メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(301)-(305)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
かなり涼しくなりましたね!
日中も日差しがきつい日はありますが、35℃超などという異常事態はなくなり、快適に過ごせる様になりました。
しかし、朝晩はとても冷えることがあるので、体調管理には皆様お気をつけください。
さて、毎週日曜日に公開しているメタル君の「今日の精神医学豆知識!」の総集編のご紹介です。
ついにメタル君のツイートも300回を超え、今回は301回目から305回目までのツイートをまとめております。
あらたなスタートと思い、小生もメタル君も張り切ってますよ!
ご存知の様に、メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その61)】
【メタルのおまけ】
ハルシオン(トリアゾラム)は”超短時間作用型”であり、寝入りが悪いタイプ不眠にはしばしば使われていたよ。入眠作用が強いので根強いファンもいるけど、依存性や反跳性不眠が起きやすいので長期間は飲まない方がよいとされているよ。ちなみにハルシオンは青い錠剤なので、”青玉"なんて言われることもあるよ。
↓これは「反跳」ではなく、「ハンチョウ」です!
【メタルのおまけ】
ロゼレムの適応病名はもちろん「不眠症」だけど、高齢患者さんの「せん妄」の予防にも有効だよ。ロゼレムはベンゾジアゼピン系やメジャートランキライザーに比べて筋弛緩作用もほとんどないから、高齢者の歩行状態を悪化させることもないから安全だね。でも睡眠薬としては軽いからベテラン(?)の不眠症患者さんには人気がないよ。
↓バラの香りって、リラックスしますよね!
【メタルのおまけ】
ロゼレム同様、ベルソムラもベンゾジアゼピン系ではないから、ふらつきや依存症のリスクは少ないよ。ちなみにベルソムラも「せん妄」の予防効果があると言われているよ。効果や副作用は似ているけど、ロゼレムはメラトニン受容体刺激、ベルソムラはオレキシン阻害という具合に作用メカニズムは違うよ。
↓「ベル」といえば、やっぱり「ベルバラ」!
【メタルのおまけ】
アモバンはハルシオンと同様に”超短時間作用型”睡眠薬で半減期は短いよ。でもハルシオンと違ってアモバンは健忘、筋弛緩に関与するω2受容体への作用が低いので比較的使いやすい睡眠薬だね。でも、苦味があるのが味に敏感な患者さんにはおすすめしないな…。
↓「晩」と聞くと、「晩御飯」たべたくなります。ラクうま晩ごはんのレシピだそうです!
【メタルのおまけ】
…というものの、デパスの抗不安作用は他剤よりも極めて強く、ジアゼパムの3-5倍の抗不安作用を持つと言われいているよ。不眠、不安、抑うつ、肩こり、腰痛、心身症と幅広い適応があるため、昔は精神科領域の”万能薬"扱いだったよ。このため今でも根強いファンは多いけど、依存性が心配だから僕はやっぱりオススメしないな…。
↓小生の万能薬は「レッドブル」です!仕事が大変でも、こいつを飲むと大抵なんとかなります!最近はウィンターエディションがでましたね。
【メタル君の考察】
今回は「睡眠薬」に関わる精神医学用語についてツイートしたよ!
睡眠薬の語源もダジャレだったり、語呂合わせだったりと面白いね。
ところで睡眠薬ってどのくらいの人が使っているか知っている?
成人全体では大体7.4%、つまり14人に一人が使用しているらしいね。
一方で成人における不眠症は30-40%なんだって。
不眠症は鬱病や不安障害のきっかけにもなるから、眠れなくて辛いときはお薬に頼った方がいい場合もあるよ。
もし眠れなくて悩んでいたら是非専門家に相談してみてね。
これからもマニアックな精神科ネタをじゃんじゃん紹介していくぞ😉
↓冒険ノート!こんなのがあったら毎日冒険したくなります!
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