マガジンのカバー画像

生きづらさ

61
運営しているクリエイター

#メンタルヘルス

『不労のすすめ』⑤〜不労の為の錬金術〜

『不労のすすめ』⑤〜不労の為の錬金術〜

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論『不労のすすめ』の連載は第5回目となる今回で最後となる。
 ここまで読んでくださった方には感謝の気持ちしかない。
 そしてそんなあなたは立派なロクデナシだ!

 ただ、このロクデナシという言葉、ボクは悪いものとして使っているわけではない。
 むしろ、正直者であるという良いイメージすらボクは持っているし、それを自認している事を恥じてもいない。
 あ

もっとみる
『不労のすすめ』④〜不労の為のメンタル育成法〜

『不労のすすめ』④〜不労の為のメンタル育成法〜

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論エッセイ『不労のすすめ』も第4回目を迎えた。

 第3回目の公開時にも、ありがたい事に購読料のお支払いをいただいたのだが、現時点で購読料のトータルがいかほどになっているのかは、秘密にしたいと思う。
 購読料が目標金額に届くのか?届かないのか?
 ボク自身もどう転ぶかわからないこの実験の行く末を、読者の皆様もご一緒に楽しみながら見守っていただきたい

もっとみる
『不労のすすめ』③〜プロになる方法〜

『不労のすすめ』③〜プロになる方法〜

 漫画家兼ロクデナシの仕事論エッセイ『不労のすすめ』の連載も3回目を迎えたわけだが、1回目から漏らさず読んで下さっているあなたは、もう立派な「ロクデナシ」だ。
 というのは言い過ぎだが、「ロクデナシ」に片足を突っ込んでいるくらいにはなっているかもしれない。

 こちらの世界へようこそ。

 第3回目を読んで、益々「ロクデナシ」への理解を深め、するべき振る舞いを学んでいただきたい。

 さて、第3回

もっとみる
『不労のすすめ』②〜仮面の少年〜

『不労のすすめ』②〜仮面の少年〜

 連載一回目を読み、二回目を開いて下さったあなた、ボクはあなたの人生が心配だ・・・。
 というのはロクデナシジョークで、実にありがたい事だと思っている。 

 漫画家兼ロクデナシのカトーコーキがお送りする仕事論エッセイ『不労のすすめ』も今回でめでたく第二回目を迎えたわけだが、昨日公開した第一回目の購読料を支払って下さった方が早速3人も現れ、入金は2,000円だった。
 つまり、応援として購入個数を

もっとみる

心理的虐待は外からは気付かれにくい

ボクは、
大人になってから
カウンセリングを受け始め、
自分が心理的虐待を
受けて育った事を知った。

逆に言うとそれまで、
虐待に関する知識が
乏しかった為、
自分が心理的虐待を
受けているとは思っておらず、

自分は厳しい親の元で育ち、
心が歪んでしまっていると
解釈していた。

しかし、
この様に感じたのは、
どうもボクだけではないらしい。

というのも、
暴力を伴う虐待、
心理的虐待を受け

もっとみる

感受性

同じ環境で育っても、
ウツになってしまう人、
ならないで済む人が
存在する。

その理由を
カウンセラーさんに
尋ねてみた事がある。

すると、
こんな答えが返ってきた。

「あ〜、
それは感受性ですね。」

「AさんとBさんでは、
感受性の強さが全く違います!」

カウンセラーさんの言った
感受性とは、
一体どういうものなのだろうか?

感受性とは、
外界からの刺激を受け取る
アンテナの強さを意

もっとみる

ウツになった時のおすすめ習慣

ウツになって仕事を辞めた、
家にひきこもってしまった、
学校に行けなくなった、
等々の人達は、
どのように日々を
過ごしたら良いのか?

ウツは、
気分障害と言われ、
気持ちの部分から
治療や改善策を講じる事が
必要となるが、

実は身体活動からも
改善していく可能性があると
言われている。

まず、
よく言われているのは、
太陽光を浴びる事、
規則正しい生活をする事だ。

人間は太陽光を浴びる事

もっとみる

愛着障害で出やすい癖

愛着障害に
なってしまった人が
示す事が多い行動の中には、

リストカット、
キレやすい等の
わかりやすいもの、
見えやすいものもあるのだが、

よく観察していないと
わからないもの、
親の目が届かないところで
行われている行動もある。

例えば
抜毛、
爪噛み、
貧乏ゆすり、
鼻ほじり、
等の行動だ。

実際ボクは、
幼い頃から現在に至るまで、
爪噛み、貧乏ゆすり、
指先の皮を噛みちぎる
という

もっとみる

ストレス耐性

ストレス耐性…、

最近よく耳にするこの言葉だが、
そもそもどういった意味なのか?

何にどう関わってくるのか?

を見ていきたいと思う。

まず、
ストレス耐性とは、
ストレスにさらされている時、
それに耐えられるか、
耐えられないかを、
強い、弱い、高い、低いなどで
表すものだ。

若者はストレスに弱いだとか、
怒られるとすぐ逃げるなどと
言われるようになって久しいが、
これらの事もその要因の

もっとみる

心のコップ

花粉症などのアレルギーを
持っている人は、
医者から
アレルギーが発症する
メカニズムを聞かされた
事があると思う。

アレルギー発症の
メカニズムを考える時、
しばしば例えられるのが
コップだ。

人は、
1人一つ、
コップを持っていて、
アレルギー源が溜まっていき、
それが一杯になった時、
何らかの症状を
発するという。

このアレルギーとコップの話は、
実は、心にも置き換える事ができる。

もっとみる

子供は親を憎めない

人間の子供は、
産まれてから数年の間、
そばにいてくれる誰かの力無しでは
生きていけない。

そばにいてくれる誰かは、
ほとんどの場合が親であり、
子供は自分のそばにいて、
世話をしてくれる親という存在を
愛するようにプログラムされている。

それは、
生まれた子供が
生き抜いていく為に、
必要な機能なのかもしれない。

しかし、
この機能が、
子供本人を苦しめる事に
なる事もある。

それは、

もっとみる

愛着障害の恋愛

愛着障害になっている人は、
依存傾向が強い。

依存傾向が強くなるのは、
自己肯定感が著しく低い事に
由来すると考えられる。

依存の対象は、
ギャンブル、酒、
恋愛、セックス等々、
挙げればキリが無い。

そんな中で今回は、
愛着障害の人の恋愛について
考えていこうと思う。

先にも述べたが、
愛着障害の人は
依存傾向が強い為、
恋愛関係をはじめ
あらゆる人間関係の構築が
苦手と言える。

実際

もっとみる

ひとりっ子の傾向と苦悩

長子、末子、中間子
とやってきたこのシリーズ、
最後はそう、
ひとりっ子で
締めくくりだ。

今までは、
一人にしろ
二人以上にしろ、
自分以外の兄弟・姉妹がいる
というポジションだったが、

ひとりっ子は皆さんご存知、
兄弟・姉妹のいない子供だ。

これによって、
何が起こるのか?

兄弟・姉妹間の
競い合いや争い、
協力や共存が
存在しない為、

マイペースな人間に
なる可能性が
高いのだとい

もっとみる

中間子の傾向と苦悩

親を独占できる期間を
有する長子、

問答無用で
可愛がられる末子、

では、
その間に挟まれた
中間子は
どのような傾向にあり、
どのような苦悩を
抱えやすいのかを
見ていこう。

上記にもある通り、
長子、末子共に、
別の形ではあるが、
親の注目を集めやすい
ポジションであるのに対し、

中間子は、
埋もれてしまいがちである。

長子は
親を独占できる期間があり、
末子は家族のアイドルになりや

もっとみる