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恵叶(KATE)
2019年10月20日 20:05
幸福を探す女ロードスターに乗る男は最後の話合いに応じることもなく、私からの電話には結局最初から最後まで出ることもなかった。私の20代最後の夏の恋愛は気温が下がるごとに冷めていき、夏の記憶として速やかにフェードアウトしていった。幸せを探す旅は続く。30歳最初の夏に期待を込めて。
2019年8月12日 23:25
夏が1番好きだしかも夏の始まりが。欲望が汗と混じる夏夏はいつも何かが始まる季節だ。夏に出会い、永劫の別れも夏に訪れる。貴重な夏を迎える為に残りは我慢と懐古の季節になり夏の記憶はいつまでも薄れない。紫や橙の混じる夏の夕暮れ空感情が入り乱れる私の心の様だ。
2019年8月1日 13:18
2013/7/27あの川に飛び込みたい悲しみと同化し、ひと時の涼しさをもとめるためにあの夏の夕暮れに戻りたいいや欲を言うなら、一週間前にでも一か月前にでも戻れるならば貴方を失くした夏の夕暮れ夕暮れを迎える前の西日の光が私の目線の先、アスファルトの上に逃げ水を作る追いかけても追いかけても掴めぬそれの実態は貴方が短い人生の中で探し続けても見つからなかった答えに似ている
2019年7月26日 19:51
沖縄の海淀みなく広がる濃い藍は 女の愛より深いのか男の魂胆が見える程に濁りなく肌に焼きつく光線は海の底まで射し込んで女の網膜に反射しそこに無いはずの愛情を求めて探す女は怪しみながらも、男に盲目的に献身している稀に星型をした砂が指を通り抜けるその指に永遠を誓う指輪は見当たらぬまだ見ぬ島へ続く長い道路から見える海引き潮の様子に自らの心境を重ねる男子宝の神を参り嬉々とする女を横
2019年7月29日 21:58
夏の日常七月も終わる蝉の鳴き声は五月蝿く休暇の子供達が外に溢れる冷房にあたり冷えた身体を男の匂いの染み付く毛布で包む著名人の不倫でざわめくワイドショーが女に再度愛を意識させる昼過ぎ、惰性で男はまたこの部屋にくる車の中で着替え車の中に置いていけぬ昔の家庭の空気を女の部屋に持ち込んでまた女は怒りを押し殺し昼食を用意する男の手元を見つめる夕立の音で目が覚めた男と少年、三