか情けない理由ですが、
どれも私がやらない理由にはなりません。
大変でも、
楽じゃなくても、
忙しくても、
指導要領でやらなきゃいけないことでも、
学校のイメージが変わらなくて反発を受けても、
…
私は、たぶん今の考えや実践は変えないと思います。
その理由は、学びは子どものものであり、自分でやった!と思える機会を増やしたいと思うからです。
質問してくださった先生、ありがとうございました。
先日、クラスの子にこんな話をされました。
「お姉ちゃんの時ってすごく自由だったんでしょ」
何年か前にその子の姉を担任していました。
まさに子どもが主役になる授業づくりを始めたときでした。そのときは、見えるときからと教室リフォームや座席の工夫とかいろいろやってたので、そのことを聞いたのでしょう。
みんなが「もっとこうしたい」と思うことを出したら、話し合って決めるのは今も変わらないよ。
と話すとさっそく、クラス会議の議題か、「たいシート」(やりたいことを書く用紙)に手を伸ばしていました。
2つの出来事から思うのは、
自分が最近チャレンジしてなかったことに気づき、
自動的には子どもは主体的にはなっていかないということです。それが教師の役割の一つなのでしょう。
今日の授業者(元同僚)は、チャレンジングな人。
そのマインドに触れて、よい刺激を受けました。
何者でもない私を呼んでいただき、本当に感謝です。
明日から、またがんばろーって思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!これまた感謝です!