「親切にする」と幸福度が高まる【ポジティブ心理学】
■音声配信でも解説しています。
ポジティブ心理学では
幸福を決定する要因の40%が
意図的な行動によるというデータを示しています。
つまり自分で変えられる部分が40%あるということです。
で、心理学者のソニア・リュボミアスキーによると
12の習慣を心掛けることで
幸福度が高まるそうです。
今日はその4つ目の
「親切にする」と幸福度が高まる
という話です。
社会心理学者のバーシャイドは
「人類の生存にとって、最も重要な要素は人間関係である。」
と言っていますが、
「社会とのつながり」をもつことは非常に重要です。
ソニア・リュボミアスキーは、このことから
「人に親切にすることは幸せになるための行動習慣として効果的な方法だ」
と言っています。
ソニア・リュボミアスキーはこのことについていろいろな実験をしています。
そこでわかったことは
・定期的に親切な行動をとれば、人は長い間幸せでいられる
・人を助けることで「誰かとつながりたい」「感謝されたい」
「価値ある友情を得たい」という基本的な人間の欲求が満たされる
・ボランティア活動という自分を惜しみなく与える行為のおかげで
幸福感が高まることがはっきりと示されている
反面、親切に関して気をつけることについても述べています。
・「介護」:過度の自己犠牲、つながりの断絶から心や身体を病んでしまう場合がある
・親切は自由意志で自発的であるべき:強制では意味がない
・親切が必ずしも歓迎されるとは限らない
※独りよがりで恩着せがましいものであってはいけない
→価値観は人それぞれ:お互いの境界を尊重する
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